娘の誕生日
私は家族からシカトされているがもう馴れた
最初は右往左往したり、逆ギレ的になったけど
長いことそんな扱いを受けると、ある考えを見出した
それはいい意味での
最悪を受け入れる覚悟
たとえ妻や子供たちと別れることになっても
まッ、仕方ないよね
という楽観的な境地
そして心を乱さず、リアクションに対して一喜一憂しない
私も心入れ替えて頑張ったし悔いはない
もう私の心は自由
もうあなたの好きにするがいい
実に清々しい想いだ
もう今までの様な関係には戻れないのかも知れない
それでも私と関わりを持ったり頼りにされたときは、ちゃんと父としての役目は果たすつもりだ
先日20歳になる娘の誕生日だった
プレゼントは現金一万円
物より現金が良いと学生の頃知ったから毎年そうしている
けど来年から社会人だから今年でそれも最後
毎年、誕生日の夜、娘の部屋をノックして、ドアが半開きのまま一万円を手渡す
娘は下を向き目線を反らし小声で「ありがとう」と言い、そっとドアを閉めるパターン
でも今年は違った
笑顔で目を合わせ「ありがとうと~♡」心底喜んでいる様に私には見えた
多分だが、アルバイトをするようになったから、一万円の重みがわかったのかも知れない
子供に罪は無く親の責任
戦前生まれの両親の価値観を植え付けられ育った私の固定観念が人を傷つけた
時代は変わったんだよ
子供だからまだ早い・・
女がすることじゃない・・
男なら・・
私が悪かったのかも知れないが、やっぱりずっと無視されるのは辛いよねw
そんな親や過去の人間関係から刷り込まれたコマンドを書き換えるための試練だと考えて
粛々と生きていくことにする
読んでくれてありがとう☆