プロ経営者の時代【コラム】
昨日(2020年10月24日)の日本経済新聞朝刊に、
『三菱ケミHD、外国人社長』
の記事が出ていました。
「新型コロナウイルスで悪化する事業環境を乗り切るため、伝統企業も慣例にこだわらないトップ選びを迫られた。」
とあります。
強力なリーダーシップで事業転換が必要との判断だったのでしょう。武田薬品工業といい、外国人が伝統ある会社のトップになるというのは少し複雑な思いもしますが、プロ経営者の手腕も見てみたいものです。
世界市場の中で生き残るには、今後ますます日本人、外国人を問わずプロ経営者が必要になってくると思います。
学問的な『経営』ではなく、もっと実践的な『プロ経営者育成講座』みたいなのがあればいいと思います。家業を継ぐ社長さんたちがターゲットではなく、お仕事としてのプロ経営者希望の人たちです。
プロ経営者は実務的な経営の知識も当然必要ですが、
考え方がブレず、哲学もしっかりしていて、動物的カンが優れている、それでいてご人徳があり、オーラが出ていて・・と、人格も器もトップリーダーにふさわしくなければなりません。
これらは、実践で磨かれるのだと思います。
しかし組織の中に入り込んでいては、なかなか自分が出せないのと、リーダーとして力を発揮するチャンスもそうそうないと思いますので、疑似的にも実践できるような工夫が要りますね。
なんとか、工夫してみたいものです。