ファッション小売業のお金事情②
前回は「社販割引」の罠について書きました。
それにより、手取りの金額に大きな差が出た事をご理解頂けたかと思います。
今回は、どの様に手取りを増やすのか。
その術についてお話しさせて頂きます。
勿論、何も買わなければ良いに越したことは無いのですが、この業界はそうはいかないのが現実です。
何かしらシーズンの商品着用などは、暗黙のルールとしてあるはずなので、それを踏まえてお話ししていこうと思います。
私が伝えられる方法は主に2つあります。
まず一つ目は、社販割引を利用する際
極力、上代変更後に購入をすることです!!!
SALEだけではなく、期中にもマークダウンが行われる商品はいくつもあります。
例①
仮に、定価10万円の商品を半額の5万円で買うとします。
その際の課税対象は割引分の5万円となります。
この5万円が翌月の給料の所得に上乗せされ、所得税や翌年の住民税に大きな影響を及ぼしていくのです。
例②
この定価10万円の商品がマークダウンで定価6万円になったとします。
その時に5万円で購入すると、割引率は約15%になります。
前回お伝えした通り、課税対象は30%以上の割引が対象です。
そのため、この場合は、、、
一切課税されずに商品を購入する事が出来るのです!!
これを踏まえて、
月給30万の場合で手取りの比較をしてみましょう。
例①の場合 手取りは約22.5万円
例②の場合 手取りは約24万円
たった1ヶ月でこれだけの差が出てしまうのです!
入荷時にすぐ欲しいからといって何も考えずに購入していたそこのあなた!
在庫状況などを確認して十分に余裕がある商品に関しては、マークダウンされるまで購入を少しだけ我慢してみましょう。。
特に今回の様な高額商品を購入する際は、十分な注意が必要です。
今まで理解出来ていなかった方は是非実践してみてください。
この小さな心掛けが、あなたの生活を必ず豊かにします!
この記事で、少しでも皆さんへの貢献が出来れば嬉しく思います。
さて、
次回は、手取りを増やす方法の2つ目をお伝えしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
質問やコメントなど頂ければ嬉しいです。
これからも宜しくお願いします。
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