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鈍感力

割と気の付く方だと思っているけれど

実はそうじゃない


皆が何か企んでいるときの空気を読めずに

場を乱したことが多々ある


今思えば

誰か一人を貶める

変な空気だったので読めなくてよかったと思う


笑いのツボが違ったのだ


誰か一人を笑いものにして楽しむこと

それが正しくない

そう思えるほど正義感が強いわけではないけれど

それが面白いと思えなかったのは確か


大人になってから

自分のことを知ってもらおうと色々話しているのに

それより上の話をされたことがある


いつも頼りに尊敬していた友達に


だからその時は

自分よりも大変な人はたくさんいるんだなぁ

と自分に降りかかっていたあれやこれやは

たいしたことではないのだと思っていた


最近になってそのときのことを思い出す

あぁ

あれは世に言うマウンティングだったのだなと


その時に気付かない鈍感さ

相手にとってはマウンティングし甲斐のない相手だったろうに


鈍感力

持ち合わせていてよかった


それにさえも気づかなかった鈍感力に鈍感な私

だから生きてこられたんだな





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