見出し画像

さしすマガジン令和6年12月号③【月イチ企画】

【伝説の動画】出前チャンネルを目隠しでプレイ part1【神回】Wiiの神ゲー【2014.2.26】

もとはニコニコ動画に上がっていたものですが、youtubeにコメント付きで本人が再アップ(?)されたものです。
part1とありますが同じ企画が続いているだけなので、1つの動画で完結しています。

内容はタイトルの通り。
目隠しで出前を取る。

発想が頭おかしいのにナチュラルに企画が進行していくので自分の常識が揺るがされる感じがたまらなく良いです。
そしてコメントも含めて最高の作品に仕上がっています。落ちが美しいのもまたポイントが高い。

シンプルなことしかしていないのに、面白い。
ただただシュールなだけではなく、滑稽さもあり、笑いとは何かの一要素だと思います。

【感想】
・雨隠日鳥
『ニコニコ動画』だぁ、というのがまず感想です。
思い出したのは既に十年は経過している(十年は経過している!?)あの頃。青春を全部、今のYouTubeの1080pなんて知らないあの頃。インターネットに触れ、賢くなったと勘違いして痛いツイートと言動をしていた厨二の頃。ボカロ楽曲を漁り、ゲーム実況を見て笑って教室の片隅で同じオタク達と笑ってた頃。フード被って目隠し完了して、ドナルドがベンチからひっくり返ってるの見てゲラゲラ笑ってた頃です。意味わかんない動画でもコメントが右から左に流れていく赤いコメントが妙に面白かったり、弾幕で画面が見えなかったり。あの時です。

そもそもWiiがもはやエモさある感じです。そしてどんなゲームでも実況してしまうのが彼らで、それを見てしまうのが私達でした。あの頃のノリを思い出しながら見てしまい、そして時代はやっぱり確実に変わってるなぁと最後に思ってしまう。
今なら知らない人間の家の中までは入らないし、あんなインタビューも受けないでしょう。そして、人と人に関係性が生まれる瞬間も見れないでしょう。あの頃を思い出し、今とは違うことに気付ける。そんな動画でした。

・はるはる
まず、自分はニコニコ動画というものにあまり触れたことがないので、動画の形式がとても新鮮でした。流れるコメントに少し酔いました笑
動画が投稿されたのが10年前(ニコニコ動画に投稿されたのはもっと前?)というと、YouTubeやYouTuberが流行る前or流行り始めるくらいでしょうか。
ニコニコ動画のシステムがわからないので、動画で流れているコメントたちは当時リアルタイムで投稿されたものが流れているのか、公開された動画に後から付けられたものが流れているのか、わかりませんが動画自体はもちろんのこと、コメントも含めて一つの動画を作っている部分は、今のVTuberたちがやっているライブ配信(リスナーたちのコメント、スパチャと掛け合いする的な)の礎となっている部分だなと思いました。

動画の内容は、陸離さんの紹介通りシュールでシンプルで面白かったです。
テレビではできないけど、動画ではできる「面白い」が詰め込まれているように思いました。
今でこそ、たくさんの方がYouTubeなどでプロアマ問わず(YouTubeにプロがあるかはさておき)誰でも配信ができる時代となり、多くの配信者が配信しているゲームや配信ありきのゲームなどもあり、ノウハウのようなものがあるように思います(だからといって、それをただ配信するだけで人気になれるかというと違うと思いますが)。
そのなかで、それがおそらくないであろう当時に、そもそもこのゲーム(ゲームではない?)を使って配信をしようと決め、プラスアルファで目隠しをするというドキドキ感(良い意味でも悪い意味でも視聴者が盛り上がれる)を足した企画力はすごいと思いました。しかも、本人がこのゲームをやり込んでいるというのもそれだけで面白さを増してましたし、グダグダにならないので見ている人たちが飽きたり焦れたりせず、ただただ楽しめるようになっていたように思いました。

当時を考えるととても人気になる(どのくらいの人気があり、再生されたのか分かりませんが)、コメントの方たちが盛り上がる、陸離さんがハマっておすすめする気持ちもわかるような気がしました。

(※感想の冒頭にも書きましたが、はるはるはニコニコ動画にもYouTubeにも詳しくないので的外れなことを言っている可能性があります。)

いいなと思ったら応援しよう!