Aiと連載小説書いてみた14
AIのべりすとを使用して、毎週?毎日?連載小説書いてみました!!
(飽きたらやめる⟵ここ重要)
平和を望んだ魔王世界征服を始めました。
旅路での会話
この村に来る少し前、カオスは馬車に乗りながら隣で腕を組んでうなっているイドと馬車を操っているイニドに言った。
「まずは近くの村でどのような反応が見られるか試してみよう」
「かしこまりました」
イニドは黒い馬の手綱を操作しながらそう返した。彼は安全運転のため視線は前方に定めている。目の前には大きな山や青空が広がっている。とても気持ちよさそうだ。カオスは窓を開けた。途端に心地よい風が吹いてきた。この馬車は新幹線並みの速度で早く走っているが、カオスの風魔法で抵抗を小さくしているため、非常に快適である。
「気持ちいいですね」
イニドはそう風を感じつつも運転に集中している。長い髪が風になびいていた。それを聞いてカオスも目を閉じて風を堪能する。すると、イドが言ったのだ。
「俺はただの従者だと思っていたのに……」
「ん?」
「……いや何でもねぇ」
(前々から思っていたが、この馬鹿魔王は自分が危険にさらされているのを自覚しているのか?)と心の中で愚痴るイドだが、顔には全く表さないのであった。
魔族国と人間国の戦争はまだ続いているのはもちろん、カオスは知っているだろう。それを止めようとしているし、しかし、カオスは一応魔族国の王、魔王なのだ。クレシオン国がいつ戦争を仕掛けてくるか気が気では無い。それなのになぜ自ら危険地帯に行くのか。イドは腕を組んで俯いて考えている。カオスはそんなイドの考えを知ってか知らずか、さも当然のように言ったのだ。
「それから、魔力や能力はできるだけ出さない方がいいよね!」
「なっ!?人間が急に襲いかかってきたらどうするつもりだよ」
イドは声を荒げて言った。
しかし、カオスはニコニコと笑いながら言う。
「人間が急に襲いかかってくることは無いよ!だって、みんな親切だと思うもん」
(どっから出てくんだよ。その自信は)
その言葉を聞いた途端、イドは大きな溜息をつきつつ渋々了承したのだった。カオスは馬車から立ち上がり、イドに首輪を付けようとした。その腕をイドは掴む。
「何のつもりだ?」
とイドはカオスを睨んだ。
しかし、カオスは動じずに言った。
「君も分かってるでしょ?」
「……チッ」
イドは舌打ちをしたが、抵抗はしなかった。そして、彼はその首輪をつけさせた。黒い金属でできた禍々しいデザインになっており、装着してしまうと付けた相手を殺すまでは外すことができないと言われている特殊な逸品だ。彼の力は強大すぎて逆に制御できないのだ。イドはそれで満足しているが、人間との平和協定締結には向いていない。だからこそ、この首輪をつけたのだ。イドの力を完全に封じることはできていないが、それでも人間並みに抑えることができるだろうとカオスは考えた。イドは睨んだ。カオスはその睨みを気にすることなく、再び自分の席に座った。イドは窓の景色を見つめた。
(いつもこうだ)
イドは思ったが口に出さなかったのは長年の付き合いで、彼の好奇心旺盛で優しい性格を把握しているからだった。
その時、外にいるイニドがカオスに慌てて言った。
「カオス様!私には」
「えぇ〜、いらないでしょ!だって、イニドは怒らなければ無害だもん」
「しかし、私はカオス様の従者です!!」
イニドの言葉にイドは苦笑しながら言った。
「お前も大変だな」
すると、イドは手を握り、ふんっと力を入れる。すると、イドの体から紫色のオーラが出てきて消えていく感覚があった。ちっ、とイドは舌打ちする。
もっと鍛えねぇといけねぇな、と彼は心に誓ったのだ。