焼きそばにマヨネーズ
最近、中2の息子がマヨネーズの味をおぼえた様だ。
息子は幼い頃から食べることに感心ある方だと思う。よく私が好んで食べる物に興味を持つと挑戦することがある。でも美味しくないと、そのひとつまみで終わることもあったりした。
私は息子に色んな味を知ってもらいたい。だから自分が食べて美味しいと思う物を食事中すすめることがある。でも「それどんな味?」と聞かない時は、食べたくないのサインだっりもする。
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私が記憶する父なエピソードは、ビールの泡を舐めたことだ。同じことを子供達にやったことがある。答えは決まって「苦い!」の一言だ。「ワッハッハ」私は息子の愛らしさに心でギュッと抱きしめたい想いになる。
きっと亡き父も、そんな健気な幼い私を愛らしく思ったのかも知れない。酒乱だったが子供に手を上げることは無かったと記憶している。
食卓に珍味的なおかずが出ると私は息子に促したりもする。美味しい物だとわかると息子のコレクションにインプットされる様だ。けどマヨネーズだけは首を立てに振ることはなかった。
マヨデビューはいつからなのだろう。給食か、友達の家で出された食事の中で覚えたのか、それとも色んな経験から「ひょっとしたら美味いのかも」と、挑戦した結果なのか。
息子はポテトサラダは食べなかった。もしかしたら次から食べるかも知れない。でもカレーのニンジンは食べられてもサラダは駄目って人もいる。
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今日のお昼は妻の野菜たっぷり手作り焼きそばだった。シャキッとしたもやしがアクセント。プチッと口の中で弾けるの食感が癖になる。
テーブルにドンとそそり立つマヨネーズを息子は当たり前の様に掴んだ。まだ小さい手のせいでマヨネーズが大きく見える。チョット生意気に見えた。息子は絵を描く様、皿いっぱいにこれでもかと垂らしかけた。
私は焼きそばにマヨをあまりかけることはない。ソースの味わいが消えてしまうからだ。
でも今日はなぜかマヨをかけてしまった。
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相手の言葉を素直に聞き入れてくれると嬉しいよね。
その時は拒絶されたとしても、後で受け入れてくれると嬉しさは倍増する。
相手を疑わず
相手のスキに興味を示す
一度否定しても良い物とわかったら素直に自分の当たり前に追加する
そんな人が好かれないわけがない。