平和の祭典の光と影
オリンピックが盛り上がっていますね!
僕も大好きなサッカーと競輪選手の出場する自転車トラック競技に注目しています。
国を背負って戦うのは緊張感がありますね。
平和の祭典の光と影
日本のメダルラッシュで大盛り上がりの裏で、無観客になりメディアの取材などはかなり制限されているように感じます。
今までのスポーツの国際大会であれば、注目選手や若手有望株のインタビューや紹介映像がしつこいぐらいにながれていました。
その裏で話題になっているのが選手の難民、亡命の問題ではないでしょうか。
オリンピックの裏でこんなことが起こっていたなんて他国開催ではなかなか気が付かないですよね。
難民、亡命についてはこちらの記事をぜひ読んでみてください。
「なぜウガンダの選手は難民申請なの?ベラルーシの選手は亡命なの?違いは何?」といったことを小学生にもわかるように書いています。
日本政府の対応は
これまで、ベラルーシ🇧🇾の選手とウガンダ🇺🇬の選手(不正派遣とされています)がそれぞれ自国に戻りたくないと主張したわけですが、
二人に対しての日本政府の対応はちがいがありました。
ベラルーシの選手を保護、ポーランドへの亡命をサポートし、模範的な対応をしたと国際社会から賞賛されたのに対し、ウガンダの選手は難民申請を認めず、ウガンダへ帰国後数日勾留されたとの報道がありました。
大きく違うのはオリンピアンとして正式に派遣されていたか否かではありますが、
日本の難民受け入れのハードルが高いことは長い間批判の対象となっていることも事実です。
以下の資料からもそれがわかります。
令和2年3月27日
出入国在留管理庁
・難民認定申請者数は10,375人で,前年に比べ118人(約1%)減少。また,審査請求数は5,130人で,前年に比べ3,891人(約43%)減少。
・難民認定手続の結果,我が国での在留を認めた外国人は81人。その内訳は,難民と認定した外国人が44人,難民とは認定しなかったものの人道的な配慮を理由に在留を認めた外国人が37人。
※出入国在留管理庁ホームページより
申請者に対し、在留が認められたのが1%以下です。
申請者の個人的な状況は分り得ませんが、先述のウガンダの方が日本で失踪、保護された際の状況を考えればかなりの人たちが命の危険を感じるほどの状況であることは想像できます。
困っている人は助けなきゃ!という正義感も必要なのですが、
他国の情勢に干渉するということになりかねないのでかなりデリケートな問題でもあります。
まとめ
ベラルーシとかウガンダとかヤバい国!こわいな!という安易なイメージづけで終わらないで欲しいと思います。
今回のオリンピックを通じて、「日本人にとって想像もできない世界が国際社会には広がっているんだ」とわかるよいきっかけになるといいなと思っています。
今回の問題をまとめた記事も書きましたのでこちらもあわせて読んでください!