超快適!新幹線オフィス車両でzoomしてみた
リモートワークの定着化が進む現在のコロナ禍において、「新幹線でzoom会議がしたい!リモートワークがしたい!」という声があった影響や、多様なワークスタイルを推進するという目的もあり、全国の新幹線に「新幹線オフィス車両」というものが導入されるようになりました。
JR東日本とJR北海道、JR西日本が連携。北海道・東北・上越・北陸新幹線の全列車(「こまち」「つばさ」「つるぎ」は除く)・全区間を対象に、8号車をWeb会議や通話が可能な「新幹線オフィス車両」を設置。土休日及び最繁忙期を除く平日のみの実施です。実際に使ってみた感想や乗車率、利用方法等をお伝えします。
利用方法
利用するにあたり、特に事前に準備等はいリません。事前申し込みももちろん不要。新幹線の自由席特急券を所持していれば、誰でも利用することができます。新幹線によっては、8号車が「指定席」と表記されている場合もあるが、新幹線オフィス車両である8号車に関しては、指定席特急券は不要です。
席は自由なのにどうして「指定席」と表示されているのか。その理由は、土休日などは指定席車両として運行されるため、設定変更がシステム上できないからではないかと推測できる(←ここ僕はあまり詳しく無いので、鉄道に詳しい方、もし間違っていたらご助言をお願い致します。)
8号車のドア付近や車内には、画像の通り「新幹線オフィス車両」というステッカーが貼ってあるため、間違えて乗車する人は少なそうですね。
今回私は利用活用していませんが、車掌さんに申し出ると「折り畳み間仕切り」や「スマートグラス」などもレンタルすることもできるようです。
Wi-Fi環境
新幹線の中でzoomができると言ってもやはり心配なのがWi-Fi環境。もちろん、車内にWi-Fiは通っているが、実際のところどうなのか。スムーズに会話ができる環境下なのか。
結論から申しますと、“新幹線が走っている区間による”っていう感じです。
私が今回利用したのは、上野→金沢間。上野→長野は、zoomをしていて一度もタイムラグが起きませんでした。長野→富山は最悪と言っていいほどでした。長いトンネルが多いせいか、接続が10分に1回くらいのペースで乱れ、しまいには接続を切る方が良いのではないかという状況になってきます。
ネットワーク環境を最大限に活用するために、A、 C、E席の利用も推進されています。
乗車率
気になる乗車率ですが、私が利用した車両は5〜10%くらいでした(2021/12/13(月)、東京発 あさま607号 長野行き と かがやき509号 金沢行き)。
画像の写真は富山〜金沢間で撮影したものなので、富山で降りた人が3人くらいいると考えてください。
それにしても、少なすぎません?逆にオンライン会議可であると言うことを考えると非常に快適だと感じることができます。
隣の指定席車両(7号車と9号車)は混雑率50%くらいだったので、他号車と比較しても空いているようです。
まとめ
用途によって使い方がいろいろ問われてきますが、新幹線オフィス車両は個人利用面では快適性に優れています。Wi-Fiを接続するとなると、長いトンネルでの接続がどうしても悪くな流ようです。
用途や目的に応じて、普通の席と新幹線オフィス車両を使え分けるのが良いですね!