判断基準。【sato流リーダー講座Ⅱ⑮】
リーダー次第でその企業や部署が繫栄したり、衰退することをよく経験します。
部下は決して上司以上にはなれませんから、当然ですよね。
そうなると、リーダーの判断基準が何なのかがとても大事になってきます。
自分が有名になったり利益を得たりすることが判断基準のリーダーや、効率・合理性を判断にするリーダー、平等や多くの人が幸せになることを判断基準にする人など様々です。
リーダーが社内や社外で話す内容や文章が、教科書に書いてあるような歯の浮く言葉であっても、実際の普段の大きな判断から小さな判断まで何を大事にして判断しているのか部下にはわかるものです。心の中は見透かされないと思っていても、実際に判断したことを並べてみると一目瞭然です。
私利私欲が見え隠れするリーダーや、物理的合理性のみで冷徹なリーダーは、一緒に働く人たちの心を捉えることができませんから、金銭的報酬対価のみの繋がりで、部下たちが出しているパワー(熱量、心のこもった仕事)は小さく大きな成果に結びにくいものです。
しかし、皆の共通する大きな目標(「世の中の人々が幸せになる」など。)や平等というような皆が納得することを判断基準にしていますと、心から賛同され大きなパワーとなり、繫栄することができるのです。
リーダーの心を整えることが、すなわち繁栄の条件になるのです。
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