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ハムスターに感化される売れない芸人の話 11.雌雄

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生後26日目。
もう親ハムスターと遜色のない大きさに見える。


里親掲示板などを見ていると、
引き取り手の性別の指定がある。

ロボロフスキーハムスターは
比較的縄張り意識が低く、
同じケージで飼っても問題ないとされるが、
それでもオスは多少気が荒いので、
メスなら複数、オスなら1匹で引き取ります、
という風な具合のものが多い。

ではハムスターの雌雄の見分け方とは何か。
性器と肛門の間の広さである。
その間が狭ければメス、広ければオスだ。
手に取りひっくり返せば、いとも簡単に見分けが

つかない。
みんな同じに見える。
どんぐりの方がまだはっきりと背比べできる。


最初に3匹購入した時の店員さんも、
多分オスが1匹、多分メスが2匹です、
と言っていた。
結果合致していたことが2匹の出産で分かったが、
断言は出来ないくらいハムスターは曖昧だ。


等と唱えている、人間は明確だろうか。


曖昧が許容される時代が近くなってきて、
改めて遠さに気付かされる人が多いと言う。
単に線引きが出来るような問題ではない。
個々人の性が、その数だけ存在する。

2mの線を引いて生きろと言われる時勢だから、
線の向こうにいる人のことを、
線を引かずに考えなければならない。

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サソリオレンジ高村
頑張らせます。

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