スト日記⑬ 長期講習その4(上野)
一部のナンパ師にとって、新宿ストは「女の反応が渋い」「女が擦れ過ぎ」といった理由からそれなりに敬遠されるらしい。ソロは特に。僕が新宿ソロストをやっているのはそこが一番通いやすいから、自分の予定で街イン/アウトできるからであって、別にこの高難易度が気に入っているわけではない。自分の予定と言いながら、平日は空いていれば毎日インしているのが現状なのだけれど。新宿でストしていると、「こういう女性はオープンするだろうな」とか「この子は中々オープンしなさそう(だけど、一応声掛けておくか)」といった判断にこなれてくるのだけれど、基本的にストはジャックポットが「引ける」ゲームなので気にせずガンガン声を掛けるのはありだと思う。ところで僕の良くない傾向の一つにプロのナソパ師(例えば先生)の方から見ても「これは絶対オープンしないでしょ」というタイプに「好き好んで」特攻する、というものがある。もちろん、スト高に声掛けできるのは良いことだ。そうではなく、僕の問題は、視界に複数の女性がいた際、最もスト値が高く、最もオープンしなさそうな女性を「選んで」かつ「ダメ元で」声掛けするマインドになりがちな点だ。この問題は僕固有の「その場をやり過ごす」的な行動指針に根ざしており、もう少しアグレッシブで複雑な優先度判断(オープンしやすい層/スト値の天秤に掛ける)が必要になる、と思っている。先生の長期講習4回目は、3回目の1週間後に開催となった。間が1週間しかなかったが、ちょうど新橋ストで横断歩道縛りをやった後だったので、活動していないわけではない、という感じだった(ちなみに前日は登山)。そして今回は上野ストだ。新しい土地。先生から現場を練り歩きながら特徴を押さえ、同時にソロストを試みる。講習の内容なので詳細は伏せるけれど、上野はかなりナンパに向いている街だと感じた。この日は平日夜だからそもそも案件は少ない、しかし、異常にオープンしやすい。あとで計算したが、この時はオープン率35%程度であった。これは僕のこれまでの少ない声掛け経験の中で見れば、首都圏のどの主要駅よりも高い値だ。(ちなみに最もオープン率の高かった駅は前日の登山の集合場所に指定されていた某ローカル駅、なんとオープン率100%、但し全員ミテコ。)思うに女性の種類が新宿とは全然違う。年齢構成も違うが、たとえ同じ若い子でも人間の種類が違うように感じる。なんというか非常に純朴なのだ。短い時間のストであったが、ミテコに近い女の子(正確にはミテコでなくて、ギリ抱いて良い範囲を僕が見落としていただけ)もオープンし、反応も良かった。スト師の基礎ムーブとして「オープンしてはいけない層をオープンさせない」というものがあるが、上野の場合はオープンしてはいけない層というのははっきりしているし、またその数も少ない。ここまで勘案して、やはりこのオープン率は異常に高いと言える。おそらくは僕のようなアラフォーおじは新宿よりも上野などのローカル民の割合の高い街のほうが適合率が高いと思う。時間的な制約があり通うことはできそうにないけど、長めのスト時間が取れる場合には上野も視野に入れておきたい。そういうことが分かった講習4回目だった。そしてこの上野の好感触が、僕の次なるスト経験への足掛けとなった。