【公認会計士試験】現金をマスター【実戦形式・下書き付き】

資料
当期はX1年4月1日~X2年3月31日である。
現金過不足を雑損または雑益として処理する場合の金額を答えなさい。
1. 現金の決算整理前の帳簿残高は560,000円である。
2. 決算にあたり現金の実際有高を調べたところ、次の事実が明らかとなった。
(1)手許にある通貨(紙幣・硬貨)は、日本円が300,000円、米ドルが1,000ドルである。米ドルは1ドル=150円で換算して記帳している。期中平均相場は1ドル=153円、決算日における為替相場は1ドル=155円である。

(2)通貨のほかに、次のものを手許に保有している。
 ①現金として記帳済みのもの
  a. 得意先X社振出の額面20,000円の小切手(振出日はX2年4月2日)
  b. 得意先Y社振出の額面10,000円の小切手(振出日はX2年3月25日)
  c. 得意先Z社から受け取った当社振出の額面20,000円の小切手(振出日はX2年3月2日)
  d. 得意先Z社から受け取ったY社振出の額面5,000円の小切手(振出日はX2年3月10日)
  e. 郵便切手5,000円
  f. 送金為替手形10,000円
  g. 預金手形2,000円
  h. 一覧払手形3,000円
  i. 郵便為替証書1,000円
  j. 振替貯金払出証書10,000円
  k. 収入印紙1,700円  
  l. 法人税等還付通知書20,000円
  m. 仮払金領収書(現金払い)500円

 ②未記帳となっているもの
  a. 株式配当金領収証25,000円
  b. 公社債の利札100,000円(このうち21,000円は期限到来済)

 (3)調査により、次の事柄が明らかとなった。
  a. 手数料30,300円を現金払いした際に誤って33,000円と記帳していた。
  b. その他の原因は不明である。

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