北欧 #アイスランド 旅行記(0日目)〜はじめに〜

夢の中で、寿命は44歳までと告げられていた。しかし、それは幻だったのか、新たな役割を持たされたのか、45歳の誕生日を迎える事ができ、何かまた動き出そうとしている。

2022年は、温泉と手技療法を融合したサービスを提供するため、立地条件が良かった新見の市街地から、山里離れた熊谷温泉に施術院を移した年だった。

「軌道に乗って商売しているものが、山奥に引っ込んでどうするんだ?あまりにも常識破りで、田舎では自殺行為に等しい!」と地元の方に助言を頂いた事もあった程、思い切った決断をした。

それでも、日本独自の伝統的な文化である「湯治」できる場所にこだわりたかった。

施術との相乗効果を引き出すために、前後に温泉に浸かって頂く。そしてこども向けに、温泉水に浮かべて、水中の中で手技を施し、麻痺や発達障害などの症状にアプローチする事から始めてみる事にした。

アンテナを立ててサービスを提供していると、色々な流れが出てくる。

提供している熊谷温泉の温度が23度と温度が低く、ほぼ冷泉状態から加熱して普段は提供している。

しかし、冷泉のまま、手術後の後遺症などの炎症で悩んでいる人が湯治する下部温泉(山梨県)の存在を知り、夏に勉強のため訪れ、冷泉が持つ力を目の当たりにする。

岡山に戻り、熊谷温泉でも同じような湯治法を提供できないか模索していた所に、偶然なのか必然なのか、飛び込みで地元の会社から低温サウナ施設の建設営業を受ける。

元々私がサウナが苦手で、興味が全くない分、アイディアも出てこなかったが、この営業マンの提案を通じて、北欧では、サウナ後の水風呂代わりに、冷泉が活用されている事を知る。

よくよく調べてみると、日本独自の文化と思いこんでいた湯治が、低温サウナと融合した形で北欧アイスランドにも存在した。

しかも、これまで世界でも唯一無二と学んだ天城流湯治法のような、温泉水に浮かばさせて、水中で手技やストレッチするフローティング法まで確立されていて、何よりも日本より生活に馴染んでいる様子に驚きを隠せなかった。

自らの世間知らずぶりに恥をかいていた所に、仲間を通じて、アイスランドの温泉でフローティングを学ぶワークショップに参加したり、手技を受けたりするご縁に導かれた。

寿命を告げられたあの夢は、半分幻ではなかったのではないかと思うようになり、感染症の流行、各地で類を見ない自然災害、近隣諸国での戦争、世界的なインフレと円安など、色々なリスクがある時期ではあったが、死を意識した事によって、逆に何でも挑戦できるような気がして、行ける時に行こうと家族に相談しながら、今回の訪問計画に至った。

この旅路の終わりには、アイスランドへ導かれた事が宿命だったのか、それか無謀な計画だったのか知る事となるだろう。

佐々 貴司 on Instagram: "北欧 #アイスランド 旅行記(0日目)〜はじめに〜 夢の中で、寿命は44歳までと告げられていた。しかし、それは幻だったのか、新たな役割を持たされたのか、45歳の誕生日を迎える事ができ、何かまた動き出そうとしている。 2022年は、温泉と手技療法を融合したサービスを提供するため、立地条件が良かった新見の市街地から、山里離れた熊谷温泉に施術院を移した年だった。 「軌道に乗って商売しているものが、山奥に引っ込んでどうするんだ?あまりにも常識破りで、田舎では自殺行為に等しい!」と地元の方に助言を頂いた事もあった程、思い切った決断をした。 それでも、日本独自の伝統的な文化である「湯治」できる場所にこだわりたかった。 施術との相乗効果を引き出すために、前後に温泉に浸かって頂く。そしてこども向けに、温泉水に浮かべて、水中の中で手技を施し、麻痺や発達障害などの症状にアプローチする事から始めてみる事にした。 アンテナを立ててサービスを提供していると、色々な流れが出てくる。 提供している熊谷温泉の温度が23度と温度が低く、ほぼ冷泉状態から加熱して普段は提供している。 しかし、冷泉のまま、手術後の後遺症などの炎症で悩んでいる人が湯治する下部温泉(山梨県)の存在を知り、夏に勉強のため訪れ、冷泉が持つ力を目の当たりにする。 岡山に戻り、熊谷温泉でも同じような湯治法を提供できないか模索していた所に、偶然なのか必然なのか、飛び込みで地元の会社から低温サウナ施設の建設営業を受ける。 元々私がサウナが苦手で、興味が全くない分、アイディアも出てこなかったが、この営業マンの提案を通じて、北欧では、サウナ後の水風呂代わりに、冷泉が活用されている事を知る。 よくよく調べてみると、日本独自の文化と思いこんでいた湯治が、低温サウナと融合した形で北欧アイスランドにも存在した。 しかも、これまで世界でも唯一無二と学んだ天城流湯治法のような、温泉水に浮かばさせて、水中で手技やストレッチするフローティング法まで確立されていて、何よりも日本より生活に馴染んでいる様子に驚きを隠せなかった。 自らの世間知らずぶりに恥をかいていた所に、仲間を通じて、アイスランドの温泉でフローティングを学ぶワークショップに参加したり、手技を受けたりするご縁に導かれた。 寿命を告げられたあの夢は、半分幻ではなかったのではないかと思うようになり、感染症の流行、各地で類を見ない自然災害、近隣諸国での戦争、世界的なインフレと円安など、色々なリスクがある時期ではあったが、死を意識した事によって、逆に何でも挑戦できるような気がして、行ける時に行こうと家族に相談しながら、今回の訪問計画に至った。 この旅路の終わりには、アイスランドへ導かれた事が宿命だったのか、それか無謀な計画だったのか知る事となるだろう。" 佐々 貴司 shared a post on Instagram: "北欧 #アイスランド 旅行記(0日目)〜はじめに〜 www.instagram.com

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