また会える未来最高〜笹岡秀旭ファーストワンマンライブ「axis」@新宿ACBホール 2022_08_11レポート〜
2022年8月7日及び11日、笹岡秀旭くんのファーストワンマンライブ「axis」が新宿ACBホールで開催されました。以下は11日の主観的ライブレポートです。
①U.F.O
開場から1.25時間。開始時刻まであと15分。周囲も程よく会話が弾みまったりし始めた頃、ステージ上にスモークが焚かれる。今か今かの胸の高鳴りと共に、聴き慣れた「U.F.O.」のSEが鳴り響く。「U.F.O.」のインストはまるで映画音楽みたいにドラマチックだ。「purple」digital E.P.のインストの順番をわざわさ曲順を変えてこの曲を先頭に持ってくるあたり、笹岡が音作りにこだわった1曲なのだろうなと思う。
そこに「purple」のジャケットで見たクレリックシャツをまとった笹岡が登場する。このシャツ自体はどちらかというと上品な部類に入ると思うが、なかなかどうして、いざ歌い出した笹岡は1曲目から既にバッチバチにイケている。
「U.F.O.」は緩急の差が激しい1曲だが、ステージの端から端まで動き回り、時に切なく裏声を響かせたと思ったら力強くサビを歌い上げ、急にこちらをオラオラと煽る仕草も見せる笹岡はライブの初っ端から覇王色の覇気を見せつけている。君ひょっとして「KAT-TUN部※」を知ってたんかってくらいオラついている。
若干21歳、笹岡秀旭の持つ振り幅の大きさよ。もし会場に歓声が許されていたら「キャアアアアアアーーーーーー!!!」の一択であっただろう。これが60年代だったらもう血管ブチ切れるくらい叫んで失神してたよねきっと。
※諸々の準備などが間に合わず「ギリギリでいつも生きていたい」(生きざるを得ない)笹プ有志による部活動の名称。
②Tell me why
続いての曲は秋風が似合うしっとりしたバラード、「Tell me why」。冒頭は耳元で囁かれるような優しい歌声だが、音量控えめにしていても一つ一つの発声が粒立っており、言葉の意味とともにスッと耳に入ってくる。ん?ここ何言ってるかちょっとわかんない、っていうことがない、日本語の響きを大切にした笹岡の歌い方が好きだ。
ライブ中に100万回くらい思ったが、前髪重めのマッシュスタイルの笹岡はめちゃくちゃ顔が小さい。首が細くて華奢だ。それなのに歌声は会場の隅々まで響く。かつて番組公開中、笹岡の声で会場が地響きしてたっていう感想をちらほらお見かけしたが、誇張でもなんでもなく身体で感じた実感だったんだろうなというのを身をもって味わった。
最後のフェイクなんてこれ笹岡じゃなくて自分の体の中から発しているんじゃないかな、自分の身体が笹岡のマイクのスピーカーになったんじゃないかしら、そうかなるほどこれが共鳴かあ〜、などと思う。
最後に「I need you」って歌詞があるんですが、そこで観客の方に手をスッと伸ばすのやめてもろて…死んじゃうからさァ…。
③MC〜注意事項〜
ストローで水を飲んで汗を拭き拭き、戻ってきて開口一番「みなさーーーーーーん!こんにちは!笹岡秀旭です!」
あー、とうとう聞いちゃったよ肉声で「笹岡秀旭です!」を。さっきまであんなにエモエモのエモだったのにめちゃくちゃ笑顔。今日も皆さんに会えてめっちゃ嬉しい!!みたいな、ふわわわわわわぁぁぁ〜とお花みたいに広がる笑顔。好き。
「今日も暑い中お越しいただいて…」みたいな挨拶の後、僕から注意事項があります!と会場内の注意事項をお伝え。この注意事項が本当に素晴らしく、私は心打たれました。感染症対策で歓声はNGという話の中では、「平和な世の中になったその時には、精一杯の歓声をお願いできると嬉しいです」。ライブ中に気分悪くなったら「お近くのスタッフに遠慮なくお伝え下さい。何よりも体を大事にしていきましょう」。
これはねえ、、、治安が良いでお馴染みの笹プですから、もちろんスタッフさんに言われても真剣に聞いたと思います。が、笹ちゃん本人に言われるとグッとくるものがありました。
私なんかは閉所恐怖症気味なんで(今でいうパニック障害ですかね)、身体のコンディションが悪いと自宅マンションのエレベータとかで密になっても気分悪くなってしまうんですが、これってやっぱり家族であってもなかなか真の意味で理解できない、誰にも助けを求められない辛さみたいなのがあるんですよね。そこを皆さん体を大事にしていきましょう、大切なあなたの体ですから、みたいなこと推しに言われるとめちゃくちゃ心に響きますね、ホント。
ところで笹岡は会話の途中で「ン゛ン゛ッ」みたいな咳払いで声の調子を整えることがあり、今まで数々のyoutube放送で見てきていたそれが目の前で聴けたことに(非常に細かいですが)ああ本当に笹岡が私の前に立っている!と実感しました。
④新曲「Draw」
なんと今回のライブで初披露の新曲「Draw」がここで披露される(大文字小文字の塩梅はわかりませんが)。披露の前に「皆さん準備はよろしいでしょうか!」「楽しむ準備はできてますかあああ!?」と言われ、楽しむ準備アオリ厨(どんなだよ)の私、歓喜。
そしてまたこれがめちゃくちゃダンサブルな爽やかナンバーでほんとに新曲??みんな知ってたんじゃないの?ってくらい会場が縦ノリ横ノリご自由に的な感じで楽しげに動くんですね。もちろん私もその一人。こんなに動く?ってくらい足が自然に動く。あ〜〜〜楽し〜〜〜〜
今回サポートメンバーとして、笹岡とは今までに山下達郎さんの「クリスマス・イブ」のカバー動画でも「purple」E.P.でもタッグを組んでいるにわとりさんがギターで入ってくださっていたんですが、にわとりさんがこの曲で頭をブンブン振り回してワッシャワッシャと自由自在に動いているのが最高に痺れました。カックイイ〜〜〜!!!
本公演でにわとりさんファンが激増してるというその理由をまざまざと実感しました。
歌い手もサポートメンバーも観客もそれぞれのグルーヴで曲を思い思いに表現していて、生きる喜びに満ち溢れているというか、あーこうやってお祭りが出来上がっていくのねと思った。
こりゃあ夏フェスだね!開催しちゃったねササソニ!!
じきに音源等でも公開してくれるこということだったので、その日が心から待ち遠しい。
⑤purple
Digital E.P.の表題曲であり、今回のライブのメインといえばやはりこの曲であろう。個人的には今日一番の「口から音源」を感じられた1曲だった。この曲の歌声の安定ぶりを聞いていて、これを表題曲にした笹岡の並々ならぬ決意のようなもの、1曲にかけるプロ意識が感じられた。
E.P.を出そうと思ってこの曲を作ったのか、この曲ができたからE.P.にしようと思ったのか。ことの順序はわからないけれど、少なくともこの曲があるからこそ「出れんの!? サマソニ!?」にチャレンジしたのだろうなと思った。
笹岡の迷いなく堂々とした歌いっぷりに、この曲の持つ意味の大きさを実感する。
ところでこの曲の「幸せでも不幸でもない」ってところの手の振りがとってもよかったですね。肘を曲げて右胸、左胸のあたりに交互に手を持っていくんですが、メモをとりながら思わず絵に描いちゃいました。
かわいい。今度のライブではぜひ一緒にやりたい。振り付け動画出してください。
⑥MC〜今後の活動について〜
「purple」が終わるとMCタイム。先の曲の清らかなファルセットと「ありがとうございます」っていう声の低さの落差に改めて驚く。ちょっとお兄さん、イケボがすぎやしませんか。
ここで今回のライブタイトル「axis」についての説明が入る。「axisっていうのは軸っていう意味です、回転するものの真ん中を指すんですけど」というような説明の後に、自分でも「あれ…ちょっと軸そのものを説明しすぎちゃったかな」みたいにフフって笑っていたのがツボでした。いやものすごく伝わってますよ、その説明。
ここで改めて話をさせていただきたいと思います、とした後に続けた話。
(言葉は全く正確ではないと思いますがニュアンスとして受け止めていただけますと幸いです)
これを聞いて、ふと思い出したのは自分が以前書いたnoteだった。
2021年9月23日、笹岡の21歳のバースデーに書いた「笹岡秀旭のモラトリアム」。
まだ日プ2のセカグルも発表されていなかった頃、INI以外のどの練習生の未来像もぼんやりとしていたこの頃。
私が笹岡に描いていた未来像は、笹岡が何がしかのグループに入ったりしてどんどんメジャーになっていって、多くの歓声を集める存在になっているというものだった。
番組が終わって少しの空白期間の中で、笹岡がオリジナル曲の発表を皮切りにSNS等の発信でどんどん私たちファンに近しい存在になっていった。
ただそれは一時的なものに過ぎなくて、いつしかそれが遠くに離れていく日が来るかもしれない、それがある意味自分達の望みでもあると。
でも「purple」のリリース、そしてワンマンライブ「axis」が開催されるとなった時に、これは私の考えが間違っていたのかもしれないな、との思いが頭をよぎった。
笹岡はきっと、私たちとぐっと近くなったこの距離を保ったまま、これから先どんな手も離さないように、自分の器を広げて広げて、ずっと近くを走ってくれるんだなと、そう感じたのだ。
笹岡が言った「僕がおじいちゃんになるまで」の一言には、もちろん私たちがおばあちゃんになっても、の意味も含まれる。僕がおじいちゃんになっても歌を歌うから、皆さんがおじいちゃんおばあちゃんになってもずっと聴いていてね、と。
なんという愛の言葉だろうか、と思った。
これはほとんどプロポーズじゃないか。
自分の一生をかけて、自分の歌でそれぞれの人生を、その人生の灯火が消えるまで彩ってくれるというのだから。
⑦夏だね。
…とひとしきりアイドルを目指していた自分との訣別を語った上で、
「とはいえ!ライブで1曲2曲は歌って踊れる曲があってもいいと思いました。」
「皆さん、歌って踊ってもいいですかー??」
いやもうそりゃあ、何度も言うよ 残さず言うよ 迷わずにSAY YES の心根でしたね。なんてったって我々、アイドル笹岡も大好きですから。
ただ私は「歌って踊って」のその意味とは、なんというかみんなで楽しくライブで踊って楽しめるナンバーを作ってみました!ちゅきちゅきハリケーン!みたいな気持ちでいたんですよね。ところがですよ。
……人間ってびっくりし過ぎると普通に #友永構文 が出てくるもんですね。
「夏だね。」の間奏部分はほんまのほんまにダンスブレイクやったんやな(CV.真也)と実感。「夏だね。」は紛うことなきダンスチューンだったんだと、あの夏からの答え合わせが今、この瞬間に完了しました。
ウェーブ綺麗。音ハメ綺麗。これはいつかバックダンサー引き連れてシンクロダンス踊ってほしい!この時ほど大声で声援を送りたいと思った時間はなかったです。Goosebumps以来のダンスをありがとう笹岡!!アイドル笹岡サイコーだよ!!
⑧お着替えタイムからの「感電」
ここで汗を拭き拭き、ちょっとはけてお着替えタイム。
「axis」のキービジュアルにも使われている、青シャツに着替えてさっぱりと登場する笹岡。
「ここからはガラッと雰囲気を変えてアコースティックでいきたいと思います」と言った後、「僕を知っている皆さんならご存知の曲だと思います」と、はじまったのが米津玄師さんのカバー「感電」。
…..「感電」!!!!
まじかまじでか。感電のフル尺なんて笹プの夢にまで見た光景じゃん。今まで「パララパッパーパラパパー」でフェイドアウトしていく画面をどれだけ切なく見つめていたことか。存在しない2番を笹岡の声で再生しては自分を慰めていたあの日々。
いや、ほんと報われましたね。「返事はいらない」で耳に手を当てる笹岡、「ニャンニャンニャン」で猫の手になる笹岡、「明後日を探し回るのも」で額に手を当てて探すそぶりをする笹岡。これ全て、夢まぼろしじゃなくて存在するんですよ。もう「ない記憶」なんて呼ばせない。
私は笹岡の感電で「銀河系の」の「系のー」の歌いかたがダントツで好きなんですが、2番で「洒落になんなーい」の「なんなーい」に形を変えて現れた時は会場の片隅で「くううううううう」と身をよじって悶絶しました。
いやはや、2番もCメロもラスサビも全て全て、素晴らし過ぎました。
まさか人生にこんな日が来るとは。今日が私の命日ですかね。R .I .P.
⑨レクリエーション「オリジナルソング作曲タイム」
これ楽しかったですねー。キーワードを5つ観客の皆さんから募って、そのキーワードで即興で作曲し、今日8月11日だけのオリジナルソングを作りましょう、と言う試み。
「即興なんでグダッちゃうかもしれないんですけど、クオリティは気にしないでいただけると…」と謙虚発言。
1曲めキーワード:「パンダ」「大好き」「弁当」「流星群」「愛してる」
「これ僕パンダに食べられちゃうんじゃないですかね?笹なんで」「おーっと、大好きと愛してるとどっちも入っちゃったよ!?」フリートークも絶好調の笹岡。
キーワードをもとにスマホでポチポチと作詞をしていくスタイル。スマホを片手に、微動だにせず作詞に集中する笹岡。頬や顎に軽く手を当てて考え込む姿はそのままロダンの「考える人」のようでしたね。顔にできる陰影が彫刻のように美しいのよ…。
いきましょうー!と元気よくはじまった歌。
その歌い出しは「俺は笹岡ーーーーーー」
いやはや、「俺はジャイアン」以来の名乗りスタイルの歌い出しに痺れましたね。ギターロック的なにわとりさんのサウンドがまた素晴らしい。
主な内容:俺は笹岡、お前ら笹大好きなパンダ〜流星群のように愛が降り注ぐ全部詰め込んでお弁当にしよう
そんなこんなで
2曲めKW:「笑顔」「な・な・な・夏」「草」「いちご」「少年」
ちょっとメロウな曲。
主な内容:僕は少年ジャンプ+を読んでいる〜チェンソーマンのアニメ化まじ楽しみ〜夏草が薫るこんな季節にいちごが食べたいな〜※
※後半曖昧だったところをいぬもさんにお助けいただき加筆しました!いぬもさんありがとうございます!
3曲めKW:「水」「太鼓の達人」「飛行機」「夢」「笹岡秀旭」「マップのピン」(おまけで6つのキーワードになった)
2曲めよりちょっとポップな感じの曲
主な内容:僕の夢は飛行機のパイロットでもなくGoogleマップのピンになることでもなく太鼓の達人の動画で日本一になること!サ.サ.オ.カ.ヒ.デ.ア.キ!
3曲が終わるとここで不意に我に返ったように「あ今日、彼の紹介してないわ….(汗)」とおもむろにサポートメンバーにわとりさんの紹介をしていました。
にわとりさん...打ち合わせと全然違うタイミングだったのにずっと集中して演奏してたの本当にすごいな…。
ちなみに私は開場後の待ち時間にFFの方ににわとりさんのTwitterアカウントをお聞きしてフォローさせていただいたんですが、SMS認証コードより早いでお馴染みの笹プのレスポンスを彷彿とさせるスピード感でフォローバックいただきました。もう開演10分前を切ってたくらいのタイミングに...仕事ができすぎる...。
それにしても3曲目で「水」のKWが出た時、とっさに「水!水大事ですよね。みなさん水分補給してくださいね。僕もですけど」
「笹岡秀旭」の時には「なんかジャンプの最終回のタイトルみたいじゃないですか?ここにきて本人の名前って」と、続けざまにポンポン言葉が出てくるあたり、この人はホントにコメントの天才だなと思いました。
ファーストワンマンにして危なげない進行はこのワードセンスの賜物だと思う。笹岡のラジオ、また聴きたい。
⑩青春病
ここでもう一つのカバー、藤井風さんの「青春病」。
藤井風さんと笹岡といえば「きらり」のカバーがものすごく好評だったけれど、ここで「青春病」が出てくるとは!と思わず唸ってしまいました。
米津玄師さんと双璧をなす希代のシンガーソングライター藤井風さんの歌は、そのどれもが押し並べて難易度が高い。特に「青春病」は後半にいくにつれてAメロBメロCメロだけでは飽き足らずDメロEメロも存在すると言われており、こんな曲なんで思いつく?どうやって作ったの??って頭が爆発しそうになる。素晴らしい曲なんだけど、自分で歌う曲ではない(私にとっては)。
しかしこれも歌っちゃうんですよね。笹岡は。
今日最も安定していたのが「purple」だったとしたら、ああ笹岡ってほんっとうに歌うまいなって思ったのは「青春病」でしたね。次々と変わるコード進行。さらりとメロディアスに歌声を響かせる笹岡。アウトロのフェイク聴いてたらさっきまでトンチキソング歌ってた人だとは思えないほどの繊細な歌の表情に涙出そうになりました。
私の耳、聴いたものがそのまま録音される仕組みになってたらいいのに。
「歌で場が持つ」ってこういうこと言うんだよな。笹岡の歌声さえあれば、そこはもはや笹岡が統べる世界なんだよな。若干21歳にしてこの存在感。すごいよほんと。
しっかし、「青春はどどめ色」って改めて聴くとものすごい歌詞ですね。
青春なんざ楽しいばかりのものでもなんでもないっていうのは、ある程度の年齢に達した大人ならば誰もが抱いている苦い感情だと思うんですが、ついこの間青春が終わったような(もしかしたら未だこの瞬間もまっただ中とも言えそうな)、その青春のありようをテレビ放送という形で間近で見せてもらっていた笹岡本人の声で歌われると、なんだか非常に胸に迫るものがありました。
⑪乗せて(feat.E-piC:2.9)
いよいよ最後の曲になりました。いやー、ほとんどの笹プはこの曲をライブの最後に歌うって夢見てたんじゃないでしょうか。
はい皆さん、その夢が現実になりましたァアアア!!!
もう本当に爽やか。爽やか。(二度言う)
そして「いざ飛び乗って」(フォーン)でサッと手を挙げるわけですよ。颯爽と。
どのくらい颯爽かって言うと、IZ*ONEの名曲「Panorama」で奈子ちゃんがサッと手を挙げるくらい颯爽としてます(伝わる人にしか伝わらない例え)。
そして左右に手を振って〜ってやるわけですね。
笹岡の手の動きと共に左右に揺れるペンライト。なにこれ。めっちゃ幸せ空間。多幸感。
曲の途中ではステージ前方に設置された箱馬に足を乗せて、ロッカー笹岡の姿まで見せてくれます。その瞬間、会場全体が「笹岡の女」になる感じ…。わかりますかこの感じ….。
そうかと思えば「君と出会えたんだ」で会場に手を差し出す笹岡….。「連れていくから」で手を広げる笹岡…。もうやめて…笹プのライフはゼロよ…。
連れていくから手を離さないで
路線変更 行き先は非日常
いざ飛び乗って
そして笹岡がこの部分を歌った時、「路線変更」の文字が歌声と一緒に、はっきりくっきり自分の瞳の中のスクリーンに映し出されたような思いがしました。
そうか、笹岡は路線変更したのか。
アイドルという行き先から、シンガーソングライターっていう行き先に。
どうかこの手を離さないで、僕と一緒に新しい列車に飛び乗っておくれよ。
かつてアイドルに憧れた、何者でもなかった僕の、今日これからが新しい日々のスタートなのだから。
⑫I LOVE YOU TOO
アンコール待ちの間に笹プからはちょっとしたサプライズがありました。
それは、観客全員で統一のスローガンを持つこと。
表面は「axis」のライブタイトルを主としたデザイン(これもx軸y軸をテーマに考えられたと聞き鳥肌立ちました。軸!!!)
裏面は「ありがとう」の笹フォント※。
アンコールでステージに現れた時は「ありがとう」の文字が笹岡に見えるようにみんなで掲げました。(ちなみにロゴの表面は写真撮影の際に掲出)
最初はアンコールだよ、うわーい!みたいな感じのテンションで現れた笹ちゃんが観客に目をやってからの表情の変化が本当に映画を見ているようでしたね。
手で顔を覆い、涙を堪えるような仕草がありました。
「いやー、本当にありがとうございます。全然知らなかった…」
↑このコメントが個人的にはものすごくツボってしまって、いかに普段彼が笹プのタイムラインに生息しているかが伺えて、実に良かったですね。
サプライズでやるから全然知らないのは当たり前なのよ…。ごめんね笹ちゃん。笹ちゃんが知らない笹プの姿もあるんだよ…。
ここでびっくりしすぎて何言うか忘れちゃった!という笹岡から、次のライブの日程の告知が。
会場歓喜!次回のライブは11/4(金)!
「皆さん、お休みとってきてくださいね」とにっこりする笹岡に、有休取得を誓うのでありました。
「こんなに愛してくれて、ありがとうございます。僕も愛しています」
アンコールはもちろん、笹岡からの愛の歌「I LOVE YOU TOO」。
いつか大きな声でみんなで合唱ができる日を夢見つつ、今日は精一杯のハンドクラップを。
最終日公演、最高のフィナーレとなりました。
⑬お渡し会〜お見送り
笹岡+にわとりさん+観客席の写真撮影が終わり、最後は笹岡直筆の歌詞カードのお渡し会。
会場後方から徐々にお会計、お渡し、お手振りと進んで行って、会場内ではその様子を見ることができます。
初日である7日はアクリルシート+フェイスシールド有りだったようですが、11日はなんとアクリルシートのみ。ライブ終わりたてほやほやの素顔で臨んでくれました。
このお渡しの様子がまた…めちゃくちゃかわいい。なんなら自分の番はすぐ終わっちゃうからお渡しだけ見てたい。ずっと見てられる。ライブと同じ、1時間でも見てられる。
笹岡から見てお渡し後の皆さんは右側にはけていくので、右に向かってお手をふりふりするんですが、その首の傾げ方が…例えるならば…そうですね...
あれはバンビの角度ですね。
生き物として絶対的に可愛い角度。
シンガーソングライターでありながらバチバチに煽ってきたり箱馬に乗ってみたり激しくダンスを踊ってみたり色々な面を見せてくれる笹岡さんですが、この時ばかりはそりゃもうとびっきりの「アイドル」でしたよね…。
いざ自分の番になると、あくまでも私の場合はでしたが、
お渡しの瞬間は「ありがとう!やっと会えたね!」みたいな、パッと花が咲くような満面の笑みなんですよね。
そしてお手振りの瞬間、もう前前前世から何もかもを見守ってくれてるような、菩薩のような笑みに変わるわけです。ふりふり。
いやあ〜あんたほんとすげ〜〜〜〜よ〜〜って膝から崩れ落ちそうになりましたね…。
お帰りの時にも、笹ちゃんからのサプライズがありました。
まず踊り場に、次のライブ日程の告知
そして、地上に上がったところにグッズ販売の手書きPOP
会場を出るまでにもいやいやまだまだと、笹プのサプライズ以上の笹岡によるサプライズが待っているのでした。家に帰るまでがワンマンライブですからね。
いやー、ほんと笹岡、最初から最後まで最高でした。
また会える未来最高!!未来!最高!!