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【映画】石がある

MONO NO AWAREの玉置周啓が紹介していて気になっていた映画。福岡では上映されてなかったんだけど、Asian Film Jointで九州初公開とのことで行ってきた。このイベントはインスタの広告から知った。ナイスすぎ。というより、広告からなにか行動に移したの初めてかもしれない。


映画は100分間、何も起こらない。名前すら明かされない男女が水切りをしたり、石を積んで遊んだり、それ以上も以下もない。

したがってメッセージ性もない。ぎこちない二人の会話を、リズムをじっと感じる。もう少し何かあると思ってたぶん、意識的に背筋を伸ばす時間があった。多くの映画は基本的に何かメッセージ的なものを伝えてくる。それがないと言えばもしかしたら失礼なことなのかもしれないけれど、メッセージとかじゃなくて映画そのものを心の片隅に置かれたような感じ。真ん中じゃなくて片隅で、明日には5割、明後日は8割と日を重ねるごとに端に追いやられると思う。でも、それで良い。あの映画で起こったことも、私の人生に起こることも、全てがとるにたらないことだから。

福岡市総合図書館映像ホール・シネラ
11/15 18:00〜

もう一度だけ公開されるみたいなのでよければ是非。

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