3神

覚悟を決めろ!アグロ三神解説

おはようございますこんにちはこんばんは、メンタリストのSASU・・・、いえ、チームやぶれかぶれのさすらいです。
最近の自分のTwitterにおけるイメージが、「グンマー帝国の山奥の部落出身で、どことは言わないがアソコが3 cmで、発言の9割が悪口で、人を何人か殺してそうな目をしていて、隙あらば高学歴マウントを取ってくる」ことに真剣に悩んでいる今日この頃(会ったことない人に怖がられてないかマジで心配・・・)。
完全にガラの悪いチームの避雷針というかスケープゴートにされてますね、今度労働組合に相談に行ってきます。※門前払いされました。やはりチーム内にニートが居るのがいけなかったか・・・。

閑話休題。今回はCL東京2020以前からチーム内で検討を重ねていた通称「アグロ三神」なる、アルセウス&ディアルガ&パルキアGXとケルディオGXの構築について記述していこうと思います。
この構築の原案を作成してくれたパシャ君が第3回デュアルオフカード部門61人中3位、私が先日春日部で行われたシティリーグシーズン1において64人中10位と、自身に関しては特筆するような成績は残せなかったものの、Nの覚悟でエネ加速するタイプの三神は環境にあまり見ないため、需要はあると判断し筆を執らせていただきました。

また、今回の構築はCL東京後にホドホドさんの三神ケルディオ記事を受けて微調整した結果になります。以下にリンクを貼り付けましたので皆様ぜひこちらも参考にされてはいかがでしょうか?

ホドホドさんにはこの場を借りて感謝申し上げますと共に、記事の紹介を快く引き受けて下さってありがとうございます。

それでは早速以下より解説に入っていきます。

※以下、常体にて記述。悪しからず。


1. 現在の環境を考える


まずは構築について語る前に、現在の環境について考え、なぜアグロ三神を握ることになったのかについて説明していく。
といっても現環境は様々なアーキタイプが入り乱れており、そのすべてにおいて正確に把握するのは難しいため、ある程度のフィーリングで認識していることについてはご容赦いただきたい。

私が考えていた数に関するTier表は以下のようになる。


Tier1
レシリザ、三神系

Tier2
ミュウミュウ系、カラマネロ系、ジラサンピカゼク、ズガアゴ、ゾロペル


Tier3
HAND、LO、メルカリ、サナニンフ、サナキュウ、シルヴァディ、その他非エク


この中でも私が特に意識したのは、新弾「タッグオールスターズ」にて登場した「ジュジュベ&ハチクマン」を採用した、高速で相手の山札切れを狙うLOデッキである。

ジュジュハチ

タイプとしてはゼブライカ型、ポッポ型、エンニュート型等が存在し途中までの動きは異なるものの、終盤に「リセットスタンプ」+「ムサシとコジロウ」+「ザクザクピッケル」を用いて相手のハンドを0にした上で山札のトップを操作し(いわゆる超越)、相手の動きが止まったのを見てジュジュハチで山を削り、自身はわざ:リソースマネジメントのヤレユータンでループするという、一たびパターンに入ってしまうと抜け出すのが非常に難しい強力なアーキタイプである。

私がシティリーグに持ち込む候補のデッキとしては、拡張パック「オルタージェネシス」発売後から握っていた「アグロ三神」、同時期に組んだ「ズガアゴ」、そしてCL東京のレシピを基に組んだ「ジラサンピカゼク(いわゆるWADA)」があった。
しかし、タッグオールスターズ発売によってLOが環境に台頭したことで、正面からタッグチームと殴り合うのは得意だが搦め手に弱いズガアゴは旬が過ぎたと判断し候補から外れた。また、WADAについても自身の練度が足りておらず、ジラサン→ピカゼクへスイッチするタイミングを掴みきれなかったために候補外となり、アグロ三神を採用することとなった。
このように記述するとさも消去法のように思われるかもしれないが、HP280という高耐久、オルタージェネシスGXによる圧倒的な対非エク性能、Nの覚悟の存在による対ミラー性能、ケルディオの対GX性能を携えていることで現環境でもとても汎用性の高い、俗に言う「丸い」構築であると判断し、私も覚悟を決めたのである。
余談だが覚悟の決まっていない者にNの覚悟は使いこなせないので注意だ。私ほどの熟練者になるとめくった6枚中4枚がエネで逆に不満の声を漏らし、対戦相手のいかりのボルテージを上げることもしばしば()


2. 使用構築


シティリーグに実際に持ち込んだレシピは下の通りである。

画像2


◻︎ ポケモン 13

・アルセウス&ディアルガ&パルキアGX 3枚
このデッキのメインアタッカー。アグロ三神はこのポケモンが技を打つところからすべてが始まる。試合中に最大2枚使うこと、先攻ならスタートしても問題ないこと、サイド落ち等、諸々を考えて3枚の採用。

・ケルディオGX 2枚
GXキラー。オルジェネハチマキソニックエッジ170点がめちゃめちゃ偉い。オルジェネを打たずにアルティメットレイから入る試合展開ではかくごのつるぎGXを残しておけるのもさすらい的にポイント高い。スタートしたくないポケモンであること、Nの覚悟での巻き込みやサイド落ち等を考えて2枚の採用。

・カプ・テテフGX 2枚
みんな大好きワンダータッチ。特性が強いのはもちろんだが、エネルギーを多くつけるレシリザ、ミュウミュウ相手には優秀なアタッカーとなるのを忘れてはいけない。私はテンパって忘れがち。安定して初手にNの覚悟をサーチできるよう2枚採用。

・デデンネGX 2枚
みんなのアイドルデデチェンジ。アグロ三神におけるメインのドロソと言っても過言ではない。特に後攻になってしまった場合にN覚まではいけるものの入れ替え手段が…となることが多く、そんな場面で6ドローで探しにいけるのはかなり強力であり、試合中に基本1回は使うためこちらも2枚採用。もちろん終盤にグズマを探しにいけるのも強いンネ。

・ジラーチ(ねがいぼし) 2枚
試合中に呑気に眠りこけてるポケモンランキング堂々の1位。しかもこいつは自分の意思で寝てるあたりたちが悪い。アグロ三神における最もスタートしたいポケモンでもある。スタート率を上げるために一時期3投したこともあったが、リーダーゆうたすのサンチュ理論(下記参照)もあって2枚で落ち着いた。

画像3


・マーシャドー(やぶれかぶれ) 1枚
我らがシンボル。この度めでたく?殿堂入りした。序盤は相手のハンドリフレッシュが強く、無人下でも使えるのが終盤では重宝する。不利マッチをひっくり返すパワーを持っているが、乱発はしないためピン差し。ちなみに大会でやぶれかぶれを使う・使われても「どーも!チーム!やぶれかぶれでーす!」とは言わないので期待しないでほしい。

・マーシャドー(リセットホール) 1枚
テテフデデンネで展開する構築のため、無人で止まらないように1枚採用。ベベノム、アーゴヨン(チャージアップ)、マッシブーン(スレッジハンマー)、ウツロイド(ナイトキャップ)を1パン出来ることは頭の隅に入れておきたい。


◻︎ グッズ 22枚

・ハイパーボール 4枚
序盤の展開が命のため、すべてのポケモンをサーチ出来るハイボは文句なしの4投。すべてのポケモンとは言うもののジラーチは基本持ってこない。

・プレシャスボール 4枚
アタッカー、展開札をサーチ出来ることからこちらも4枚採用。コストがないためそれだけハンドの選択肢を広く取ることが出来る。正にプレシャス。

・ネストボール 1枚
元々この枠はミステリートレジャーだったが、アルティメットレイ宣言時にケルディオをベンチに置けない展開が見られたため、ジラーチやリセホをサーチできつつアタッカーも置けるネストにした。

・タッグコール 1枚
使うと何故かハンドが1枚増える魔法のグッズ。アグロ三神においてはタッグサポートをサーチできるのが特に偉い。デッキ内のエネの純度を上げるのに便利だが、枠の関係で1枚。

・リセットスタンプ 2枚
相手のハンドに干渉する反則グッズ。相手に使われる前に使いたいのと、序盤にやむを得ずトラッシュすることもあるので2枚。余談だが、私はスタンプをプレイするときに「スタンプ押します」と言いがち。だがようせいのうたは歌わない。

・ぼうけんのカバン 1枚
使うと何故かハンドが(ry。ボード、ハチマキの3枚目、バトンの2枚目を疑似的に兼ね備えた枠として採用。N覚のヒット率を上げるために徳を積んでいこう。

・こだわりハチマキ 2枚
オルジェネと合わせてアルティメットレイを210点に、ソニックエッジを170点にするカード。テテフに貼るパターンもあるため、安易にボードを付けてはいけない。3枚欲しいときもあるが腐るマッチもあるため2枚採用。

・エスケープボード 2枚
ジラーチの居眠り運転を合法にするどうぐ。ジラーチを乗せるのはもちろんだが、スタートした逃げ1ポケモンを逃がすための入れ替え手段としての意味合いの方が大きい。カバンと合わせて3枚あれば序盤に触れると考え2枚。

・ねがいのバトン 1枚
展開の早いレシリザやレッドパーフェクションに対して返していく札。これらの構築は三神がわざを宣言する前に倒してくる可能性があり、そうなるとエネ供給が間に合わなくなってしまうため、そこのケアで採用。使うマッチアップ自体は多くないため1枚。

・ポケモンいれかえ 1枚
どこでもジラーチセットその2。後ろの非エクを狩りたい展開の方が多くなりがちなので後述のヒモの枚数の方を優先し、こちらは1枚。

・あなぬけのヒモ 2枚
どこでもジラーチセットその3。最近は非エク構築にもタッグチームが採用されるパターンが増え(ジラサン+ピカゼクやアゴアクジ、ギラマネロ+各種タッグ)、終盤にそれらが出張ってくるとタッグに対して基本2パンなこちらは相手に猶予を与えかねない。そういった展開で疑似的なグズマとしてプレイできること、後ろの置物ポケモンを狩れることを評価して2枚の採用。

・レスキュータンカ 1枚
死体に鞭打つ極悪カード。こちらにジラーチを乗せてもベンチか山札に搬送されるだけなので注意。終盤のスタンプケアでリセホを使いまわしたい場合があるのと、N覚という不確定要素でポケモンがトラッシュされる可能性があるので、ケアするために採用。


◻︎ サポート 9枚

・リーリエ 1枚
ご存知アローラの女。ハーバード大学の研究によると幸福度の50%を占めるのは初手のリーリエの有無らしい(絶対そんな研究してない)ので多投したい気持ちもあるが、先1の展開に使えれば十分のためピン差し。ちなみにホドホドさんの記事を受けて投入したのがこの1枚である(レシピについては有料部分に該当するが、許可を得たため記述)。後はスタンプの返しに拾える様に祈っておこう。

・グズマ 3枚
SMレギュレーションを象徴するパワーカード。最近はドロサポと併用可能なグレートキャッチャーに取って代わられている構築も見られるが、アグロ三神は後ろの置物を積極的に狩るだけでサイド2枚取れる展開が強いため、序盤から使えるよう3枚の採用。グズマでボードジラーチ経由して非エク倒すとハンド3枚増えるのバグでは?

・Nの覚悟 2枚
この構築のコンセプトカード。アグロをアグロ足らしめているのはNの存在があるからに他ならない。使ってもらえれば分かるが1枚は割とつく。上振れるためにはデッキ内のエネの純度を上げることと日々徳を積むことを忘れずに。テテフでサーチ出来ればいいため、サイド落ち考慮で2枚採用。
テテフ経由でいいとは言ったが、もちろん初手にN覚があれば心拍数が上がり口元がニヤけ動悸息ぎれ気つけに救〜心、救心♪

・シロナ&カトレア 2枚
いぶし銀カード。サポを打たない動きの弱いターンが中盤に見られることが多かったため、ハンドを抱えている時でも縦引き出来るこのカードを採用した。N覚で巻き込まれたグズマを拾えるムーブが強い。タッコから持ってこれるのは反則。3枚使う展開にはならないであろうことから2枚とした。枠もないしね。

・マオ&スイレン 1枚
チーム内でS&Mと呼ばれたり呼ばれなかったりする回復札。高火力でタッグを2パンしてくる非エクに対し、こいつで1パスできると勝ちに大きく近づく。アセロラと違い盤面にエネが残るのも大きい。テテフから触れる入れ替え札でもある。使える場面が限定的なのと、1回使えれば十分と考えて1枚。


◻︎ スタジアム 2枚

・混沌のうねり 2枚
無人絶対許さないスタジアム。テテフデデンネケルディオと特性依存のポケモンが多いため、相手に展開・プランを阻害されないように採用した。1枚では引いてこれないが、3投する枠はないため2枚。


◻︎ エネルギー 14枚

・基本水エネルギー 7枚
・基本鋼エネルギー 7枚
エネの数が多いほど序盤のパワーが増し、上振れる可能性も高くなるため限界まで多投した。ケルディオの存在から鋼を減らすことも考えたが、N覚で偏らないように同数で落ち着いた。SRエネ募集してます❤️


番外編①:他メンバーの構築

・パシャ

パシャ三神

デュアルオフ時のレシピ。三神を減らしタッコが増えており、後攻からの展開に重きを置いていることが伺える。最近はメットの枠をアブソルにして試しているとか。ひかるミュウ、ビクティニ(レインボーサイン)で展開するタッグバレット系もまた増えてきているため、納得の採用と言える。


ゆうたす

ゆうたすアグロ

こちらもデュアルオフで使用したレシピ。私とパシャの中間択という印象。
個人的な話だが、ピン差しの多い私は公式のデッキ作成ツールを使用するとだいたい4行、ひどいときは5行も望むところなため、3行以内に収まって割と感動してたりする笑。


番外編②:採用候補なカード

・メガミミロップ&プリンGX
相手依存だが高火力を出すことのできる汎用アタッカー。テテフデデンネで展開するため相手のロップリンが重いがこちらは基本1パン不可能なのが気になったため、目には目を歯には歯をということで検討した。しかしアルティメットレイで育てるためにベンチに置かざるを得ず、即攻撃できるようにタッグスイッチ等を入れると構築が歪むため、対ロップリンはプレイングで誤魔化すという結論になり不採用。


・こだわりメット
三神がこれを被ることで、ミュウミュウのアヘアヘ先2フレアドライブGX・ぐれんのあらしを耐える可能性が高まる。初期は採用していたが、レシリザのダブルブレイズGX+はこちらのポケモンにかかっている効果を無視するため、環境トップに対して両対応できないなら対策にならないと判断した。気合でバトンを貼ろう。


・カスミ&カンナ
オルジェネ後にかくごのつるぎと言えるようになる犯罪カード。考察期間が短かったこと、ハンドを抱えないためコストが重いと感じ採用しなかったが、採用しても全然アリだったと思う。むしろ使用感を教えてほしい()


・ゲッコウガGX(かすみぎり)                              俗に言う探偵ゲッコウガ。特性「しんしゅつきぼつ」によって、無人下だろうが何だろうが「アイエエエ?!ニンジャ?!ニンジャナンデ?!」という相手の悲鳴と共にやってくる。こいつが偉いのは素でフーパ(バンデットガード)を倒せるのと、オルジェネ込みでラフレシア(にがにがかふん)を倒せる点。1回ルカメタフーパラフHANDに詰まされたことがあるため、対応力を上げるなら入れたい1枚。アタッカーとしても優秀。


・シルヴァディGX(バディブレイブ)                   最近三神と組み合わせた構築が流行っている模様。アグロ三神においては、グズマハラから準備が完了するため、レシリザに対して押し負けなくなるのが魅力。ただN覚でパーツが落ちる可能性もあり、採用するなら構築を大きく変える必要がある。


3. 基本的な立ち回り


3-1. 先攻の場合

リーリエの項でも触れたが、先1のサポートはリーリエが望ましい。2ターンかけて山札中のエネの圧縮と入れ替え札等を集めていこう。N覚から入らないことにより、相手目線では「殴られるのは先3から」という発想になるため、悠長に展開してもらえる可能性もある。圧縮が進むこと、1エネでも加速できれば殴れるようになることから、先攻の方がプレイの難易度は易化する。間違っても私のリア友↓のように後攻取って後1オルジェネ!という構築ではないため注意を。先攻やぶれかぶれカキされますよ^_^

アグロ立ち回り (2)


3-2. 後攻の場合

運に左右されはするものの、後攻からの捲り性能が高いのがアグロ三神最大の特徴と言える。ハンドのボール系を駆使して三神、N覚、入れ替え手段にたどり着こう。そして後はエネが付くのをただただ祈るのみ。プレイングのポイントとしては、ハンドにあるサーチ系のグッズは全て使い切ってポケモンやサポートを山札から抜いておくことで、エネがつく確率を極限まで高めることだ。


3-3. アルティメットレイから入るパターン

対GXや非エクに関してはオルジェネから入って最速でサイドを取りきるのが基本の動きになるが、相手によってはアルティメットレイから入りたい場面もあるため、以下に例を挙げる。

・対レシリザ、レッパ
こいつらは先攻カキから2ターン目に300点を出してくる可能性が十分あるため、何としても先殴りしておきたい相手。ケルディオとテテフに加速してどちらも動かせる盤面にするのがベスト。できれば先攻を取って展開したいが、後攻の場合はN覚で2エネ加速できるように祈ろう。バトンを貼れたときのみオルジェネも視野。ブロアーされたらお通夜。

・対LO
LOとは言うものの、正確に言うと“エネを割る手段のある相手”である。ありがちなのがルカリオ&メルメタルGXとフリーザーGX。これら相手に不用意にオルジェネから入るとエネを割られてアタッカーが棒立ちになり、展開が大幅に遅れてしまう可能性が高いため、相手のハンドにもよるが慎重に入るのが吉。特にルカメタはタッグコール1枚からこの動き(ルカメタ+グズマ&ハラ)が完成するのはおろか、オマケで無人発電所まで持ってくる。なんでだよ。ゆっかーかよ。

・対ビーストリンガーズ
最近多いのはウルネクズガアゴ辺りだろうか。これらのデッキに対して非エク倒す→オルジェネ→GX倒すの流れを取ると、サイドが6→5→2となりビーストリングターンをスキップすることができる。しかし、こいつらは少しでも隙を与えると一気にエネ加速して青天井火力を出してくるため、相手の盤面を見て臨機応変に対応するのが重要になる。ズガアゴ戦でこのプランを通す場合、最初のサイドはリセホマシャでアーゴヨンラインを倒して取るのがオススメ。



4. 各マッチに対する相性と試合展開


◻︎レシリザ

先攻で互角、後攻だと上振れないと不利という感覚。目指すサイドプランは3-3、3-2-1、4-2のどれか。途中でマオスイを挟まれるとかなり厳しいため、2パンの1発目にやぶれかぶれを挟みたいが現実はそう上手くはいかない。①先殴り、②ケルディオの用意、これを徹底したい。途中でヒードランを挟まれる展開が考えられるため、対応できるように意識しておこう。

◻︎レッパ

相性および立ち回りは基本的にレシリザと同じ。無人を貼られないためにケルディオが活きることから、多少はマシかもしれない。フレアドライブGXとぐれんのあらしによって300点を連打できるため、三神は出せても1体の展開が多い。ケルディオがハチマキかすみぎりを耐えるため、ケルディオ2体を押しつける流れに持っていきたい。

◻︎ゴッパ(ゴッドパーフェクション)

最近流行りの、非エクからタッグまで相手できる非常にバランスのいいアーキタイプ。最初は中打点のデッキなので先攻なら微有利、後攻微不利もN覚次第といったところ。ハチマキてんくうのさばき300点を貰わないようミュウミュウを殴っていってサイド3-3のプランを取るのが賢明か。相手がベンチを並べてくれればかくごのつるぎが差さるので多少楽になる。と同時に、こちらもミミロップ&プリンGXのジャンピングバルーンで三神が1パンされないように注意。

◻︎イカ系統

メインアタッカーが何かにもよるが、基本はオルジェネ→サイド2-2-2のプランを取りたい。アグロのお陰で後攻になってもこちらが有利な対面だと思われる。こちらの速度に追いつくためにアタッカーを育てる展開も考えられることから、ウルネクだった場合は先述のビーストリングスキップのプランに切り替えるなど、柔軟に対応したい。ガブギラ、オロヨノ、アゴアクジあたりはアセロラが入っている可能性が高いことや三神に対しては基本2パンなことから、前は無視してイカ漁に勤しもう。

◻︎WADA
先攻微有利後攻微不利くらい?相手はサンダーを2枚使った時点でジラーチサンダーサンダーと取られて負けるため、早めにピカゼクにスイッチするはず。こちらとしては、ピカゼクがプレイされたら積極的に攻撃を当てていこう。無傷の状態でフルドライブを打たれるとこちらはベンチ5体かくごのつるぎ以外で1パンできないため、タッグボルトGX+で盤面が崩壊しかねない。ハンドの抱え方次第では積極的にやぶれかぶれで流していこう。カプサンダーも忘れずに。

◻︎ズガアゴ
三神の高耐久(やけど1回でもびっくりヘッドの要求枚数が変わらない)とケルディオの存在から、後攻でも五分くらいに考えている。ぶん回られたら厳しいけどね・・・。プランとしては先述したビーリンスキップか、最速オルジェネ→3-3で取りきる流れが望ましい。

◻︎ゾロペル
後攻でも微有利くらい?三神がわざを1〜2回は耐えることから、ぜひともオルジェネを打っていきたい。その後は3-3、2-2-2、2-2-3のプランを相手の盤面や自身のハンドを見て選択していくかたちになる。ポイントとしては、①完全超越されないようにハンド干渉で要求枚数を増やす、②メタモン、アロベトラインは積極的に狩っていく、③スティンガーGXも頭に入れておく、辺りだろうか。

以降は簡単に記述。疲れたので笑

◻︎HAND
こちらも1回殴ってGX。なんか1回守ってトノバックみたいな口調になってしまった。長期戦になるとリソース枯れしてしまうため、殴る+ハンド干渉で早期決着を試みたい。

◻︎LO
有利マッチ。前述の通り1殴り→オルジェネ→殴りが安定だと思われる。ベンチを広げ過ぎると身動きが取れなくなるので注意。

◻︎ルカメタ
対タッグにしては珍しくオルジェネを優先するマッチ。相手のデバフ(フルメタルウォールGX、鋼鉄のフライパン)によってこちらが2パンできないようなら、GXわざでバフをかけていこう。

◻︎サナニンフ
無理。三神出さずにケルディオだけで戦おうとしたらミラクルマジカルGX+で超越された。ここを戦えるマッチにするならルカメタ等を採用したい。

◻︎サナキュウ
環境に三神やエネを多くつける構築が多いため、使用数の割には差さってるのではないか。相手にも必ず準備のターンがあるため、こちらが最速でオルジェネを決められればいいが、手こずると一気に劣勢に。

◻︎シルヴァディ
オルジェネしたいマッチ。マグカルゴ(じならし)やアローラベトベトン(かがくのちから)を立たせないように倒していく方が相手の動きを制限できる可能性もあるので、ハンドと相談で。

◻︎その他非エクからピックアップ
ジラサン
有利だが、妖ミミッキュ(まねっこ)やカプサンダーが突然襲ってくるのを頭に入れてプレイしたい。三神を2体出してしまうとこいつらに交互に1パンされて負ける可能性があるので注意。

ゴルーグ
最近流行っている構築。お互い順調に回った場合、双方の攻撃回数は4回である(三神:オルジェネ+3殴り、ゴルーグ:三神2パン+GX1パン+デデンネor非エク1パンか三神2パン×2)ため、先攻ならいかに走り切るか、後攻ならマオスイを使って1パスもらうことが重要になる。ダンベル貼られたら1パン不可能のためヒモやグズマで無視しよう。

グランブル
無理・・・というほど無理ではない、厳しいけど。ゴルーグと違い三神を1パンできるため、どうにかして1パス貰わないといけない。オススメは0エネヤレユータン(さいはい)引っ張り出してオルジェネ、これで入れ替え札を引かれなければ三神が生き残れる。


番外編③:アタッカーがいない!どうする?
三神が複数回殴れるのであれば問題ないが、三神→エネついたケルディオかテテフというようにテンポよくサイドを取られてしまうと、終盤にアタッカーの供給が間に合わなくなる可能性がある。そんなときにオススメなのが、再度N覚で展開すること、通称SideNである←。運ゲーにはなるが、これで2エネ以上つけば入れ替え札と合わせて殴りに行けるため、劣勢になっても勝ちの目がないわけではないことを頭に入れておきたい。



5. シティリーグ当日のマッチアップ


それでは当日のマッチアップについて振り返っていく。「どうせ受かんないだろうし、環境だけ見て帰るか~」なんて考えていた男の哀れな1日である、どうか笑い飛ばしてくれればこれ幸いといったところ。


・0回戦:だいちゅうせんGX
初戦にして最大の敵現る。いや、現れたのこっちなんだけどね。人数は正確に数えていないものの3~4倍はあっただろうか。受かった時のために待ち時間でデッキシートを書いていたのが功を奏したのか、何と受かってしまう!さすらいの運命や如何に・・・(10位)


・1回戦:レシリザ先0-2 負け
そんなこんなで1回戦。お相手のスリーブが赤いことに嫌な予感を感じつつ、先攻とれて一安心。だがハンドを見てびっくり、テテフスタートかつクソ事故っている。相手はレシリザスタート。だがまだだ、運命のドロー、そのカードは・・・

水 エ ネ ル ギ ー

手貼りエンドしたら案の定、後1ダブルブレイズで種切れ。その場にいた64人の誰よりも早く負けw

お相手もびっくりだったらしく、試合後の第一声が「マジすか?」だった。いやマジだよ。っていうかマジSORE 1000%俺のセリフだよ。Are you ready?じゃねーよ。readyしてる間に試合終わったわ。

まあなすすべなく負けたおかげで以降の試合も気負うことなく望めたわけですが、だがさすらいは知らない、この時点で決勝トナメへの道が断たれていたことに・・・。

ちなみにお相手は1-2の時点でドロップしている。私のオポが低かったのにはそんな伏線もあったのである・・・。それでは皆様聞いてください、さすらいで、「マジすか?」


・2回戦:アロペルゾロ先6-2 勝ち
勝負勘を取り戻せぬまま2回戦。こちら先行で順当に展開、お相手アロベタスタートでゾロアークかなーとか考えてたらアローラニャースやニャース(確か)がわらわらと並ぶ。これはツイッターで見たアロペルゾロでは?!相手もってくるで番終わり。こちら、相手の展開を遅らせるためにやぶれかぶれしつつ追加効果オルジェネ。そこからはウォーキングされないように非エク3体倒して勝ち。
途中焦って2体目の三神を出してしまったのは普通にミス。ベンチにテテフが居たので無理にアタッカーを用意する必要はなかった。そのせいで3神でドヤ顔殴るしかなくてダメージ入らなくて1ターン遅れるし。でもシロナカトレアでグズマを回収できたお陰で相手のハンド干渉後もグズマを引けたシーンがあり、そこは良かった。兎にも角にもまずは1勝。


・3回戦:三神ケルディオwith非エクたち後6-2 勝ち
ここに来てミラーで後攻を引いてしまう、しかし俺にはN覚がある・・・!お相手は先1で順調に展開、ベンチにネクロズマ(たそがれのだんがん)を置き手貼り。こちらも後1で展開し、満を持してN覚打ったらスカ。あれ、これ負けでは?2体目のジラーチ出してねがいぼしでN覚がめくれたためハンドに加える。
まだだ!人の夢は!!!終わらねえ!!!!
相手は先2で三神出し手貼りしてたそがれのだんがん。こちら後2で再びN覚したら4エネ付く。いや振れ幅!それからは終始こちらが先殴りしていき、押し切って勝ち。途中アセロラされて長期戦になったが、相手のエネ加速手段がアルティメットレイだけだったため、盤面に差をつけられたのが大きかったように思う。ミラー後攻でも勝てます、そう、覚悟ならね()


・4回戦:ルカメタHAND先3-0 勝ち
お相手のマリガンでHANDと分かる。ここで事故らせて勝つことを心に誓う。辛いマッチだからね、しょうがないね。
こちら先1リーリエで展開し、三神手貼り終わり。相手ルカメタスタートからのクラハン表でエネ割りご満悦の様子。ダイゴの決断使って番終わり。普通の三神ならここで後れを取ってしまうが、このデッキはアグロである。N覚で覚悟の違いを見せつけつつ(しれっとここで2エネついている)、手貼り、ハチマキ、やぶれかぶれしてからアルティメットレイ180点。返しで何もされなかったのでそのまま殴って勝ち。やぶれかぶれ最強!

実は裏話があり、この試合の前にドロップ者の関係でリマッチが起きたものの、対戦者が変わった人は一部で私は同じ相手との試合だった。だが公平を期すために対戦準備をやり直したところ(全卓やり直した)、私は後攻事故ハンドから先攻神ハンドに変わっていたという完全に運だけマンだったのである。


・5回戦:ギラマネロオロヨノ後4-0 勝ち
対戦準備をしていたところ、またもやリマッチ。どうやら今回は私が対象らしく、移動した先に待っていたのはなんとおかぴーさん、終わった・・・、という訳にはいかないので何とか食らいついていきたいところ。
お相手ジラーチ(確か)、こちらリセホスタート。ベンチにイカとギラティナ置いて手貼り、リーリエやねがいぼし2回するなど順調にデッキを回していく。最近はハンド干渉されつつジラーチ倒されると辛いからイカ側はジラーチ2体立てるらしい。さすが世界勢、淡々と最善手のプレイをしてる。しかしこちらがリセホスタートしたことでゾロアーク系だと思ったのだろう、早々にオロヨノを切ってくれた。これはいけるかも?
こちらは全力でデッキを回し、覚悟を決めて後1オルジェネ。相手は先2グズマでこちらのエネなしケルディオを引っ張りつつシャドーインパクト。こちらは返しにテテフグズマでカラマネロを引っ張ってアルティメットレイ、ケルディオとテテフに加速。相手はメイを使い、ベンチにイカ2体(計3体)並べてシャドーインパクト。どうやらこのターンは次にワンチャン賭けるための準備に充てていたのだと振り返りながら感じた。上手いなあ。
こちらは前のターンにテテフを使っていたためにグズマに触れず、ベンチ4体のため迂闊にポケモンを置けない。おかぴーさん上手いなあ。仕方なく前のギラティナをアルティメットレイで倒す。サイド4-0。
相手は先4でリセットスタンプを押すも、思うように札を揃えられなかったようでここで投了。試合には勝ったもののプレイングで完全に負けていたなと感じさせる一戦だった。いつか公式大会の上位卓で当たれるよう頑張っていきたい。

試合後に少し話して、「トーナメント頑張ってください」なんて声をかけてもらった。初戦負けてたからないだろうな~とか思ってたけど、そう言っていただき「もしかしてもしかするかも?!」なんて心を躍らせていたが、結果は上述の通り10位でオポ足らずだった。私は何を頑張ればいいのか見失ったので、とりあえず昼飯を頑張って食べた。おわり。


※常体ここまで。



いかがでしたでしょうか。執筆は追記を含めると3か月ぶり、構築記事に至っては半年以上ぶりのため、皆様に満足していただきる内容になっているか不安ですが、1人でも参考にしてくださる方がいればこれ以上の喜びはありません。
記事を書いている11/2時点でもアグロ三神が福岡のシティリーグで優勝するなど、まだまだ環境の第一線で戦うポテンシャルはありますので、我らで覚悟の違いを見せつけていきましょう!笑
内容に関することで何か疑問点、質問等がありましたら、気軽にまでリプやDMで質問していただければと思います。熱意のある質問に対しては、こちらも同じくらいの熱意をもって返させていただきます。

しかし皆さん思ってるんじゃないでしょうか、「文字で延々と説明されても実際の立ち回りがイメージしづらい」と。分かりますその気持ち。でもそんな動画なんてどこに・・・



あった!!!!(ダイマ)(半年ぶり2回目)(もはや伝統芸能)(なんか書いとけ)

はい。

最後になりましたが、普段から練習に付き合ってくれるチームのみんなやエボルパチパチ他にも個人的に仲のいいきとうし東西線AZSのポケカプレイヤーに感謝を。特に構築を生み出し、俺に託してくれたパシャ君、ありがとう。アグロ三神は間違いなくどの三神の構築よりも早くてアグレッシブでした。

いよいよレギュレーション変更が近づいてまいりまして環境に大きな変化が生まれようとしていますが、これからも我々チームやぶれかぶれを宜しくお願いいたします。

以下は有料部分ですが大したことは書きません。購入してくれた方のためにちょっとした㊙情報を書いておく程度ですのでお気になさらず。それではここら辺で筆を置かせていただきます。3か月後にまた会いましょう笑


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11/4:採用候補の欄にゲッコウガとシルヴァディを追加


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