【20日公開】新型コロナワクチン接種証明書アプリ 使用レビュー
2021年12月20日より日本政府が公式に発行する、デジタル庁の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」の運用が始まった。
アプリインストールから発行まで、かかった時間はわずか2分。
実際に使ってみた感想や用途まで、詳しくお話しします。
アプリの概要
新型コロナワクチン接種証明書アプリは、日本政府が公式に発行するアプリである。従来の接種証明書は紙媒体であり、保管に困ったり持ち運ぶのが面倒だったりすることもあっただろう。
今後は自分のスマートフォン内にアプリとして登録されるので、ワクチン接種証明書の提示が必要な機会があればいつでも用意することが可能になる。
実は、日本政府に先走って東京都がこれに似た方式を2021年11月より実施していた。
スマホでワクチン接種証明開始 LINE活用、10万人突破-東京都
東京都のアプリは、協賛企業のお店で提示すると様々なサービスや特典が受けられるというもの。従来の紙の接種証明書だと、氏名や接種を受けた会場名などを店員に見られてしまうが、アプリだと接種証明のコードのみが表示されるため、個人情報保護の観点でも役に立つ。
今回の日本政府発行のものも、それとほぼ同じ役割を果たす。
ワクチン接種証明書の「発行・提示・読み取り」の3つの機能を備え、コロナワクチンの接種完了を公的に証明するものだそうだ。
証明書発行方法
ここからは具体的に私が発行したときの感想なども交えながら、発行方法について説明していく。
まず、私が証明書発行に使ったもの[準備物]、それは
マイナンバーカード
だけである。
「え?!本当にそれだけ?」
という質問が飛んできそうだが、本当である。
昨日の深夜、夜行バスの暗闇の中で私は発行した。
説明は以上。
これ以上説明のしようがない、ってくらい簡単だ。
マイナンバーカードさえあれば、アプリの画面にしたがってボタンをポチポチ押すだけ。
是非読者の方も今すぐアプリをダウンロードしていただきたい。
今私が記述した内容の詳細は日本政府のデジタル庁ホームページにて確認していただきたい。(私が書いた内容が絶対に正しいとは言い切れないので)
今後のアプリ活用拡大に期待[マイナンバーカードの壁をどう乗り越えるか]
ワクチン接種率向上という目的だけではなく、隠れた目的もある。
今回の取り組みの隠れた目的は“マイナンバーカードの普及率向上”ではないか。2021年12月3日時点でのマイナンバーカード普及率は40%。まだ5人に3人は持っていないという状態。マイナンバーカードの健康保険証利用も始まり、今後日本国民の生活には欠かせなくなってくるであろうマイナンバーカードは普及率が向上すべきだろう。
ワクチン接種証明を発行するにあたり、マイナンバーカードの使用を必須条件にすれば普及率が向上することを狙っているのか。2022年度末までに全国民に行き渡らせたいとのことだが、正直このペースではいけないと日本政府デジタル庁がこの方法に乗り出したのだろう。
今後のアプリ活用拡大に期待だ。