2010 Decade MLB Best Team Decisive Battle
お疲れ様です。筆者の拓海です。MLBに関してのnoteは約5ヶ月振りになります。気合い入れて書きます。
皆さんはMLBについてどれだけ知っていますか?贔屓の試合をしっかり観てる人であったり、日本人選手を追っかけてる人、30球団満遍なく観ようとしてる人様々だと思います。
一つ言えるのはここ10年で間違いなく日本人のMLBファンは増えたということです。
ということで(?)2010年代のMLB各年のベストチームを作成し、Twitterのアンケート機能で2010年代の最強年を決めようと思います。このnoteでは各年のチーム紹介をしたいと思います。
ではやっていきます!
◎注意及び指標説明
とその前に注意事項等を!このnoteで紹介する指標の値は全てデータサイトFanGraphs Baseball(https://www.fangraphs.com/) を参考にしています。
◎指標の説明👇
○wOBA (Weighted On-Base Average) 打者が1打席あたりにどれだけチームの得点増加に貢献したかを表す指標。.340以上を記録すると平均以上で、.400以上は非常に素晴らしい値。
○wRC+ (Weighted Runs Created Plus) 打者が打席あたりに産みだした得点の傑出度を表す指標。PF等も考慮している為時代を超えて打者の評価が出来る。100が平均で160以上が素晴らしい値。
○BsR (Base Runs) 打者が攻撃においてどれだけの得点を創出したかを表す指標。値が大きい方がよい。
○UZR (Ultimate Zone Rating) リーグにおける同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べて、守備でどれだけの失点を防いだかを表す指標。0を平均として+15以上がゴールドグラブ級とされる。
○FRM (Framing) 捕球技術、いわゆるフレーミングの優秀さを表す指標だがFanGraphs Baseballだと算出方法や補正等については詳しい事は分からないので詳しく知りたい方はBaseball ProspectusやBaseball Reference等の値を参考にした方がいい。今回は公平性を保つ為にFanGraphs Baseballを参考とした。
○FIP (Fielding Independent Pitching) 真の防御率とも呼ばれる指標。防御率では反映される守備の運要素(テキサスヒットやファインプレー、判断ミスによる失点) を除き、被本塁打、与四死球、奪三振で評価する指標である。防御率同様値は低い方がよい。
○BABIP (Batting Average on Balls In Play) 一般に選手の好不調が実力に起因しているか否かの判断基準に用いられる事が多い指標。投手の場合、BABIPが低く成績も良いと運が良かったのではないか?とされる例もある。
○ERA+ (Adjusted ERA)
ERA(Earned Run Average)日本語で言う所の防御率。リーグ平均防御率とPFを考慮した指標。100を平均として100以上が平均以上の防御率、100以外が平均以下の防御率となる。
本noteではFanGraphs Baseballで使用されているERA-?を採用しました。しかし、紹介シートの方ではERA+と表記になっていました。本当に申し訳ないです🙇
-なので恐らく数値が低い方が平均以上の防御率、高い方が平均以下の防御率となります。
○WAR (Wins Above Replacement) そのポジションの代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを統計的に推計した指標。代替可能選手とは、「平均以下の実力で、容易に獲得できる選手」、すなわち3Aから昇格させたり、ウェーバー経由や後日指名選手で獲得できる控えレベルの選手を指す。
以上が今回使用する指標となります。
それではやっとチーム紹介はしていきます!!
2010年
(この年.359 32HR 100RBI OPS1.044でMVPを受賞したJosh Hamilton まさに野球選手として頂点を極めた彼について知りたい方は助手ニキのhttps://note.com/bryce34/n/n65134b798fbc をチェック)
打線はハイアベレージ、脚を使えるような選手が多くないのでPujols,Bautista,Hamilton辺りがチャンスでどれだけランナーを返せるかが鍵になるだろう。
投手は後ろの2人が他の年に比べて圧倒的じゃないのでどれだけ粘れるかがポイントだ。
2011年
(2017年に殿堂入りを果たしたDocことRoy Halladay 2000年代のAll-Decade teamの先発右腕に選ばれた英雄は2017年11月7日に40歳という若さでこの世を去った。)
打線はEllsbury,PedroiaのBOSコンビでチャンスを演出し、得点を取る。守備もPedroia-Tulowitzkiの二遊間、Longoria-Tulowitzkiの三遊間は堅い。
投手は先発が長いイニングを投げ、最終回にはMariano Riveraが君臨する。
2012年
(前年の選手生命を危ぶまれる程の大怪我から復活しMVPとカムバック賞を受賞したBuster Posey WSも4連勝で2年振りの優勝を果たしまさに2012年の顔だった。)
三冠王のCabreraを軸にした打線。全体的には迫力がある訳ではないので少ないチャンスをモノにできるかがポイントだ。
投手はやはりKimbrelだろう。圧倒的な投球内容で打者を圧倒する。
2013年
(前年に45年振りの打撃三冠王を達成し警戒される中AVG,OBP,SLG,OPS全てでMLB1位となり2年連続のMVPを受賞したMiguel Cabrera 開幕前のWBCにも🇻🇪代表として参加した。)
昨年は三冠王に輝きこの年は現代版三冠王を達成したCabreraが中心だ。Davis,Trout辺りがどれだけカバーできるか。
投手で特筆すべきは上原浩治だろう。この年WHIP0.57と歴代最高値を叩き出した。
2014年
(2度のCYを誇る世界最強左腕Clayton Kershaw この年は21W3L ERA1.77 WHIP0.86とキャリアハイの成績を残し3度目のCYとNLでは1968年以来の投手としてMVPを受賞した。)
40HR以上を記録した選手がいない打線には迫力が足りないがAltuve,Brantley,Trout等安定した打者が揃ってる。
投手はKershawだろう。WHIP,FIPの数値は素晴らしくエースの働きを期待できる。
2015年
(Sports illustrated誌にアマチュア選手としては異例の表紙に掲載されたこともあるBryce Harper 以前よりMLB全体の注目を集めていた彼はこの年圧倒的な成績を残し満票でMVPを受賞した。)
神童Bryce Harperがどれだけ打てるかが鍵になる。彼をカバーする選手は揃っているので彼次第。
先発陣はここまでで最も安定してると思われる。
優勝候補の一角。
2016年
(キャリアハイの成績を残しCY受賞も狙えたJose Fernandez 数々の記録を打ち立てるはずだった彼は2016年9月25日にボート事故によりわずか24歳でこの世を去った。)
派手な打者はいない。しかし全員が安定しておりOPS.900超えが5人いる。
投手は歴史的な投球をしたBrittonだ。彼にどうやって繋いでいくか。またJose Fernandezの投球も楽しみだ。
2017年
(熾烈なALのMVPを争いを演じたJose AltuveとAaron Judge MLBの歴史でも大きな転換期となったこの年AltuveはMVPを受賞し、Judgeは満票でROYを受賞した。)
野手だけ見れば優勝候補である。Votto,Altuve,Stanton,Judge等好打者が揃った。
投手は圧倒的な成績を残した選手はいないが、全員が安定している。
2018年
(勝ち星には恵まれなかった(CY受賞の先発としては最少の勝利数)が圧倒的な投球でCYを受賞したJacob deGrom 投球内容は歴代でもトップレベルだろう。)
TroutのOPSは1.088でした申し訳ありませんでした🙇🙇
OPS1超え4人の超強力打線。30-30のRamirez,打点王Baezと切れ目がない。
投手も歴史的投球内容だったdeGrom,300KのScherzerと強者が揃っている優勝候補である。
2019年
(20W5L 212.1IPで326SO K/9 13.82と歴史に残る投球を披露したGerrit Cole オフにNYYと9年3億2400万ドルで契約合意を行い嵐の様にHOUを去っていった。)
6人が40HR超えの最恐打線。32HRのMarteはハイアベレージも残せる。Acuna Jr. Yelichと盗塁できるメンバーもいる。
投手はやはりColeとVerlanderのHOUコンビだろう。 2人共300Kと圧倒的な投球内容だった。
筆者の優勝候補筆頭である。
◎まとめ
誤植も多数あり申し訳ありませんでした🙇今回紹介したチームを元にTwitterのアンケート機能でトーナメントで優勝チームを後日決めたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
次回もお楽しみに〜👋