心音
一日の終わり
お風呂で温まった身体を
少し冷たい布団に滑り込ませる
体温が布団に奪われていく
身体と布団の間の空気が温まるのをじっと待つ
布団の冷たさに驚いた心臓が
トクントクンと音を立てる
その音は
硬直した身体を微かに揺らす
微弱な地震が起きたのではないかと
錯覚してしまうほど
やがて心音が落ち着くと
身体も布団も丁度温まって
夢の世界に落ちてゆく
静かな暗い部屋で鳴る心音は
生きているんだ
ということを教えてくれている
一日の終わり
お風呂で温まった身体を
少し冷たい布団に滑り込ませる
体温が布団に奪われていく
身体と布団の間の空気が温まるのをじっと待つ
布団の冷たさに驚いた心臓が
トクントクンと音を立てる
その音は
硬直した身体を微かに揺らす
微弱な地震が起きたのではないかと
錯覚してしまうほど
やがて心音が落ち着くと
身体も布団も丁度温まって
夢の世界に落ちてゆく
静かな暗い部屋で鳴る心音は
生きているんだ
ということを教えてくれている