経済の理想とする緩やかなインフレ時や有事を想定して、「無駄」を考える
この記事を書いた後に自分で色々考えてたんですけど、デフレ時とインフレ時で、無駄な仕事の出具合が違うじゃないですか。
つまり今のようなデフレ時には無駄な仕事が出やすいんですね。客があまりこないから、従業員が暇するんです。お店で10人いるうち6人で接客可能あと4人は立ってるだけ、みたいなことってよくありますよね?これを無駄な仕事と捉えると危険だってことですよね(デフレ時に無駄な人員を抱える体力を企業側に要請するのも酷だとは思うからそこは国がね)。
だってインフレになると客が増え、その暇をしていた従業員も忙しくなるわけで。
で、デフレインフレの度に人を切ったり雇ったりしてたら、まさに雇用の調整弁にされてるこんにちの非正規のように、その人の人生が立ち行かなくなりますよね。
なので、これを無駄な仕事指定してしまったらそれは危険なんですね。デフレ時は無駄だけどインフレ時には仕事がある人。予備戦力。ここを無駄の削減として削ることは危険ですよ。
だって、いきなりプロにはなれないし、ブランクがあると能力も落ちるし。つまり「いざ」というときに必要な自衛隊。医療関係者。のように常に最大を想定して人員を雇っておく。のは必要ですよね。
自衛隊員も看護師も常に「いざ」がないとはいえその職に従事(訓練)してる人と職から離れている人では「いざ」の時に発揮できる能力がまるで違いますから。
これを無駄、としてしまうのは凄くやんばい。ですね。災害時、疫病時、戦争時、といった有事に備えて、土木建設業者、医療従事者、自衛隊員を余裕をもって揃えておく必要があります。有事じゃないときは無駄ですがそれは無駄で良いんですよ(正確には無駄じゃない)。
飽くまで、経済的に最適な緩やかなインフレ時や、職種によっては有事を想定して、人員を保持しておく。
つまり無駄な仕事、というのは
緩やかなインフレ時や有事で考えても
なお
無駄な仕事ってことになります。