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『人は考えたとおりの人間になる』(ジェームズ・アレン著)から【コラム】
マーケティングや経営についての突き詰めていきますと、哲学に行きつきます。両方とも人々の心や考え方ということが根源になるということです。(もちろん、これ以外の仕事も突き詰めれば”人”になるのだと思います。)
ジェームズ・アレンの『人は考えたとおりの人間になる』
も、何度となく読んでいる本です。
150ページほどの小さな本ですが、中身が詰まった凄い本です。
一言一句すべて参考になるのですが、どんなところが特に参考になるのかといいますと、
「文字どおり、人間はその人の思考によって形作られている。つまり、その人のすべての考えを統合したものが、その人の性格だ、ということである。」
「種子なくして植物が生まれないように人間も思考という種子がなければ生まれもしないし、成長もしない。」
「考えという種子は、たとえそれが意識的に蒔かれたものでも、自然におちたものであっても、やがて心という土壌に根づき、発芽し、いずれは行動という花を咲かせる。そして、その花は、機会や環境という果実を結ぶ。良い考えは良い実を、悪い考えは、悪い実を結ぶ。」
とあります。
思考のコントロールが大事なんですね。
マーケティングでも経営でもコンセプト(=考え)が一番大事ですが、そのコンセプトを創る人の考え方や心が純粋であればあるほど、多くの人に共感されるものが出来上がるのだと思います。
どんな状況下でも思考をコントロールすることや、誠実な心を成長させたいものです。