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スポーツの価値

久しぶりの投稿です。コロナウイルスの影響により大学が閉鎖となり、緊急事態宣言の発令や様々な活動の自粛がありました。今でも感染者数は減らず、まだまだ終息は見えませんが、多くの制限の中でスポーツ活動が再開されつつあります。

競技の近況報告

4/3から学校が閉鎖となり6/2に地元の競技場が開くまでの間はタータンでスパイクを履いて走る事は出来ませんでした。この約2ヶ月間は近所の川辺で走ったり、室内で自重トレーニングをして筋肉を維持する事を心がけていました。

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4/1の体組成計での筋肉量57.2kg

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6/15の体組成計での筋肉量57.7kg
一応同じメーカーのものですがモデルが違ったり体型選択が異なっている為目安の数値です。

2ヶ月間はウエイトトレーニングも出来なかった為、筋肉が落ちないか心配でしたが、実家の美味しいご飯をたくさん食べて筋肉がカタボリックにならないようにしました。

6/2から7/18の1ヶ月半は地元の競技場とジムを合わせて週に3~4回ほど通っていました。大学の授業が全てオンラインなので決まった曜日はレポートを書いていました。春学期の授業では特にスポーツ心理学の授業が興味深かったのでまた後日noteに書きたいと思います。

7/27からは、人数を制限して大学の競技場で練習出来るようになったので神奈川で練習をしています。1週間のうちに3日は競技場を2時間使うことができ、2日はトレーニングセンターで80分間ウエイトトレーニングが出来るようになりました。

また8/5.8.9.12に競技会が行われました。東海大学の学生とその他の参加者が数十名で行う規模の小さいものです。私は8/5.9に走り高跳びに出場しました。それまでのベストは高校三年生の時の176cmでしたが8/5に180cmを跳び、自己ベストを更新することが出来ました。久しぶりの試合で自己ベストを更新できて嬉しかったです。自己ベストを跳べた瞬間に周りで補助員をして下さった先輩方や同期から歓声を受けて改めてスポーツの素晴らしさを実感することが出来ました。

スポーツとは

あなたにとってスポーツはどんな役割を担っていますか?

自粛期間中にスポーツ活動が制限されて、何を感じましたか?

答えは人それぞれであると思います。選手からすればスポーツは欠かせないものであり、思うように競技が出来ず苦しんだと思います。スポーツファンからすれば日々の楽しみが無くなった、減ったと感じたと思います。飲食店のオーナーや会社の経営者は倒産の危機に直面して、スポーツどころでは無かったかも知れません。

この時の社会の優先順位は競技が出来ず苦しむスポーツ選手よりも、経済が回らなくなった事によって困窮している人々を救うことが先です。新聞では職を失った事によって家賃が払えなくなったり、給付金を受け取らないと生活できない人々が取り上げられていました。

来月の生活、場合によっては明日の生活さえ不透明な人はスポーツする事が出来るでしょうか?きっとそんな余裕は無いと思います。私を含め、スポーツ選手は多くの費用をスポーツに注いでいると思います。スポーツが出来る環境は誰にでも平等に与えられた物では無いでしょう。

もし健康の為にランニングを始めるとします。すると走る為の靴・服を揃えるだけでも1日の食費は超えると思います。明日の食べ物に困っている人はランニングを始めることさえできません。これは極端な例ですが、想像を膨らませれば幼少期からスポーツを出来る環境があるという事がどれだけ恵まれた環境かを認識しなければいけないと感じました。

スポーツの語源として「気晴らしをする・楽しむ」という事があります。さらにスポーツの範囲を狭めると競技スポーツには「人間の可能性の限界を追求する」という側面もあります。まず、可能性の限界を追求するというスタートラインに立つ事が出来る人間が限られます。しかし、限られているからこそ、スポーツには大きな価値があります。

多くの人は、前人未到の挑戦・限界を追求するチャンスすら握っていません。だからこそ、アスリートに期待し、記録やプレーによって歓喜します。アスリートが成長し、可能性の限界を追求する姿を見て人々は夢や希望を抱けるのだと考えます。

東京2020オリンピックは延期になりました。確実に開催されるかはわかりません。しかし、アスリートはその中でも成長する事で人々に大きな力を与えられるのだと思います。自粛期間中に自宅でトライアスロンを行なって多くの寄付金を集めたドイツの金メダリストや7月に開催された記録会で女子3000mの日本記録を更新した田中選手などは我々に人間の持てる力の偉大さを伝えてくれました。

今でもコロナウイルスは終息せず、プロ野球やサッカーにおいても感染による試合中止などがあります。しかし、このような状況だからこそ、スポーツ選手はさらなる競技力の向上を目指します。恵まれた環境で、多くの人々に支えてもらいながら、スポーツに打ち込む事がスポーツの価値を高める手段だと思います。

私自身も競技会の際や学校練習の際に多くの大人の方々の力によって実施できたのだと実感しました。感染対策のために受付での検温、アルコール消毒、動線の確保などその労力は計り知れないでしょう。そこまでしてもスポーツのために動いてくださるのはそれだけスポーツの持つ力が大きいものであると感じているのだと思います。まだまだ、競技力も低く、大した影響も与えられない私ですがこれからもより一層努力し、誰かに夢や希望を与えられるようになりたいと思います。

長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございます。

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