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商店街のフルーツサンド専門店と駅ターミナルのフルーツサンド専門店の比較【勝手にコンサルティングⅡ➄】

最近街中でよく見かけるようになったフルーツサンド専門店ですが、近所の商店街の中にもできました。

しかし、オープン当初から人があまり入っていないのです。

大きな駅ターミナルにもフルーツサンド専門店ができました。こちらは、緊急事態宣言下なので人出はいつもよりも少ないのですが、結構お客様が入っていました。

この違いは何かと言いますと、まだフルーツサンドが人々に浸透していないということです。

たい焼きやたこ焼きのようにポピュラーになりますと、商店街の中でも多くの人に買ってもらえるようになると思います。

しかし、まだ流行に敏感な人や、「いろんな情報でフルーツサンドって見かけるけど、ちょっと試しに買ってみよう。」というリスクテイクな人たちが興味本位で買っている状況なのです。まだほんのごく一部の人ですね。ですから、ターミナル駅ですとお店の前を通る人数が圧倒的に多いので、多くの人が買っていくのです。

お客様の一歩先をいく商品は、お客様がまだその商品についてよく知らないので、イメージがわかないため敬遠されがちです。お客様はお買い物で失敗したくないという心理が働きますから、よくわからないものはとりあえず買うのをやめておくのです。

ですから、今までにない商品カテゴリーの場合は、より多くの人が行きかう場所に出店して、人々に認知され、周りの人も食べ始めてから、地元商店街にも進出するのが成功の早道になります。

売れるかどうかわからない新カテゴリー商品を、いきなりテナント料の高い駅ターミナルに出店するのは確かに勇気のいることですが、事前リサーチと広告宣伝をしっかりおこなって、準備万端で出店するのがよいのです。

もしくは、軍資金が潤沢なお店がフルーツサンドを広めて市場開拓をある程度行った後に、自店は商店街に進出するというのも有効です。


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