浪曲CDと動画の感想

 浪曲CD「この節この一番~名浪曲・関東節編~」を聴きました。

 CDには、浪曲の色んな種類のが入っていて、江戸時代の実在していた人物の噺が多くあります。

 その中でも、笑えるものや、感動できるものまであります。

 浪曲のCDを聞いてみると、セリフの部分と長唄の部分が交互にでてきて、
三味線の音がするので、とても面白いなと思いました。

 また、登場人物の心情が三味線の音であったり、張り扇の音であったり、声の音で、とても分かりやすく表現や体現されています。

 浪曲でも、それを動画で見てみるとこれがまた違います。

 何人かがいて、三味線を弾く人と、曲師がいて、口演がいるので、それがあわさってできているので、聞いているうちはわかりづらかったです。

 その中で、浪曲テーブルのテーブル掛けが鮮やかで、湯吞掛けや、椅子掛け、袖までつき全てそろっているところが見てみると華やかに見えます。

 浪曲の動画の中で、講談のように張り扇を使いテーブルを叩き、物語の語りを強調していて、講談の要素も入っていたりします。

 私が見て、聴いてみたら、落語と講談と長唄が入っていて何とも豪華な気がしました。

 この浪曲の中で、語りのところは、三味線が入らずになりますが、長唄の部分では三味線が入ったりして、唄を盛り立てている気がしました。

 語り口調は、本当に江戸のなまりや言葉が多く、少々荒々しく聞こえるところもありますが、物語を語る上で重要な役割になってきます。

 唄の部分では、情景や物語のあらすじを語っていますが、語りのところは、登場人物のセリフを語っています。

 何とも、落語や講談と比べて、華やかな雰囲気のする道具の数々や、三味線も含め、語りも含め何でも楽しめるようだなと思いました。

 物語を全てで表現していて、聴いていていもわかりますが、色んな音があり、見ていても色んな道具などがあり、色んな意味で見どころがあるなと思いました。

 全てを一つにまとめた感じがして、技術的にも高度だなと思いました。

 浪曲でもまだ、関東節までしか聴いたことがないので、まだ知らないことが多いですが、聴いてみて新たに見ても楽しいものではあります。


 

いいなと思ったら応援しよう!