コルクラボマンガ専科6期 6・7週目の振り返り
父の七回忌、推しのライブに参戦、そして関西コミティア参加で10日間大阪に戻っていたトリハラです。こんにちは。
バタバタして今回も2週まとめての振り返りになってしまいました。次回からは再び週1の更新を目指します(たぶん…)。
6・7週目(2022.5.12~2022.5.25)
5月12日の講義
5月12日に4回目の講義が行われましたが、この回も前回に負けず劣らずとても濃い内容でした。
講義中にとったノートのページ数はそれまでの1.5倍、終了後に時計を見たら時間も1時間40分延長されていたほど。
この時に教わったことはとても一度聞いただけで把握しきれるほど小さなものではなく、何度も何度もノートを読み返し教わったことを実践するべきことだと感じました。
絵の練習方法、「自分が感じていることを表に出す」練習、大衆にウケるものを創りたいならどうすればよいのか…などなど。
絵の練習方法について、思い出したこと
子どもの頃から漫画らしきものは描いていましたが、自分で組み立てた物語のために絵をつけるという段になって「頭の中でぼんやりイメージは浮かぶものの、形が上手にとれず描けない」ことがあったのを講義中に思い出しました。
頭の中のぼんやりイメージだけで紙に写したものは、なんだか現実にあるそれとはあちこちが違っている。
例えば虎という動物なら、耳や尾の形や顔や体と比較しての大きさ、体の縞の入り具合、脚の位置や曲がり方や体の全体的なバランスなど。
そこで一度「描きたいもの(虎)を図鑑を見ながら描く」ということをしてみたら、それ以降は図鑑を見なくても、「なんとなく」虎らしい形に描けるようになった──そんなことがありました。
子どもの頃、誰かに教わる前にそのようにしてものの描き方を覚えていたのに、なんと長い間、わたしはその手順を踏まずに「描けないものは(いきなり)資料を調べて描く」ということをしていたのです。
講義中、「資料を何も見ないでコアラを描いてください」「シロクマを」「車を」と指示があり、描いてみたものはかなり「…それは漫画を描く人としてまずいでしょ」な絵でした。
絵を描かない人がよく「自分には絵心がないから…」と仰いますが、少々絵心があっても描く訓練をしていないとこんなものですよ(笑)
「頭の中にぼんやりとしたイメージはある」のにそのデータをなぜ出せないか。それは「出す訓練をしていないから」。
何かを描こうとするとき、いちいちネットで画像を検索するのは効率が悪い。動物の目鼻の特徴を型にはめて50パターン覚えれば300の動物が描ける、ほとんどの動物が表現できるということでした。
人物を描く際にも応用できそうです。
長年記憶の底にあった子ども時代の経験が、この講義で思い出されたのでした。
この講義で受け取ったたくさんのメッセージ
以下は箇条書きになりますが、圧倒されながら先生の言葉を必死で書き留めたノートから一部を抜粋…。
絵を描くことに苦手意識を持たない
線ではなく感情のことを考える(シンプルな絵でも伝わる)
「造形の違い」ではなく「内面の違い」でキャラクターを認知させる
作家を目指すな。神の「神」を目指せ(憧れの作家にも“神絵師”がいる、憧れの作家にとっての“神”を目指す)
プロの作品に赤入れをしてもいい
美意識は絵でも音楽でも料理でも鍛えられる
頭に入っているデータをなぜ出せない?それは出す訓練をしていないからだ(資料なしでコアラがうまく描けなかったのはこのため)
造形の一致より印象の一致。自分でしっかり印象をとらえる
感想を伝えるのは難しい。普段から感想を言う練習をする
先入観を持たないこと
難しいと思ったら難易度を下げ、アホみたいに簡単なところから始める
…あらためてテキストに起こしてみて、なんて熱いメッセージばかりなんだ…!とまた溜息が出ました。
講義の後も熱かった
講義がいつもより長引いてしまったためか、いつも行われる講義後の懇親会はこの回はありませんでしたが、TwitterやDiscordで講義の感想が受講生同士で語られました。
わたしもそうでしたが、やはり皆さん濃い内容の講義にかなり圧倒され「疲れたー」という声が多く聞かれました。チャットは翌早朝4時まで、5時間ほども続いたとのことです。わたしは途中でリタイヤしていましたが、すぐに寝られるはずもなく…。
この後Discordには「画力アップ」「感情の言語化」「マンガ企画」「流行ものの研究」をするための新しいチャンネル作成が申請され運用されることになりました。みんなスゴイ、すごすぎるよー!
わたしは大阪に戻っての法事や関西コミティア参加が控えていたため、まだこれらのチャンネルに参加できていなくて出遅れてしまいました…。
本音はかなり焦っています。もちろんこれから追いかけるつもりですが。
さて、今日も19時から講義。二週間ぶり。準備しておかなくては…。
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