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Galaxy Watch6 1年使用レビュー(記憶の中のPixelWatchとAppleWatchとも比べる)

Galaxy Watch6 44mm LTEモデルを2023年11月に購入して、1年使用してきたので使用感を総括したい。


結論:見た目はよい、機能は十分、細かい使い勝手や安定性はいまいち

見た目

まず、見た目は結構好き。元々、Moto360(初代)のデザインが大好きなので、丸形・メタルな質感は大好物。ただ、ケースとバンドの境目の曲線などは、好みではない。個人的には、直線と円だけのシンプルなデザインならより良かった。

個人的に、ベルトの接合部分のデザインが直線的だったらもっと好みだった。メタルバンドが似合うのは良い点。

機能

機能はもともと、自分の必要な機能が全部入りであることを確かめたうえで買ったので、満足である。私がスマートウォッチに求める機能は以下。

  • Suica

  • 電子決済(iD or QuicPay)

  • GPSランニング記録機能

  • LTE単独通信・通話

  • 音楽、オーディオブック視聴

  • 睡眠記録などのヘルスケア機能

これらがすべて使えるのは、AppleWatch、PixelWatch、GalaxyWatchの3択。そのうち、私はAndroidスマホユーザなのでPixelWatch、GalaxyWatchの2つで検討することになる。昨年の11月に最新モデルであるPixelWatch2とGalaxyWatch6を比べて、バッテリー持ちがより良い本製品を選んだということだ。
バッテリー持ちに関しては、1年経った今も、36時間は不安なく保つので、毎日充電する運用をしている私にとっては問題なし。
また、ランニング、ヘルスケア機能はSamsung Healthというアプリを使うことになるが、これは機能性は高く、すべて無料で使えるのが良い。PixelWatchはフル機能を使用するにはFitbitのサブスクに入らなければいけないのと対比すると、その良さがわかるというもの。

このような細かい健康管理、ランニング管理がサブスクなしでできるのは良い点

使い勝手と安定性

唯一かつ最大の不満は安定性と細かい使い勝手。
安定せんの面で、特に不満に感じるのは以下2つ。
1つ目は画面の常時ON設定をしているのに、いつの間にか画面が消えていることがそれなりにあること。これではなんのための画面の常時ONをしているのかよくわからない。一応、常時画面ONにプラスして「手首を上げて画面ON」にしていると、この画面がいつの間にか消えている現象は起きなくなるが、その分バッテリー持ちが悪くなるのが気になるところ。
2つ目はSuicaのチャージ時のエラー。ほぼ100%エラーが出て、スマホ・Galaxy Watchを双方再起動して、なんとかチャージができるという状態なのだ。チャージが成功するとしても、チャージに1分以上かかることが多く、この遅さも地味にストレスである。

毎回このSuicaチャージ画面でエラーになるのがストレスである。

使い勝手の不満としては、ボタンの操作系。スクロールは画面のフレームをなぞるか、フリックして画面送りをする必要がある。この画面のフレームをなぞる操作が微妙に直感的でなく、結局1年使ったが慣れなかった。他のスマートウォッチだと竜頭(デジタルクラウン)でスクロール操作ができるのが、こちらのほうが使いやすいと感じる。Galaxy Watch Classicシリーズであれば、回転ベゼルがかなり使いやすいという噂だが、LTEモデルが無いので自分の希望を満たせない。今後、回転ベゼルのLTEモデルが出れば試してみたい。

他のスマートウォッチと比べてどうか

私は今まで、以下のスマートウォッチを使ってきた。

  • Moto 360 Sport

  • Garmin Vivoactive3

  • Apple Watch Series7

  • Pixel Watch初代

Moto 360 Sportはかなり古いWear OS機なので今回の話から除外するとして、他の3つと比べてバッテリー持ち・機能・使い勝手や安定性の面でどうなのかということを少し語りたい。(どれも実機は手物にないので、記憶の中の端末との比較となる)

バッテリー持ち

Galaxy Watch6のバッテリー持ちはGarminには負けるが、その他のフル機能のスマートウォッチと比べると一番バッテリーが持つという感じ。体感通常時36時間は安心して持ち、48時間届くか届かないかという感じ。
AppleWatch7やPixelWatch(初代)はランニングをすると1日持たない不安があったが、Galaxy Watch6はランニングをある程度やっても、1日は確実に持つという安心感がある。

ランニング・健康管理機能

ランニング管理・健康管理機能については、時計単体の機能というより、周辺アプリも含めた評価になる。これは1位Garmin、2位GalaxyWatch・AppleWatch、3位Fitbitといった感じ。Garminは無料で使えて計測できる項目が過不足なくいい感じで、加えてPCでも表示、管理できるのがいい。GalaxyやAppleWatchも無料で多くの項目が管理できる点が良い。ただ、こちらはPC向けのインタフェースが用意されていないのが残念。PixelWatch(Fitbit)はそもそもサブスクなのが残念。もちろん無料でもある程度使えるが、その範囲はGarminやGalaxyよりは弱い。

使い勝手と安定性

使い勝手と安定性は、1位AppleWatch、2位PixelWatch、3位Garmin、4位GalaxyWatchという感じ。GalaxyWatchの不満は前述した通り。AppleWatchの安定性はさすがといった感じで、不満はほぼなかった。PixelWatchはGalaxyWatchよりはまだましといった感じで良くもないが悪くもないといった感じ。例えばSuicaのチャージに1分くらいの時間がかかってしまうのが同じだが、少なくともエラーが出ることは無かった。Garminは操作性は悪くないが、たまに勝手に再起動する不安定さがあった。AppleWatch以外はそれぞれ気になるところがあったなという印象。

ケースが丸くてAndroidで使えるAppleWatchが欲しい

私はAndroidスマホユーザなので、どうしてもPixelWatchやGalaxyWatchから選ぶことになるが、使い勝手を考えると正直AppleWatchを使いたい。もし、ケースが丸くてAndroidで使えるAppleWatchが出たら理想なのになーと思ってしまうがそれは叶わぬ夢。
今後のPixelWatchやGalaxyWatchに期待したい。

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