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河野大臣のニュースをみてヒッチハイクで学んだことを思い出した話

ネットニュースを開くと自民党総裁選の話題があふれていますね。

河野太郎大臣が記者団に対し、「原発の再稼働はある程度必要だ」と語ったニュースがありました。
反原発を唱えていた河野大臣ですが、
“来年からせーの!は非現実的だよね“という趣旨のものだと思われます。


2011年3月11日

僕は大学の卒業旅行としてインド・ネパールを訪れていました。
東京にいる妹から「すごい地震があった!」と国際電話で知らされたのを覚えています。

テレビには津波の映像とともに、ヒンディー語のニュースが流れました。
内容がわからず呆然としていた僕を現地の人が抱きしめてくれました。


2011年8月

福島で原発事故が起こりましたが、ぼくは原子力について何もかんがえたことがないことに気づき、
「原子力」をテーマにヒッチハイクに行きました。目的地は広島、長崎。


結核治療の放射線治療に長く従事していた影響で被爆、その後、長崎の原爆被害にあった永井隆博士の文庫本「長崎の鐘」をもち、2週間ほどかけて広島、長崎に行きました。

途中、原発で働いているという方に出会ったり、原発建設予定地に住む方に出会ったりしました。

・原発がもとになって困っている人がいる。被害もでた。
けれど
・原発があることで国から地方にお金がきたり、建設も含めてたくさんの雇用が生まれる。

メリットもデメリットも聞くことができました。

そして「長崎の鐘」のおわり。永井博士がこの世に残すわが子へのメッセージとして

“これからは原子力の時代。人の命を奪うために爆発させるのではなく
少しずつコントロールして爆発させ、人の役に立たせるんだ”

ということを伝えています。


永井博士が今、福島の現状をみたらなんというのだろうか。
少なくとも原子力というのは人間のコントロールを超えたものだということなのだと思います。


光と影

光に向かって正義をのなたを振り下ろせば影が切り落とされます。

原発を一斉に止めろ!と命令をすればそこで働いている人たちを切り捨てることになります。見える部分だけを改善すればいいというわけではないということです。

河野大臣に限らず、どんなポストであっても、正義をのなたを振り下ろすような政治ではなく、めにみえない苦しみを救う光であってほしいと願っています


こちらの記事もあわせて読んでみてください!(現在執筆中)

「我が家の電気~ハチドリ電力はじめてみました~」


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ちなみにこちらにはないのですが、
「長崎の鐘」には当時GHQが出版の条件として付録させた
「マニラの悲劇」という資料があります。

戦時中の日本は被害を受けただけではないでしょ。というものだと思いますが
個人的には、
こんな被害を受けた!
ということに加えて
こんなことをしてしまった!ということも
しっかり伝えることが反戦教育にはインパクトがあると思っています。

大事な記録として残していきたいですね。

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