「通信料金は下げられる」は嘘だ!

妻がiPhone 12 Proへの機種変更を本格的に考えている。
既にご存知の通り、iPhone 12シリーズは5G機種になる為、5Gプランが必須だ。
我が家はauの為、本項目ではauの料金プランで説明するが、恐らく他キャリアにおいても同じような悩ましい状況になると思われる為、今回記事にする事とした。

わかりやすい料金プランが仇となって逆に高くなった

基本的にどのキャリアもデータをいっぱい使えるプランと、7GBまでのデータ量に応じて料金が変わるプラン体型だと思われる。
我が家のauのプランは

auフラットプラン20(カケホ/V) ¥3,980
auフラットプラン20(データ/V) ¥4,720
LTE NET            ¥  300
2年契約+家族割            -¥1,500
auスマートバリュー          -¥1,000

基本料金プランで合計で6,500円というプランだ。
これを5Gプランに変えるとこうなる。

データMAX 5G(N)          ¥8,480
通話定額2                ¥1,800

auスマートバリュー          -¥1,000
なんと合計で9,280円とかなり割高になってしまうのだ。
いや、もちろんデータ量を気にしなくてもいいのは有り難いが、それだけのために2,780円払うのは気が引ける。
仮に新たに作られた家族割プラスを使っても500円しか引かれない&私まで割高になる。

ならピタットプランならどうだ?となるが、月に使っているデータ量から見ると7GB前後は確実に使っている為、合計7,280円となり元のプランよりこれまた高い。(プラン¥5,980+通話¥1,800-スマートバリュー¥500)
※5Gプランへの変更による1年間の割引サービスや半年割引くスマホ応援プログラムは計算から外してある。また税抜き価格である。

2017年に基本料金は安くなっていた!

月々のプランから端末料金を割り引くのはやめなさいとのお達しの元、auではプランの見直しで端末割賦料金を実質割り引いている状態だった月々サポートをやめフラットプランを打ち立てている。
フラットプランにした場合は月々サポートが受けられないが従来のプランの場合は月々サポートしましょうというもの。
当時iPhone 8 Plusへの機種変更時に散々迷ったのがフラットプランの存在であった。
フラットプラン適用前は同じく「通話定額+20GB」で月額9,000円だったものが月額7,500円になり差額1,500円。(スマートバリュー加入で更に1,000円引きで当時は加入なし)しかしiPhone 8 Plus 256GBの月々割は2,670円。さらに当時キャンペーンでフラットプラン適用で1年間1,000円引きなんてものもやっていた。
長い目で見ればフラットプランの方がお得であり、この時に今のプランへ変更したのである。

しかしながら、これにより基本料金は安くなったが端末の値引きが実質無くなった。だから少しでも買い求めやすくするために打ち出したのがアップデートプログラムである。
ところがこれも昨年やめなさいとお達しがかかった。

お分かりだろうか?改悪に導いているのは一体誰だろうか?
スマートフォンはその特性上、2〜3年くらいで新機種との処理の差が大きくなってしまうし、バッテリーも内蔵型のため端末交換が必要となる。
またOSも常にアップデートしていくため、古い機種になっていけば対応しなくなるサービスが出てくる。
通信事業者はさらなる通信速度・品質を上げるためのアップデートをしていかなければならないのに、その原資となる通信料を下げるというのは至難の技であり、端末代金が上がって割引サービスも無くなってしまった今、設備投資・維持費用を捻出するのは難しいのだ。
今の対策として打ち立てているのがスマートフォンを返すことによる残りの残債をなくすという施策であるが、通信料金を下げるとなればこの施策はありませんという方向に持っていくのではないかと思われる。
安くしろというのは簡単だが、それをやるのは簡単ではないのだ。

そこを踏まえて安くしろと言っているのか?私は疑問でしかない。

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