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さしすマガジン令和6年8月号④【月イチ企画】

・はるはるの縮約

【800文字縮約】
 ある村に浦島太郎という心優しい男がいた。ある日彼は海辺で子供たちにいじめられている亀を発見する。子供たちから亀を助けると後日、その亀がお礼にやって来る。海の底にある竜宮へ案内してくれることとなり、浦島は亀の背に乗って竜宮へ。到着すると美しい闇色の黒髪に整った顔立ち、スタイル抜群で笑顔が可愛く、性格も人当たりもいい 乙姫様や色とりどりの魚たちが出迎えてくれた。広間に案内された浦島は亀を助けたお礼として豪華な食事や魚の踊りなどで好待遇を受けて楽しい時間を過ごす。そして気づくと三年が経っていた。浦島は家族や友人のことを思い出して地上へ戻る決意をする。それを聞いた乙姫様は寂しそうにしつつも、お土産にと玉手箱をくれた。この玉手箱には竜宮で過ごした時が入っているという。箱を開けなければ浦島はずっと若いままでいられるが、開けてしまうと竜宮で過ごした時が身体に戻ってしまうらしい。その忠告を胸にしまい乙姫様とお別れをして地上へ戻った浦島。久々の地上で自身の家を探すが何かがおかしい。まるで知っている世界ではなかったのだ。近くの人に浦島の家はどこにあるのか尋ねると、浦島は七百年も昔に海に行ったっきり帰ってこないと告げられる。浦島が竜宮で過ごしていた三年の間に、なんと地上では七百年も時が流れていたのだ。七百年経過しては家族も友人もみんな死んでしまっていると愕然とする浦島。しかし、乙姫様にもらった玉手箱の存在を思い出す。開けてはいけないと言われたが、時が戻れば家族や友人も元に戻るのではないかと一縷の望みにかけて玉手箱を開ける。もくもくと白い煙が立ち込め、その中には竜宮や乙姫様の姿が見える。楽しい竜宮に帰って来たのかもしれない、そう喜んだ浦島だったが玉手箱の煙は次第に薄れていき、最後に残ったのはよぼよぼ のおじいさんとなった自分だけなのだった。

【他のメンバーからのコメント】
 闇色の黒髪に整った顔立ち、スタイル抜群で笑顔が可愛く、性格も人当たりもいい→捏造。我が出ている。

 よぼよぼ→ヨポヨポ。表現を変えるとニュアンスが変わる。
→よぽよぽなんて言葉はない。ミスだと思って直しました。

【200文字縮約】
 ある村に浦島太郎と言う男がいた。ある日、子供たちにいじめられていた亀を助けるとお礼として海底の竜宮に案内してくれた。竜宮で乙姫様に迎えられ豪華絢爛な好待遇 を受け楽しく過ごす。気づくと三年が経っていた。家族や友人を憂い、帰る決意をする浦島。乙姫様に玉手箱をもらって帰還する。だが地上では七百年が経過しており家族も友人もいない。悲しむ浦島は玉手箱を開けてしまい、煙に包まれておじいさんになってしまった。

【他のメンバーからのコメント】
 豪華絢爛な好待遇→好待遇の修飾(形容)に豪華絢爛を付けるのがおかしい。

【50文字縮約】
 亀を助け浦島は竜宮へ。数年後、土産で玉手箱をもらい地上へ帰還。変化に絶望し箱を開けたら翁になった。


はるはるより
反省しています。
いずれ再チャレンジします!


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