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夫の寝姿をずっと見ていたい

結婚3年目。夫とはいま仲良しだけれど、生活の一部としてその存在が当たり前になっているのも事実。

だから時々は、夫のありがたみや愛しいところは、ちゃんと書き残してみようと思う。

夫の愛しいところはいろいろあるけど、今日思いついたのは、

「寝姿が綺麗なところ」である。


*


私は、昔っから寝相がめちゃくちゃ悪い。
手足はダイナミックに大の字を描き、一晩中ゴロゴロ動き回っている。

学生時代、友人とお泊りする時は、寝相が悪すぎて私の横に寝たい人がいないくらい。お布団場所決めじゃんけんで負けて私の隣になると露骨に嫌がられる。(ごめんなさい)

そして寝相だけでなく、
口は開き、涎をたらし、寝言も言う。
あまりにも美しくないな。

起きている時もおしゃべりだけど、寝ている時もよくしゃべるらしい。
私に返事しようと思ったら、寝てたと何度も言われる。

レム睡眠行動障害…?と思ったけど、一度寝たら床には出ないし、熟眠感もあるから病院にかかったことはない。
寝相の悪さが大人になっても改善されなかった。


*

それに比べて、夫は寝相がとてもよい。

手足を揃えて、まっすぐに寝る。
それはもう高級スーパーに並ぶ綺麗なきゅうりである。
(私は野菜直売所の弧を描くきゅうり)(どちらも美味しい)

いびきをかかない、寝息も静か。

すっ… と寝ている。

たまに、静かすぎて「息、してる…?」と疑い、生存確認するくらい

口も開かず涎も垂らさず、半目にもならない。
瞼を下した長いまつ毛がよく映える。

私とは反して、あまりにも綺麗な寝姿だから、早く起きたら観察しているのだ。

もう40代になった夫だけど、それはあまりにもキュートな寝姿だと思う。
出会ってもう長いけどずっと変わらないから、
夫の愛しい寝姿は今後も変わらない気がしている。

夫の寝姿を推している。

*


そんな夫はよく
「夜中布団巻き取られて奪われるんだよ~~寒くて起きちゃう」
布団争奪戦にすぐ敗北することを嘆いている。

「昨日も寝ている時、さっちゃん(私)にアタックされたよ~」
睡眠妨害されてとてもかわいそうだけど、愚痴る姿がかわいい。


そんな綺麗な寝姿の夫に対して、私の睡眠はあまりにも目に余るので、いつか睡眠問題で訴えられるかもしれない。(?)

それなのに、夫は、
私が隣に寝ていると安心して眠れるという。
横にいるだけですぐ寝ちゃうという。

私が寝ている姿もよく写真におさめられる。


歴代の友人らで隣で寝たくないNo1の私なのに???

半目で口をぽかんと開き、涎をたらしたおブスな寝姿なのに???


夫にマジ感謝。

寝姿が悪すぎる私だけど、
恥ずかしかったけど、
自分はこのまま、ここにいていいんだな、と思える安心感。

お互い一人暮らしも長くて、一人で眠るのも平気だけど、
この安心感を覚えてしまったから、もう戻れないな。

夫と結婚してよかった〜〜〜

愛しい君が風邪ひかないように、今年の冬こそ、新しい布団を買おうか。
(布団争奪戦も楽しくてなかなか踏み切れないね)





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