❼死刑→無期→恩赦→強盗K.K(17)
家郷に帰りたいから昭和23年7月29日に民家に侵入して衣類など23点を奪い逮捕され身柄を滋賀刑務所拘置所にて勾留されていた少年K.K(17)は、同房になった朝鮮人徳久炳浩と日本人N(共に強盗事件で勾留中)らに、「初めて勾留された事による不安から家に帰りたい」と話し、もともと徳久とNは脱走を企てていたためにK.Kもこれに加わり同年8月1日に計画を実行した。
「房内の電球が切れた」あらかじめ徳久が電球の配線を切断して、「電球が切れたから交換してほしい」と看守を呼び出し、扉を開け