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short アイスランド ヴァトナヨークトル氷河 レイキャネス半島の火山活動

ヴァトナヨークトル氷河

 8月25日、ブレイザメルクルヨークトル氷河で事故が起きた。氷の洞窟が崩れ落ち、観光客に死傷者が出た。アイスランドもまた例年になく気温が高かった。
 ブレイザメルクルヨークトル氷河は、ヨーロッパ最大の氷河であるヴァトナヨークトル氷河の南側にある。スーパーブルーを見るための洞窟探検ツアーの参加者だったようだ。氷が溶けたことが原因とされている。

 衛星画像は2024年8月25日。この辺だろうか。ズームアウト。

 海はノルウェー海。右の氷河湖はヨークルスアゥルロゥン。その左の濁った湖はブレイザゥルロゥン。

 どこまでが氷河なのか分からないので、データ処理してみよう。

 白い部分は雲。水色は氷河。青い部分が土砂や岩も混ざった氷河舌、流れ下っている氷河。

 このヴァトナヨークトル氷河はどれくらいの大きさなのか。雲がかかっていない日の画像を見てみよう。
 衛星画像は2024年7月14日。

 同じようなデータ処理をしてみる。

 アイスランドの全体。首都レイキャビク ( Reykjavik ) 。右に見えるのがヴァトナヨークトル氷河。氷河の暑さは400~600m。その下に点在している活火山も含めたヴァトナヨークトル国立公園は世界遺産。

レイキャネス半島の火山

 アイスランドの国民性というか、この程度の噴火には驚かないんだろうね。8月22日に噴火があった。首都レイキャビクの近くだ。真っ赤な溶岩流が大地に噴き出している。二酸化硫黄の噴煙はヨーロッパ大陸の方向にも回り込んでいるようだ。健康に影響はないと報道されている。

 衛星画像は2024年8月26日。右上はヴァトナヨークトル氷河。ズームイン。

 周辺には町もある。中央下には有名な大露天風呂、ブルーラグーンがある。

 衛星画像は2024年8月29日。

 ダイナミックな自然の国だ。

注記)
a.衛星画像は、欧州宇宙機関 ( European Space Agency : ESA ) が運用する COPERNICUS ブラウザからスクリーンショットしたものを使用しています。
b.地図画像・参考衛星画像は、ESRI が運用する World Imagery Wayback からスクリーンショットしたものを使用しています。

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