今の理想的な組織形態について、生命誕生あたりから学んでみる!?
『進化は終わらない』というゲームがあります。(人類を含む)生物の進化肢に関するゲームです。何に興味を持ったかは、最初の出だしがどうなっているのか知りたくて少しやってみました。意外とシンプルだけど、今後の事業展開のヒントを与えてくれるのではと考えています。
1、このゲームの出だし、だいたいこんな感じです。
『原始溶液』から『アミノ酸』(ポイント15~)と『ヌクレオチド』(ポイント40~)の二つに分かれる。
そして、『アミノ酸』→『タンパク質』へ、『ヌクレオチド』→『DNA』『RNA』へ。そして、『原核細胞』で合流して、『真核細胞』へ。
最初の『多細胞生物』として『スポンジ』へ。こんな感じの流れです。
2、私的には、『単細胞生物』から『多細胞生物』になった件が意外好きです(笑)なので、ただ単にこのような流れで進化をした、というよりは、その背景も解るようにしてくれると、もっと面白いのにと思います。
多分、最近の学校の教科書にも載っていると思うので、詳しい話は省略しますが、下記が簡単な流れです。
(1)最初の生物たちは、海に溶け込んでいた同じ物質ばかりを食べていたが食料不足になる。⇒日光・二酸化炭素・水でエネルギーとできるシアノバクテリアが誕生。酸素を生み出す。
(2)大量の酸素が空気に充満したので、(酸素が猛毒とする)既存の多くの生物が絶滅した。⇒酸素で呼吸する生物が誕生。この生物は、既存の生物に比べ活発だった。⇒他の生物を食べる生物が登場。
(3)元いた生物は、有毒な酸素から逃げる、他の生物と合体することで大きな体をもつようになった。お互いに利益になる共生する関係を作る。⇒食べる、食べられる側も、共生関係で一つの生物となった。『多細胞生物』の登場。
『単細胞生物』だったときは、生殖活動、捕食活動等も一つで完結していただけど、『多細胞生物』になると、生殖細胞、体細胞(生殖細胞以外のすべての活動)を役割分した。その結果、より複雑な進化を遂げることができるようになった。
3、上記の内容を、顕在化している顧客ニーズへサービス提供の飽和化、社会環境の変化による顧客ニーズに変化等によって、既存のやり方だと収益を得られなくなった場合と、このような捉え方が出来るかなって思います。
また多細胞生物については、企業の吸収合併と捉えることできるでしょうし、事業主団体・提携関係であったりすると思います。今後は、このようなグランドデザインができ、吸引力があるところが大きく伸びていくように思います。
どんなに自社が素晴らしく専門特化していても、今後はどの業界であったとしても、競合相手は自社の100倍以上の総合力となって成長してくる、その可能性が十分にあります。
一時的に市場を奪われずに経営が成り立ったとしても、怖いのは時間・期間の経過なのです。多細胞生物は役割分担をすることで、複雑な進化をすることができるのはご存知ですよね。つまり、時間と期間が経過すればする程、競合相手は益々強くなる可能性が十分にあるということなのです。一時しのぎ的な思考では勝ち目は絶対にありません。
私の個人的な意見ですが、自社の規模た小さければ小さい程、自社の強みを活かせる複数個の提携関係を、自社主導で構築した方が良いのではと思います。自社主導の提携関係の他にも、参加しても良いと思う。
要は、自社にとって、どのような関係が理想なのかも知る必要がある。
どうして吸収合併や規模の拡大でないかと言うと、社会環境の変化が今後は間違えなくもっともっと激しくなることが想定できるからです。自社の規模が大きいと変化に対応しづらいことは間違えないからです。
そして、色々とこのことで『副産物』が生まれると思うからです。
私も、現在3つ程このような提携関係を作ろうとチャレンジをし始めたところです。