妄想が発生する過程と妄想が消えていくプロセス|ヴィパッサナー瞑想体験記
妄想をジャッジして嫌悪し、排除しようとしていた。妄想は嫌悪することで余計に湧いてくる。嫌悪し、排除しようとすることで余計に妄想は増える。
妄想をジャッジせず、ありのままに見たら、妄想が消えた。
妄想をジャッジする。 → 妄想に対して嫌悪が生じる。 → 妄想を排除しようとする。 → 妄想が増える。
妄想をジャッジしない。 → 嫌悪が生じない。 → 妄想を排除しようとすることが無い。 → 妄想が続かずに消える。
マインドフルネスとは、評価、判断することなく、今の体験に注意を払うこと。価値判断と判断をしない。価値判断=ジャッジをしない。妄想をジャッジするから、嫌悪が生じる。妄想を邪魔者扱いすることで、嫌悪が生じ、排除しようとする心が生まれる。ジャッジしないでありのままに見る。
価値判断ではない判断はどうか?私はしない方がいいと思う。妄想について何かしらの判断を加えようと考えることは、概念と言葉をこねくり回し、言語化することで、これは妄想に引っ張られる。評価も判断もせず、言語化もせず、ありのままに見ることで、妄想はそれ以上、続かない。妄想の後続切断が行われる。妄想に対する一切の思考をしないのだ。思考は言葉。言語化するとは、思考するということ。
もわもわと自然に頭の中に湧いている妄想についての一切の思考もやめる。湧いてきた妄想に対して評価や判断を加えない。言語化しない。考えない。思考しない。すると妄想は続かないで消える。妄想の後続切断。