スライドショー「ピューロ」

 数日前の話になるが新しいスライドショーを作ってここのサイトのスライドショーのところにアップロードした。

遊区/ピューロ
Opus 0601 Numero 001 Editio 2005 (45:39)
https://AsaiSatoshi.jp/PhotoSlideshow/yuku/puro/

 サンリオが好きな訳でも、ピューロランドが好きな訳でもないのだけれど、以前勢いで年間パスポートを買ってしまったので、まあ「せっかくだから」という理由でちびちびと通って写真を撮った。

 ピューロランドに行くようになったきっかけは Twitter で知り合った人たちとオフ会をしようということになったことに始まる。そのうちの1人がピューロランドのことを好きだったので面白そうだからと行ってみた。僕はテーマパークという存在に全く縁がなくて、随分昔にディズニーランドのチケットを抽選で9枚ほど当てたことがあるが、結局1回も行かなかった。ディズニーランドには死ぬまでに一度は行ってみたいと思うがさてどうだろう。

 ピューロランドのある多摩市落合という土地は多摩ニュータウンの中心となる場所で、多摩ニュータウンも隅っこの方に行けば随分と自然豊かなところに団地が立っていたりするものだが、多摩市落合はとてもよく開発された場所でビルが建ち並ぶ商業地区など、ここが開発される前は深い森がある丘陵地帯だったとは全く想像できないほどだ。

 多摩ニュータウンは1960年代に開発が始まり丘陵地を削って住宅地を開発したそのため不自然な道路が多い。このピューロランドの最寄り駅である多摩センター駅を降りて正面にある道を歩くと、なだらかに一定の角度の上り坂道が長く続く。いかにも定規で線を引きましたといった坂道はここがいかに人の手によって地形を変えられたかということを強く感じさせる。また多摩センター駅からピューロランドまでの道は多摩ニュータウン特有の車道から完全に分離された歩行者専用道路で、歩道と同じ高さに車の姿を見ることなくピューロランドまで歩いて行ける。多摩ニュータウンには歩行者専用道路がとても充実していて散歩をするにはこれほど楽しい街もなかなかないだろう。

 ピューロランドが開園したのは1990年で、多摩ニュータウンの入居始まってから19年後のことである。おそらく多摩ニュータウンの商業施設としてはさほど古い部類ではないのだろう。ピューロランドが建っているこの土地はもともとサンリオ社が倉庫を作ろうとして手に入れた土地らしく、それもあるのだろうか商業地区のはずれで少し中途半端な場所にある。ピューロランドに正面から入ると商業地区の賑やかな街しか見えないが、建物の裏は普通の住宅地となっていて、商業地区と住宅地区の境目に立地しているのが分かる。多摩ニュータウンはだいたい高い土地に高い建物が、低い土地に低い建物が建つ傾向があり、ここも正面の高い土地にはビルが、裏の低い土地には住宅が広がっている。そしてピューロランドは丘陵地の斜面に建っていて建物の正面と裏では2階分ほどの高低差がある。多摩ニュータウンの地形好きにはなかなか楽しくなる立地でもある。

 ピューロランドの入園料は平日と休日で異なるが、概ね3000円台である。しかし駅の近くにあるチケット屋で株主優待券を買えば2000円で入ることができるので、最初はそれで入園した。その後何回か行きそうなので年間パスポートを購入した。その Twitter のオフ会は結局2ヶ月ぐらいで終焉を迎えるのだが、年間パスポートの期限があと10ヶ月残っていたので、まあせっかくだから写真を撮ろうということに決め、ちまちまと通ったのであった。

元記事
https://AsaiSatoshi.jp/Diaporama/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%80%8C%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%80%8D/
ウェブサイト
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スライドショー
https://AsaiSatoshi.jp/PhotoSlideshow/


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