万引きの年齢別データが興味深い
ここ20年間の「万引きの年齢別グラフ」を見てたんだけど、とても興味深かった。
万引きのトータル人数のピークは2005年で今の1.7倍ぐらい居る。
そして、20年前は未成年の万引きの割合が非常に高かったのだ。
今と比べて8倍も居るんだな。
当時の万引きの半分ぐらいは未成年だった。
ところが、今は未成年の割合が9分の1ほどしか居ない。
急激に減ったのだ。
景気が悪くなると一時的に増えるんだけど、それ以外はずっと減ってる。
これは幾ら少子化の影響が関係あるとしても、減るスピードが早過ぎるぐらい。
ところが、65歳以上の老人の万引きの割合を見ると、20年前と比べて3倍ぐらいに増えてるのだ。
20年前のトータル人数より今の方がトータル人数は減ってるのに、このような調査結果が出てる。
2005年のトータル人数のピーク時と比べても、65歳の老人の万引きだけは殆ど減ってない。
これ、理由としては老人のモラルが低下してるとも言えるけど、それ以上に考えられるのが「老人の貧困者が増えてる」という原因。
何故なら、65歳以上の万引きの人達は、他の世代と比べて圧倒的に食料品を盗む割合が高いのだ。
だから食べるのに困って万引きする老人が非常に多いんだな。
つまり老後の生活に困ってるの。
万引きの検挙数の中身をチェックしただけで、今の日本のこういった社会問題が如実に分かるのだ。
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