見出し画像

Airbusがドイツの軍事衛星システムの契約を獲得

Airbusがヨーロッパで新たな大型軍事契約を獲得しました。ドイツ連邦軍は、静止衛星(GEO)、地上セグメント、打ち上げ、15年間の運用を含む次世代の安全な軍事衛星システムSATCOMBw 3の主契約をAirbusに発注しました。

Airbusは7月4日、21億ユーロ(23億ドル)の契約を発表しました。 宇宙船は10年末までに配備される予定です。

この契約は、COMSATBw 1Bと2Bの後継通信衛星である、Airbusが製造する2機の新しい軍事用GEO通信衛星の設計、統合、試験、軌道上での引き渡しを対象としています。また、新衛星を運用するための既存の地上セグメントのアップグレードや、15年間の運用サービス(延長の可能性あり)も含まれます。新世代のAirbus衛星は、Eurostar Neoプラットフォームをベースにしており、重量は約6トンになります。

ドイツ連邦軍の衛星通信システム(SATCOMBw)は、作戦部隊や特殊部隊などドイツ軍のグローバルな指揮・情報能力を確保することを目的としています。また、SATCOMBw 3プロジェクトは、この分野におけるNATOのコミットメントを確実に継続させることも目的としています。SATCOMBw 3によって、ドイツ連邦軍はユーザーの要求の高まりに応えています。

「西側の民主主義が試練にさらされ、欧州の制度的空間生態系が苦境に立たされている今、我々はこの最先端のシステムを開発・製造することに興奮し、感謝しています。必要不可欠な主権と能力を保証し、不安定さを増す地政学的環境の中で軍隊を守るためには、長期的なパートナーシップが不可欠です。」とAirbus Defence and SpaceのCEOであるMichael Schoellhorn氏は声明で述べました。

【原文へ】Airbus Wins German Deal for Military Satellite System

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?