アストロスケールが給油ミッションのための新しいUKSA研究を獲得
アストロスケールは、英国宇宙庁(UKSA)のアクティブ・デブリ除去(ADR)燃料補給の実現可能性調査において重要な役割を果たそうとしています。アストロスケールは、この研究を主導する入札を落札したと3月5日に発表しました。
この200万ポンド(254万ドル)のUKSA研究は、英国初のアクティブ・デブリ除去(ADR)ミッションの燃料補給に焦点を当てたもので、アストロスケールUKはCOSMICサービサー宇宙船の開発契約も結んでいます。
この新しいプロジェクトのために、アストロスケールUKは研究を実施するチームを結成し、アストロスケールのプログラムであるELSA-Mや、COSMICプログラムからの英国のサプライチェーンの既存の関係を戦略的に活用することで、ADRに従事する英国の産業事業体の利益を最大化する給油ミッションを実施します。このプロジェクトでは、タレス・アレニア・スペースUK、エアバス・ディフェンス&スペースUK、オービット・ファブUK、GMV UKなどと協力します。
「最近まで、衛星は一発勝負のアイテムとして設計されてきました。燃料補給が不可能で、衛星が効果的に操縦できなくなるとミッションの寿命が尽きることになります。アストロスケールのCOSMIC宇宙船のような技術革新に投資することで、UKSAは、燃料補給のような軌道上のタスクを実行するための新しい能力を開発し、宇宙運用の持続可能性を高めることが可能となります。」とUKSAの宇宙持続性責任者であるレイ・フィールディング氏は声明で述べています。