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【予習】ジェーン・シーモアってどんな人?(ミュージカルSIX③)
SIXに登場する6人の王妃の紹介、3人目はジェーン・シーモアです。
今回もSIXの自己紹介ソング『EX-WIVES』から、歌詞を引用してみましょう。
ジェーンシーモア
真に愛されたわ
息子を産んですぐ
亡くなってしまったけど
私はそれだけじゃないわ
ジェーン・シーモア(1508年 - 1537年10月24日)は、イングランド王ヘンリー8世の3番目の妻であり、エドワード6世の母として知られています。彼女の生涯は短かったものの、イングランドの歴史において重要な役割を果たしました。
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生い立ち
ジェーンはノーフォークで生まれ、裕福なシーモア家に育ちました。彼女はキャサリン・オブ・アラゴンやアン・ブーリンに仕える侍女として宮廷での生活を始めました。彼女の控えめで従順な性格は、ヘンリー8世の関心を引き、1536年にアン・ブーリンが処刑された後、ヘンリー8世と結婚しました。
性格
ジェーンの性格は非常に従順で控えめであり、家族思いであったとされています。彼女はカトリック信者であり、その信仰心も彼女の人格形成に影響を与えたと考えられています。彼女の家系は古い貴族の血を引いており、その背景が彼女の立ち居振る舞いや社会的地位にも影響を与えたと考えられます。
男児出産その後死去
1537年、ジェーンは男子(後のエドワード6世)を出産しましたが、その直後に産褥熱にかかり、わずか数日後に亡くなりました。彼女の死はヘンリー8世に深い悲しみをもたらし、彼はジェーンを特別な存在として扱いました。彼女はウィンザー城内の王室霊廟に埋葬され、墓碑には「もう一つの不死鳥に命を与えるために亡くなった不死鳥」と讃えられています。
没後の影響
ジェーン・シーモアはその生涯を通じて、王妃としての役割だけでなく、イングランド王室の歴史にも大きな影響を与えました。彼女が生んだエドワード6世は、イングランド史上初めてプロテスタントとして即位した王であり、その治世は宗教改革において重要な時期となりました。また、彼女の兄弟たちも政治的な野心を持っており、ジェーン自身もその影響を受けていたと考えられています。