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成功した要因が、衰退の原因にもなる!?

『ヴェネツィアは、外からの人の受け入れを拒否することで大を為したのであった。だがまた、この方針を貫いたことによって衰退せざるをえなかったのである。古代ローマとて同じだ。こちらは反対に門戸を開いたことで大国になったが、衰退も同じ要因によって起こったのである。国境を広げ人々に均等な機会を与えたので大帝国になりえたのだが、それによって首都ローマが空洞化することまでは防げなかったのだ。(再び男たちへ 塩野七生)』

繁栄は自社の性格にあった経営ができるかどうかが鍵

本国の政治はあくまでも自国民だけが携わったヴェネツィア、それとは真逆に他国人にもローマ市民を与え政治に参加させた古代ローマ。

選択したことは、真逆だが双方1000年存続することができた。どちらが正しいということではないと思う。きっと、それは民族の性格によるのだと思う。どちらが民族としてふさわしいか?ふさわしい選択をしたことで繁栄ができたと考えるのが正しいと思う。

これはきっと、企業も同じ。自社の性格にあった経営ができるかどうか。それが今問われていると思います。

では変革期が来たら、本質的な変革が必要となる

私が学んでいる勉強会では「陽極まれは陰。陰極まれば陽」と習っています。

同じことを繰り返すことで成功をすることが出来たとしても、どこかで真逆になることがある。それが変革時期になるのでしょうけど、どのような変革をなすべきか?

ここで言いたいのは、本質的な変革が必要になるだろう、ということです。

最後に・・・・

こんなことを考えていると、ふと恐竜の最後の時代、白亜紀。その時代に獣脚類、要はティラノサウルス系統の肉食の恐竜の仲間から草食恐竜になる仲間が出ました。テリジノサウルス。

もうその段階で、恐竜時代が終わる兆候だったのかもしれない。

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