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寝る前の3つのメモ

毎日寝る前に,その日の「よかったこと」を3つ思い出して手帳に書くようにしています。起こったできごとやエピソード,そしてそのとき抱いた感情をかんたんに書いて,しあわせな気持ちで眠りにつくのが日課です。


こう語るのは,エッセイストの松浦弥太郎さん。『エッセイストのように生きる』(2023, pp. 99–100)からの引用です。


その日の「よかったこと」を3つ思い出して書き留める。これは,毎日を気持ちよく過ごす上で,大切な心構えであると思います。ベッドに入ると,いやなことや心配なこと,不安なことといった「悪いこと」の方が頭の中をぐるぐる駆け回りがちです。しかし,どうせ同じ時間を費やすのなら,不安・心配・嫌悪といったネガティブな思いに支配されて眠るよりも,安心・満足・幸福といったポジティブな心に満たされて眠る方がいい。穏やかな気持ちで眠りにつく → 睡眠の質が高まる →翌朝気持ちよく目覚められる → 仕事の生産性が上がる。その時の心の状態は,その瞬間だけの静的なものではなく,連続体で動的なものです。どういう気持ちで眠るのかは,翌日をどう生きるかにつながる,実はとても大切な行為なのかもしれません。

松浦弥太郎さんは,この「寝る前の3つのメモ」を習慣づけたことにより,ふしぎなくらいよく眠れるようになり,睡眠障害を克服することができたとのこと。自分の心を落ち着かせてくれるうえに,感謝の気持ちで一日を終えることができるようになったそう。


2025年・令和7年という新しい年を迎えました。今年から「寝る前の3つのメモ」を継続していきたいと思います。早速,今日の3つの「よかったこと」は,


・セブンイレブンで買ったピーナツコッペがすごく美味しかったこと。
・サザンオールスターズ が今年ライブツアーを行うことを知ったこと。
・この1月に修士論文を提出した院生から(私の研究室の学生ではなく,直接の指導生ではありませんが)「先生からの助言がなければ書き上げられなかった」と感謝のメールをいただいたこと。
・しばらく大寒波が続いていたが,今日は窓から差し込む木漏れ日がまぶしく,ポカポカあたたかかったこと。

文字化してみると,4つありました。

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