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読書会『成功哲学(ナポレオン・ヒル著)』第1章

今回、とある方とこの本の読書会をすることになりました。私自身、20年ぐらい前にナポレオン・ヒル財団の「PMAプログラム」を購入して、勉強したことがありましたが、最近全然聞いていなかったので、ちょうど良いと思ってまた勉強することにしました。

1、自分の心を知るとは?

p1『本当の自分を見出した者だけが自分の才能を知り、それをどう活用するべきかを知り、成功を収めることができる』(訳者まえがき より)
p18 あなたは成功へ向かう大きな可能性を持っている。しかし、それを達成す るにはまず、自分の心を知り、自分の人生を生きなくてはならない。(第1章 「自分の心を知り、自分の人生を生きよ」より

・『自分の心』を知るって、どういうことなのか?

・『自分の人生を歩む』ということ、と『自分の強み』を知る、又は活かすということとの関係性があるのか?言い方を変えると、『自分の強み』を活かせなければ、『自分の人生を歩ん』でいることにならないのか?

この二つの疑問が湧きました。

多分、この答えは、『成功の定義』に隠れていると思ったので、読み直してみました。

p17『成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つひとつ実現していく過程である。』

『自ら価値ありと認めた目標【願望】』を知ることが、『自分の心を知る』ってことなのかなって思いました。

この『自ら価値ありと認めた目標【願望】』に向かっている過程事体が、『自分の人生』を歩んでいるってことで、この過程を充実したものにするには、『自らの強み』を最大限に発揮することが必要なのでは?

※私が、客観的な情報として自分の強みを知るツールとしているのが、『ストレングスファインダー』と『気学』です。気学で解ることは(正しい表現ではありませんが)大風呂敷的なので、更に絞り込みをする際に、ストレングスファインダーを活用すって感でしょうか。⇒私個人としては、的を得ていると思います。但し、他の方にも試してみないと何とも言えません。

※次元が異なるけど、野原に咲く花が綺麗なのも、種の存続という目標【願望】の為、自らのやれることを生命をかけて行っているから!なんて考えることもできるのかもしれませんね。

2、「PMAプログラム」を社員教育に活用

W・クレメント・ストーンやアーノルド・リードが、自社の社員教育にPMAプログラムを使って、ナポレオン・ヒルが入って行われた件がありました。

私の職場では、かつて「SMIプログラム」で社員教育をしていたことを思い出しました。当初は、販売してくれた方がコーディネーターとして入ってくれましたが、その後は自社で行う様になりました。

今、思うと自社だけでやってしまうと、どうしても受ける側が「(会社からの)価値観の押し付け」と感じてしまうことは否めないかなと思いました。反省をするとともに、このことは今後のことを踏まえて、大変勉強になりました。

3、他人の専門技術を利用

トーマス・エジソンの件で

p21『彼は、学校ではいかなる科学知識も学ばなかったものの、他人の受けた専門技術を利用し、うまく進めていくやり方を体得したのであった。』(同上)

とありました。小規模であれば、自分自身で何でもかんでもやれば良いのですが、それなりに大きくなるとそういう訳にはいきません。

ましてや、これからは「専門性」の時代よりも、専門性が統合され「総合力」同志の競合時代に入ると思われるので尚更必要になると思います。

今回、改めてPMAプログラムを学ぶにあたって、『マスターマインド』を学び直そうと思いました。

4、逆境を跳ね返す

p27 逆境は全て同等か、もしくはそれ以上の利益をもたらす種子を運んでくれるものである。一時的な失敗や失意の時期を経験しないで真っ直ぐ成功へ向かって進んだ人は、きわめて稀である。失敗したとしても、内面の自己をしっかりつかんでさえいれば、つまり、真に自分自身でありさえすれば、叩きのめされたままダウンするということはない。殴り倒されはしても、すぐに反撃することができるのだ。(同上)

『内面の自己をしっかりつかんでさえいれば』=『自分の心を知る』、『本当の自分を見出す』ことが出来れいれば、失敗に挫けず、更に挑戦をすることができる。

このことを考えると、自分を信じられることは、「とても強い力」になると思いました。

p18 成功した人間は、人生の道程のどこかで必ず自分の望みとおりの生き方を発見しているものである。この強大な力を発見するのが若いときであればあるほど、成功と幸せの人生を送りやすくなるものだ。(同上)

当初、この文章を読んだときに「強大な力」なんだ~と漠然と受け止めましたが、そのことが失敗しても挫けずに前進していける力の源泉だとすると、まさに『強大な力』だと改めて認識をしました。

失敗もしないで成功をする人は稀である、とありますが、まさにその通りだと思います。だからこそ、失敗後がどうかでその後の人生を大きく変えることになる!

私が読んでいる別の本『歴史の研究』にも同じような記載がありました。文明が成長をするには、

『真の最適な挑戦とは、被挑戦者を、ただ一度の応戦に成功するだけでなく、さらに一歩前進するはずみがつくように刺激する挑戦、一つの事業のの完成からまた新たな努力へ、一つの問題の解決から他の問題の提起へ、陰から再び陽へと前進するように刺激する挑戦である。乱された均衡をもとどおり回復するただ一回の有限な運動だけでは不十が分であって、発生の後の成長が続くというふうにはゆかない。運動を何度も反復されるリズムに変えるには、ベルグソンの用語を借りて言えば、エラン・ヴィダルがなければならない。エランヴィダルの勢いに乗った被挑戦者は、均衡を通り越して不均衡の状態に達し、新たな挑戦に遭遇する。その挑戦にこたえ、ふたたび均衡を回復するために新たな応戦をするが、その応戦を行き過ぎになって、またもや均衡が失われる。このようにして、可能的に無限に連続して挑戦と応戦が繰り返される。』(「歴史の研究 第十章 文明の成長の性質」トインビー著)

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「挑戦」とは、文字通り「目標への挑戦」であり、「応戦」とは「失敗を跳ね返し、目標へ更に挑戦」することだと思います。よって、組織のリーダーが、『自分の心を知っている』人間なのかどうかのかで組織の将来は、或る意味決定をされてしまう、とことにつながると思われます。

組織のリーダーが、『自分の心を知る』ことは、もはや激動期であれあるほど『明確な責任』です!と言えます。

5、『心の城』に『精神的な城壁』を持て

私がここで精神的な城壁と言っているのは、否定的な意味で使っているのではない。むしろ、ある特定お場所に引き下がって、その中でもっと完全に自分自身になれるという、そんな場所のことを言っているのである。(同上)

自身のセルフイメージを(高めつつも)しっかり守れってことなのかな、と思いました。自分のセルフイメージを無責任に壊そうとする人間は沢山います。無自覚に!無責任に!どれだけ非常識なことを言っているのか、恥ずかしいことを言っているのか・・・・私自身、セルフイメージが非常に高いので、薄っぺらい批判等をしてくる人間がいたら、近づかないようにしています。

そして、今、私は新たな応戦をしようと思っています。

3年前に成功した組織運用が、私の中では時代遅れてなっており、私が今後やろうと思っている事業展開をするのには合わないことがハッキリしました。

では、どうやってやるのか?それが重要です。

だから私は、心の城に入って思索に、課題を解決しようと決意しています。




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