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hideaki sasaoka ファンミーティング home vol.0 1部&2部

2023/04/02(日)、渋谷ばぐちかにて笹岡秀旭改めhideaki sasaoka 初のファンミーティング「home vol.0」が開催されました。
こちらは1部と2部両方参加した著者が両方の要素を織り込みながら書く主観的レポとなります。雑談多めとなりますがご容赦ください。

1部は12時30分開場のところ、11:45に物販事前販売スタート。この日のTwitterもギリギリで生きてるKAT-TUN部のみなさんの阿鼻叫喚から始まり、「西口...西口...」と西口を求める声が生き血を求めるゾンビの声の如くTLのあちこちで漏れておりました。

今回の会場渋谷ばくちかは渋谷駅の西口に位置し、前回11月のライブが開催された渋谷WWW Xとは全くの逆方向。

いや西口っていうから西口改札があると思うじゃん。南改札にある西口ってなんだよと思いましたね。通路の風景がどこにいても全く一緒。南改札西口という矛盾した表示のみが頼みの綱ってところがツラい。あと新南口なんて新宿だけでお腹いっぱいなんだよ。いつの間に渋谷が新宿を越える魔境ダンジョンになったんだ。

そんなこんなありつつも会場に無事に到着し、地下をスルスルと降りていくとチケットのもぎりと共に受付のお姉さんに渡されるビンゴカード。
ビンゴ〜!ファンミってビンゴとかやるのか!!高まるゥゥ!!!(人生初のファンミ)

会場はこんな感じ。
今回のキービジュアルはハートが住んでいるおうち。きゃーかわいい!
フロアとの高低差もあまりなくキュッとコンパクトなステージで、手を伸ばせば届きそうな、溢れ出るhome感。

画面いっぱいに投影されるロゴで
待ち時間もにっこり

そして待ちに待ったhideaki sasaokaの登場!!

「こんにちわあああああああ!!!!」
めっちゃ元気!手をブンブンと左右に振り回し会場を見回して「どうもー!!hideaki sasaokaでーす!!!」
ちゃんと挨拶も新しい名前に変わってる!

※ただちょっとレポに書くには長いお名前なので、便宜上ここからは「笹岡」と記載をさせていただきます

今回会議室みたいなところでリハを行ってる風景を見て「おお、プレゼンしてるみたいだな」と感じたんですが

今日のファンミも挨拶が終わるなり表紙付きのクリップボードをパカッと開いて「さて!今日は!」みたいな感じで全ての文末にビックリマークがついてるかの如くハキハキと進行をしだすので、「新入社員、納会の司会で緊張しながらも大張り切りの巻」みたいな感じで実に清涼感あるスタートとなりましたよね。新入社員笹岡からしか得られない栄養があります。

「今回hideaki sasaokaとして新体制でのスタートとなり、これから僕も色んなことに挑戦したり新たなステージに向かって進んでいくことになるんですが、いつもそんな僕の心を支えてくれるのが、こうやって会場に来てくれたりSNSなどでコメントくれたりする皆さんです。今日は家族のように一緒にゲームして笑ったり楽しんでくれたら嬉しいなと思います。

マスクはあるんですが、初めての歓声ありのイベントなので、僕も皆さんの声が聞けることが本当に嬉しいです!今日は沢山声を聞かせてください」

笹岡のイベントで声出しありは初。「はぁ〜...い〜」とまだまだ慣れずにパラパラっと答える聴衆。それを聞いてみんなも笹岡もアハハっと笑いが漏れる。「もう一回、準備はよろしいでしょうか??」今度は「イェーーーーイ!」と元気な声が会場から湧き上がってくる。

これが2部ではもう場も温まりまくっているんで、もう最初から「ハーーーーイ!!!」とイクラちゃんも顔負けくらいの元気なお返事になってました。これが学校だったらみんな思春期知らずの優等生だよな。大変元気があってよろしい。

いいなあ。やっぱり声っていいなあ。

きっとずっと待ってたよね、拍手もいいんだけど、歓声が聞きたかったよね。私たちはずっと笹岡の声を聞いてたから。みんなの生の声が聞きたかったのは笹岡の方だよね。

①豪華賞品争奪!ビンゴ大会

「ではまず最初に、豪華賞品争奪!ビンゴ大会〜!!!!」

高らかに鳴る(恐らく自作の?)SE。盛り上がる会場。おお、早速もうビンゴなのね!

ここで「皆さんきっとご存知だと思うんですが...」と、ビンゴのルールの説明を始める笹岡。縦、横、斜めのいずれかに穴が空いたらビンゴですよ(知ってる...的な笑いが漏れる会場)。なんと3名様に豪華賞品が当たります。

1位、サイン入りチェキ(おぉ〜とどよめく会場)
2・3位、サイン入りステッカー(こちらもどよめき)

ビンゴカード僕も持ってるんです。一緒にやりますよ!とカードを見せる笹岡。ルーレット始める時に、「ルーレット、スタート!」と言いますね。僕だけじゃ寂しいですから、皆さんも言ってください。それでは〜、「ルーレット、スタートー!!」

ルーレットは笹岡が手持ちのiPadの画面をタップすると始まり、タップすると止まるんですが、これがなかなか反応が悪い。始まるのはまあいいとして、全然止まらない...

「えっ、、、なんか全然止まらない。指紋がないのかな?頑張れ!俺の指!」
画面が止まらないのに加えて1部は全然リーチも出ず、あまりに何回も「ルーレットスタート」の掛け声のみを繰り返すこととなり、「なんだか皆さんも僕も今日ついてないんですかね」とビンゴから今日の運勢を占ってしまう笹岡。

「やばい、ルーレットスタートだけで声が枯れちゃうな」「ごめんなさいね何回もしゃべらせて。でも嬉しいんだ、皆さんの声が聞こえることが!」「ビンゴってこんなに当たらないもんですかね?ビンゴが伸びる分には皆さんと一緒にいる時間が増えて僕は嬉しいんですが...」と、この状況に戸惑いつつも嬉しいセリフを言ってくれる笹岡。

スタッフさんが用意してくれたウェットティッシュで指を湿らせるも、依然として反応が鈍いiPad。なかなかビンゴも出ず...という時間が体感十数分続いたのちに、「あっこれコツが掴めたかもしれない!端っこをね!押すとこれ行けるんですよ!」。そこからは軽快なタップでスタート、ストップができるようになり「わあ!これ掴んだ!僕ー!」とはしゃぐ笹岡に微笑みが漏れる会場。やさしみ空間。

なかなかビンゴが出ないものだから満を持して1人目が出た時にはもう会場が一体となって「わああ!」みたいな歓声が上がりましたよね。もう自分じゃなくても誰でもいいから当たってくれ...という気持ちになったビンゴは今回が初めてかもしれない。2人目、3人目も同じく「わあ!」「やった!」みたいに皆が一斉に喜ぶのがとっても微笑ましかったです。

ところが2部のビンゴはこれとは打って変わって、なんと笹岡が一番最初にリーチ、ビンゴ、さらにはダブルビンゴになってしまうという1部とは真逆の展開を見せてしまうのでした。

いやあ、あの時の笹岡は大変わかりやすく調子に乗っていましたね。観客に向かってこれでもかっていうくらいマウントとってきていました。

まずリーチになった時に手足をピョコピョコさせて喜ぶんですが、なんていうか動きがとってもキース・ヘリング。笹岡の手足の横にあのくっきりとした二重線が見えてしまうくらい。おいそんな可愛い動きしてるとそのままMoMAに飾ってきちゃうぞ。

その後「おや皆さん〜当たってないんですか?いいんですか僕に負けちゃいますよ〜」となかなかリーチにすらならない我々観客を煽ってくるんですが、こちらはさながら高速ゲッツ。00なのに昭和〜平成初期のカルチャーを体現してしまう笹岡。
職場のおじさんにこんなのやられたら向こう1週間くらい口利かない女子は多いんじゃないでしょうか。本人の持ってる生まれ持っての上品さゆえに絶妙にムカつかない、笹岡だから許される世界線。

「僕が一等賞になったら、スタッフさんから何かご褒美がもらえるんだそうです」と嬉しそうに語る笹岡。彼は本当に何かご褒美がもらえたのでしょうか。(後日談あり)

2部のビンゴはその後1位も2位も2人ずつ同時にビンゴとなり、スタッフさんの計らいで3位も合わせて計5人が当選の幸運に与るというスピーディーかつラッキーな展開となりました。ちなみにこの5人に筆者も連なることができたのですが、景品はサイン入りステッカー。当選者は笹岡とお話しできる機会が増えて大変嬉しい出来事でした。

「わあ!綺麗に横一列に揃ってますねえ」と
笹岡に褒められたビンゴカードと景品のサイン入りステッカー

②いつ?どこで?誰が?何をした!イラストゲーム

お次がこの日爆笑の渦を巻き起こした名コーナー。「いつ」「どこで」「誰が」「何した」と四つの容器があり、そこからくじ引きのようにランダムに引いたものを笹岡がiPadに描いていくという、笹岡の画力ありきのコーナーです。

皆さん笹岡の画力はご存知でしょうか。某サバイバルオーディション番組のころから笹岡の画力はファンの中でもちょっとした(というか大分)話題になってました。それを知ってか知らずかいつもライブの機会には至る所に現れる笹岡のイラストに、彼はいっそ自分の画力を武器にしてるんだと思いましたけれども、なんと今回はその画力がメインイベントとなるとは....。

1部にあったお題のひとつに、「正月に」「家で」「笹岡が」「寝た」というものがありました。

この「笹岡が」「寝た」を描いている間、あちらこちらで「え....」とか「何...」とか、ちょっと不穏な感じのざわつきがあったんですよね。

お題通り布団におさまる笹岡を描いているのですが、なぜか「お腹といえば青である」みたいな強いこだわりがあるのか、青いお腹を描いては消し描いては消して、そこに血塗られたような赤い布団を組み合わせていました。
正月なのに、外は煌々と晴れているのに、牢獄のような窓枠も相まってか見てはいけないものを見てしまったかのような気まずさ...

笹岡も描いている間に「え...なんかちょっと皆さんドン引きしてません?ファンミーティングに来てる方のテンションじゃないですよね...」と心配そう。

再現するとこんな感じ(筆者作成)

賽の河原の石積みのような鏡餅も
恐怖ポイント

そんな笹岡ですが、2部の開始時にはせっかくの秘密のお題を「ではいきます!ババン!雪の日に!!!!」と勢いよくネタバラシしてしまい、しばらく椅子にもたれかかって虚空を仰いでいました。虚無岡です。hideaki komuoka。

また、難しいお題であっても皆さんが立て続けに笹岡のイラストからお題を正解していくのに気を良くしてか、「僕、線を描くのは苦手なんですけど、絵心はあると思うんですよねぇ〜」「中学(だったかな)の時も、美術の先生に『君の絵は技術が一つもないけど、伝えたいことは伝わる』って言われたことがあるんですよぉ」と嬉しそうに話してもいました(それは褒められたのか...?)。

お題が伝わりやすいのは確かにそうで、笹岡が「どこで」を現すときには、まずその建物を書いてから横に大きな吹き出しを描き、その中に対象物を描くという一種のスケルトン的な技術を用いてました。これが会場にも好評で「(わかりやすいですよね?)この表現方法に誰か名前をつけてほしいですよね!」って目をキラキラさせて言う笹岡。

いやもうそのまま「吹き出し技法」でよろしくないか。

吹き出し技法で描く
「真夜中に学校で犬が絵を描いた」
(筆者再現)

1部で後方の観客の方から、「下の方が見えない」というお申し出があったことから、1部の後半から2部は皆が座って笹岡の絵を見ました。一瞬しゃがむみたいな感じでもなくしっかり体育座りの人も多かったですね。思い思いに座って、絵を描く笹岡を見ながら歓声を上げたり手を叩いて大声で笑ったりするのが、体育館に集まった学生みたいな感じでとてつもなく楽しかったです。めちゃくちゃいい空間でした。

③ 1部・箱の中身は何だろな?

さてお次。1部はサバイバルオーディション番組ではお馴染みの「箱の中身は何だろな?」コーナー。
「定番の企画ですよね!何とか僕頑張って当てますんで。全部で3回やりますね」

スタッフさんが箱を持ってステージに上がり、当然ながら中身は笹岡には見えず観客には見えている状態。にもかかわらず、ガッと勢いよく手を突っ込む笹岡。袖をまくっている腕がまあ、細い...。同じことをおっしゃってるファンが複数人おられたのでよっぽど印象に残る華奢さだったのでしょう。まったくもって羨ましい。

「何だ!揚げ物か!?まあ生ものではないですよね、匂いとかね」

とびっくりしながらも果敢に手を出し入れする笹岡。「わかった!!タワシだ!!」と即正解。

「箱の中身」といえばペアになってお互いの反応にもビクビクしながら歓声をあげたり逃げ回ったりするのが醍醐味なんですが、躊躇することもさほどなくぐいぐいと手を突っ込む笹岡。

その後の2回目のお題「バラ」も難なく答え終わり「ビンゴで押した分ここで巻いてる感じありますよね」「(その後次の箱が間もなく用意されたことについて)助かりました。バラについて話すことなんて特にないですからね」と本音をチラリ(それはそう)。

「割と僕、度胸ありますからね!番組でやった時は特に活躍することなく終わったんですけど」

と言うので帰宅してからYouTubeで見返してみると、この企画でペアになったのが現・OCTOPATHの小堀柊くん。笹岡は確かにガッと手を突っ込んでいるのですが、運悪く(?)小堀くんも同じタイプだったために6秒で正解されてしまい、笹岡には「何もできなかった男」というテロップが付いていました(不憫)。

とは言っても最後のお題はさすがの笹岡にも動揺する様子が伺えるものとなりました。
まず客席から見えているのがウィッグかな?という明るい茶色の髪の毛の束。「これは...濡れてる!毛だな!?」と割と早く答えたものの、その下に何かあるのに気付いた様子。

実は濡らしたタオルを丸めて置き、その上にウィッグを載せたものだったのですが、さすがに箱の中に入ってるとスッとそういう発想って沸かないじゃないですか。笹岡が箱の中で中身の上下をひっくり返したり横にしたりするのですが、濡らしたタオルがサーモンピンクのような色だったためか見た目としてウィッグとの取り合わせが何とも奇妙で、会場からも「うわあ...」みたいなため息が漏れ、これには笹岡も少し焦った様子。

なかなか正解に辿り着けない笹岡がここで名文句を発しました。

「概念じゃない!?これ!」

ガイネンナノ....?????(°_°)

「いや!殺意は感じない!」

サツイノアルガイネン ッテ ナニ.....? オシエテササオカ....(´Д` )

「なんか、排水溝から詰めたもの...」

コワイヨ... (((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

「わかった!ウィッグ・オン・タオルだ!!これは!!!」

最終的に答えが(何故か)突然の英語だったこともあり、あまりに予測のつかないワードチョイスの連続で会場は爆笑の渦に巻き込まれました。いやあ、箱の中身に対して「概念」を用いる人は初めて見ましたね。。。

とは言え、全体を通じてスピーディーに企画は終了し「僕、この競技で世界大会目指せるんじゃないですかね」と、自らの出した結果に大満足の笹岡なのでした。

③ 2部・○○診断

実は1部のイラストゲームの時に投影したスクリーンにチラリと見えていたこちらのページ

1部と2部の間では「(サイコパス診断て何??)」「(笹岡、イベント前にやったのかな…)」みたいな憶測が流れておりました。

みんなも一緒にできますからね!と言いつつ、「はい」「やや当てはまる」「いいえ」の3つから選びポチポチしていくと最後に結果がわかる形式なので実質は笹岡一人の結果しかわからないやつ...?
「みなさん、僕がこれで100%サイコパスとなっても応援してください。約束してくださいね!!!!」僕がサイコパスになっても本当に変わらない???(圧)と森高千里ばりに念を押されてのスタートとなりました。

設問は9問あったんですが、最も印象に残ったのが「衝動的に行動してしまう」の設問に食い気味に「はい!!」と答えていたこと。音楽活動ではそんなふうに思っていなかったんですが、昨年末の「ポケットモンスタースカーレット」のゲーム配信の時にふんわり感じていた杞憂が図らずも命中する形となり「やっぱりな」となったファンはもしかしたら多かったかもしれません。

笹岡はこのゲーム配信で「人生縛り」に準じており、
・同一のポケモンは使用できない
・ひんし(瀕死)となったらそのポケモンは逃さなくてはいけない
などのルールがあったのですが、一匹一匹名前をつけて大事に育てていたポケモンたちを、この場面で?というところでも躊躇なく攻撃を繰り出して返り討ちにあっていたのを見るにつけ、あれもしかして割と前後見境なく動くタイプ…?と感じた人は少なくなかったはず…。
ひんしになったらお葬式みたいな雰囲気になっていたのに…ねぇ…(号泣)

最終的に結果はサイコパス度23%となり、「じゃあ安心してこれからもよろしくお願いします」と言われました。まあ100%でも120%でも変わらずに推すけどさ...

そのほかには「オタク度診断」(オタク度20%「ただのファン」)と、

上記リンクの中の
「精神年齢がわかる心理テスト①」(精神年齢60歳)
「アブノーマル度テスト」(とことん追求するストーカー予備軍)
を実施しました。※(カッコ)内は笹岡の診断結果です

「アブノーマル度テスト」は設問が一つしかなく観客参加型になったのですが、「ストーカー予備軍」以外も「のぞき趣味」「監禁予備軍」「危ない人」といずれにしてもアブノーマルには違いなかったので、「こんな結果になりましたけど、皆さん間に受けずこれからも明るく生きていきましょう」と笹岡から励まされ終了になりました。

ちなみに「オタク度診断」の結果発表ではゲーム配信以来のアテレコを見せてくれました。笹岡のアテレコ、性別や年齢によって声色を変えるなどの小技も効いており実に味わい深いです。

とてもオタク度20%とは思えない
見事なアテレコでした 

④新曲初披露「羽化」「これから」

最後に新曲を2曲披露してくれました。
一曲目は、「羽化」

「羽化」は音作りがとってもユニークで、一言で言うと「変化が多く、飽きがこない」。
笹岡が作った曲の中では最も音数が多いんじゃないかなと思いました(素人目線ですが...)。

最近の流行りの曲で言うと、Official髭男dismの「ミックスナッツ」も音数が多くワクワクするような展開ですよね。
「羽化」の後半も本当にそんな感じでした。私には専門知識は皆無なので、ドラムが!ベースが!としかメモ帳には書いてありません。これで何がわかると言うんや...(無)。

 進化していく この姿
 もう戻れはしない
 anymore anymore
hideaki sasaoka「羽化」

人間もそうですけど、すべての生き物の成長は不可逆なんですよね。ただ人間は成人になるとその変化がゆるやかになり数年は同じような姿を留めるから、何となくちょっと前のことを懐古しても元に戻れるような気にはなる。

最もわかりやすく顕著に変化するのが昆虫で、幼虫もさなぎも成虫も全然違う形になり、成長したらもう二度と同じ形には戻れない。それが羽化のサウンドにも重なって、歌詞はもちろんのこと音からも「そうか、羽化とはこういうことか〜」と感じさせるような作りになっていました。さすが昆虫好きな笹岡の作った曲だなと...。

この曲のアウトロでは笹岡がクラップを促してくれてめちゃくちゃ楽しかったです。2部の最初では同じく笹岡の促しでイントロからクラップしてたんですけれども、歌い出すと自然と止んでしまいました。それは全然ネガティブな意味ではなくて、笹岡の新曲発表ってみんな息を止めて聴いてるんじゃないかって思うほど集中しているんですよね。

歌詞の一つ一つを聞き逃さないように、じーっと笹岡の目を、唇を見てこぼれ出る音を拾っているみたいな、真剣なまなざしで。

2曲目は「これから」

こちらは今回のファンミーティング「home vol.0」を象徴するような一曲、そしてその前の「羽化」と対になるような一曲でした。

笹岡が本イベントの始まりにも終わりにも言っていたことは、「ここの場所がみんなにとっての家族、家のような存在になったらいいなと思った」。

春は様々な環境の変化があって、新しい環境に身を置く皆さんが大きな羽を広げ、勇気を持ってそこに立ち向かえるような、そして疲れたら帰ってこられるような場所でありたい。「これから」がそんな皆さんの背中をそっと押すような歌であることを願っていると、そう言っていました。

今回、「vol.0」なのも、「これから、ここから始める」という意味が込められているのかなと。

「皆さんが僕に出会ってから、結構な時間が経ったにも関わらず応援してくれて、本当に感謝しています。僕も本当に一歩ずつ、ゆっくりかもしれませんが前に進んでいくので、皆さんもまた笑顔で、このhomeに帰ってきてくれたらいいなと思います。」

「これから」の歌詞を聴きながら、その瞬間に笹岡の歌と共に立ち会えることの喜びと共に、笹岡が自分たちに向けてくれた温かな想いを噛み締めていました。

曲が終わると笹岡の口から緊急重大発表が。
なんと東京・大阪でライブツアーとなります。3公演!

笹岡が番組終了後から今までに発表した自作曲は13曲。昨年のライブからまたさらにパワーアップした新しい笹岡の姿が見られるのが本当に楽しみですね。

⑤ サイン会&撮影会

ファンミーティング後のお楽しみはサイン会と撮影会。

ステッカーを購入すると笹岡と写真撮影!
チケット風カードを購入するとサインを入れてくれる!
そして曲披露でも(この上↑のツイートでも)笹岡本人が着用しているhome Tシャツ!

Tシャツは1部でだいぶ売れてしまい、2部の始めでは残りわずかというアナウンスがありました。私は1部の物販のかなり後半だったのですが、その時にはもう前半分として確保していたMサイズが売り切れておりました。大人気!

サイン会、撮影会は長蛇だったにも関わらず大変丁寧に受け答えしてもらえました。当日のTwitterでは皆さんのレポツイートがたくさん上がっていて読んでいてとっても楽しかったです。1部と2部の間もさほどない中、様々な会話が繰り広げられていたり様々なポーズに応えていたり(ほんとバリエーション豊かでファンの皆さんの発想力と笹岡の対応力に感服しました...)ものすごいエネルギーを使って対応してくれたのではないかなと思います。

チケット風カードにはQRコードがついていて、笹岡からのメッセージビデオが見られるようになっていました。見るとあの日に帰れるって感じでとても良いです。

新生hideaki sasaokaのサインは
セオリーに則らない独特のデザイン

そして1部も2部も別のQRコードが別途カードにして渡されるんですけど、これはイラストコーナーで描いた各部それぞれ3枚のイラストをギガファイル便でダウンロードできるというもの。
重いデータのやり取りを社外相手に行うというイメージでしかなかったギガファイル便でまさか自分の推しから(トンチキ要素多めの)イラストを共有されるとは思わなかった...。

サイン会、撮影会、そして本番中も、笹岡の周りのスタッフさんが笹岡に対してとても温かく、愛情深く接していただいてるのがよくわかりました。私は1部にカンペのお兄さんのすぐ近くにいたのですが、カンペを出しながらも途中笹岡が話していることに対して本気で爆笑しておられたのですよね。また終演後には、撮影会の準備をしている間に今回のイベントの中心になっておられたであろうスタッフの方が笹岡に代わって感謝の気持ちのご挨拶をしてくださる場面もありました。

まだまだ若い笹岡にとって、一緒に仕事をするスタッフさんたちに恵まれることがどれだけ大きな糧になることか。今日この1日を支えてくださったスタッフさん含めて、笹岡が帰るべきひとつの「home」なのだと改めて感じました。

ライブツアーは東京が5月20日、大阪が6月17日。
家に帰って充電した笹岡が、大きな羽を広げてどんな姿で再び私たちの前に現れてくれるのか、今からとても楽しみです!


(後日談)
ビンゴ1位の景品は美味しいご飯をいただいたそうです。やっぱりスタッフさん優しい...!





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