UMPCドックはノートPCスタンド兼ドックとして使うのにも良い(UGREEN TVドック 9-IN-1 USB-Cハブ ドッキングステーションレビュー)
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私はメインのデスクトップ端末とは別に、サブ端末としてのノートPCやタブレットを複数台持っており以下のように考えていた。
自宅で使う時はメインPCで使っている大画面ディスプレイ・キーボード・マウスに接続して使いたい。
サブとして何を使うかはその日の気分、用途として替える。
ノートPCの貧弱な入出力ポートを拡張したい。具体的にはUSB-AポートやSDカードスロットが欲しい
外部ストレージへデータを逃がしておきたい
こんな用途で使えるのが、USB-Cドックということになるが、SwitchやゲーミングUMPCなどで使えるスタンド型のドックが多数販売されており、これが実はノートPCの用途にもよさそうと思って買ってみた。
想定通り、ノートPCでも使い勝手が良かったので紹介したい。
外観と各端末の収まり具合
スタンド型のドックであるが、スタンド部分を隠してすっきりした見た目にすることができる。スタンド部は角度を調節可能なので、ここが地味に後述の色々な端末を立てる際にで役立つことになる。
実際に書斎のデスクに設置して、ノートPC、タブレット、Switchなど色々な端末を接続して試してみた。
とても合う:軽量で180度ディスプレイが開くノートPC
180度ディスプレイを開いた状態でスタンドに立てることによって、目線が上がり、メインディスプレイのサブディスプレイのように扱えるようになる。当初、この使い方は想定していなかったが、一番便利な使い方となった。
合う:180度ディスプレイが開かないノートPC
当初想定していた通りのクラムシェルモード的な使い方。重いPCは角度をつけすぎると後ろ側は倒れてしまうが、スタンドの角度調節機能のおかげでほぼ垂直に立てられるのが本製品の強み。平置きするよりスペースをとらない。
合う:iPadPro11インチ
ステージマネージャー表示の問題も無く、こちらも外部出力をするのにおいて、理想的な使い方になる。USB接続のキーボード・マウスに関しては使える物と使えないものがあった。具体的には、LogicoolのUnifying接続のマウスは使えなかったが、Kensingtonのトラックボールは使えた。
ここは少し注意点かもしれない。
微妙?:Nintendo Switch
まず、端子の位置が合わない。switchは端子が下側にあるが、本製品は上や側面から端子を接続する想定をされている作りなので、合っていない。外部出力する前提なので、画面が正対しなくても良いと思われるかもしれないが、端子を上にすると今度は電源ボタン下ににあるという使いにくさが発生してしまう。私は自前の接続ケーブルと、方向変換コネクタを使って、一応、端子を下にして使える状態にした。
また、自分の環境では、このドックにつなぎっぱなしにすると、Switch側がフリーズ(本体ディスプレイがブラックアウトし、何も操作できない)するという現象が発生した。
Switch用としては使えないことは無いが、相性微妙という評価になると思う。
合う:Galaxy Z Fold 2
接続するだけでDexモードが使えるのは利便性が高い。自宅でDexモードを使う必要がある場面はほとんどないかもしれないが、外出先にこのドックだけ持ち出し、PCではなくGalaxy Z Fold2で作業をする…などの用途としてありかもしれない。
使える:普通のスマホ
普通のスマホをドックに接続する理由はあまりないが、例えばSDカードリーダーを使いたい時や外付けストレージにデータを逃がしたいときなど、充電しながらデータを扱えるのは良い。
USB接続の端末と組み合わせれば利便性がよくなる
線を一本取り換えるだけで、色々な端末を使い分けられるのはドックの利点だが、そのためには、Bluetooth接続ではなく、USB接続の機器の方が相性が良いということは認識しておいた方がいい。ドック側に共用するマウスやキーボード、ストレージデバイス等をUSB接続しておき、その時使う端末に応じて 使い分けるという感じだ。
最近のキーボードやマウスはBluetoothだけでなく、2.4Ghzの無線USBレシーバー対応のものが増えたように思うので、そういうものと組み合わせると見た目的にも利便性としても良いだろう。
Switchとの相性は注意だが、スタンド角度の調節が使い勝手を広げている良い一品
今回のドックを購入して、思いの他スタンドの調節機能が良いと感じた。おかげでノートPCの設置もしやすいし、タブレットとの併用もできる。
単純なUSB-Cドックもいいが、意外にスタンド付属の製品も結構いいですよ。