SDGsを楽しく学ぶ
平日の夜、月島の公共施設の一室で行われたSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)を学ぶワークショップには30名以上が集まっていた。19時スタートで約2時間半。時間はアッというまに過ぎました。
主催はNPO法人イマココラボ。
内容が多岐にわたりわかりにくい、そしてなかなか自分ごとに感じにくいSDGsの世界観をカードゲームを通して、身近に感じて欲しいという願いを込めてつくられたものでした。
同じテーブルになった方たちは、普段なかなか接点のない、企業の方、自治体の方たち。企業でもここ数年、SDGsを事業の中に組み込んでいるところも増えている様子。また自治体でも、政府が呼びかけを積極的に行い、自治体が行うSDGsに関する事業には政府から予算がちゃんと付きやすい流れにきていると。小売(スーパーの経営されている)の方は、店に取り入れる惣菜を作るフライヤーの営業マンがSDGsを切り口にプレゼン(廃油を少なくするという点でSDGsを目標に掲げている、という内容だったとか)
があり感動したので、自分でももっと学んでみたいと来られていた。
ワークショップでは冒頭に SDGsの概要、このワークショップが目指すもの(SDGsがなぜ必要なのか・生活にはどう密着しているか・このゴールで世界がどう変わるのかをシンプルに見る)の説明があった。2〜3人チームに分かれて、それぞれの価値観が目指すものが違い、与えられる事業が違い、社会環境が変わっていく、中でどんな行動をしていくのかを時間内でやっていく。結果、社会は良くなり、チームによって若干格差が生まれた。
ちなみに、私の属したチームはお金が大事という価値観のチームで、最初はなかなか先が見えなかったが、意志や時間に価値を置いているチームとの交換により目標を達成することができた。価値観が違っても、オープンに非難しあわず、持っているものを交換していくことで、経済は良くなり(良く循環が起き)、環境も良くなっていくことができたのは発見だった。
<ゲームの感想>
・前半は自分たちのチームのミッションに集中しがちだったが、後半は全体の社会状況を見始めた。
・チームによって価値観が違うので、それぞれがコミュニケーションをとって交換を図りつつ、循環させていくことが大事だと感じた。つながっている世界。
・個々のゴールが単独ではなく、すべてのゴールはつながっているからこそ、このゴールを並べて、同時にアプローチしていくことで総合的に解決に向かっていこうというのがこのSDGSのいいところ、特徴であることに気づき。
・企業人、自治体の人たちも参加しやすい雰囲気と、ココラボの信頼度の高さに驚いた。
・誰かのために行っていること、はそれぞれの立場があるからことの優劣はなく、正解はない。だからこそ、お互いを避難することなく、コミュニケーションと情報やアクションが循環することで、少しづつ課題が良い方向に向かっていく希望を感じた。
・企業の方にも、自治体にも今はトレンドにあるようなので、この流れに乗っちゃって、NPOにいる私も連携のチャンスかもしれない。
・主催のイマココラボのお二人のファシリテーションが素晴らしかった。
ぜひ一度体験してみてください。