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無線keyball39な「roBa」は無線化以上の恩恵がある。

この半年、トラックボール一体型分割キーボードであるkeyball39にハマって使い倒してきた。すっかり手にも馴染み、このキーボード以外では作業をしたくなくなるくらいになっていた。そのときの気持ちを書いた記事は以下。

仕事にもプライベートにも持ち運びながら使うようにしていたが、それも煩わしくなり、新たにもう一代keyballを手に入れたいと思うようになった。そんなとき、keyball39を元に無線化されたキーボード「roBa」の存在を知った。

どうせ追加ならと、このroBaを導入したところ、無線化の恩恵はもちろん、無線化以上の恩恵を感じたので共有したい。

有線+Bluetooth5台の無線接続は便利

まず、有線+Bletooth5台を切り替えながら使えるのは単純にとても便利だ。個人的には会社の端末、プライベートの端末などの数が結構多いので、一般的な3台切り替えでは足りない。それが、5台登録できるというのであれば、使用頻度の高い端末は最初から登録していて、使用頻度の低い端末をその時だけ有線接続するという使い方ができる。

5台のBluetooth接続は心強い。切り替え時も安定・高速でストレスが無い。

机の真ん中が使える

keyball39では、どうしても左右の筐体をつなぐコードが必要になるため、キーボードの間のスペースに物を置きずらい。しかし、roBaなら、左右のキーボードの間に何も置かなくてよい。これが机上の使い方としてはかなり快適度が上がり、真ん中にノートやスマホを置いたり、机上で食事をとることだってできる。ちなみに端末と有線接続をしていたとしても、左右のキーボード間をつなぐ必要は無いのもうれしい。


机の真ん中にお気に入りの電子ペーパーノートを置いて手書きとタイピングを両方進めることもできる。

zmkでのキー配列カスタムは面倒だが幅広い

keyballはremapと呼ばれるwebツール上で簡単にキーアサイン変更ができたが、roBaはソースをビルドして、ファイルをキーボード側に手動で転送する必要がある。これが正直面倒である。
ソースの修正やビルドはWebのgitHub上でできる。ビルドにあ数分かかり、ファイル転送を手動でする必要があり手間である。また、私はJIS配列でキーボードを扱うのだが、キーエディタが基本的にはUS配列の名前でキーが記載されるので、読み替えが煩わしい。さらに、remapの場合はkeyballが使えなくなる瞬間というのは無いが、zmkの場合ファイル転送時に一時的にroBaが使えないタイミングが存在する。そのため、キー配列をカスタムするタイミングだけは、最低でも別のマウスを準備しておく必要がある。
だが、こうした面倒臭さの分、設定可能なアクションが多く、個人的には特に、複数キー同時押下にキーをアサインするコンボが便利に感じた。特にtabキーはどのレイヤーでも使いたいが、割り当てられる余裕が無いキーの1つ。それを、割り当てられるのはかなり利便性が高いと感じた。

        Tabに加えてshift+tabもアサインしてどちらのタブ方向にも対応できる。

キー3つ+αが追加される恩恵は大きい

keyball39に比べ、押下できるキーが3つ追加され、さらに水平ロータリーキーも設定できるので、単純にアサインできるキーが増えたことになる。(ちなみに水平ロータリーキーは押し込みもできるので、ここにも動作がアサインできる点が良い)

追加されたキーのうち、下側のキーは親指で押しやすい位置にあるので使い勝手良い。水平ロータリーキーは人差し指で操作する感じになり、その際はホームポジションは崩れるが、意外に便利である。

このキーの追加のうち、特に下側のキーはホームポジションから親指で無理なく届き、使い勝手が良い。また、水平ロータリーキーは普段は使わないが、ボリュームコントロールやマウスホイール、拡大・縮小等、ホイールを動かすという動きと直感的に合わせられるものとの組み合わせが良い。
水平ロータリーキーにマウスホイールを割り当てる方法は Naoki|電電猫猫 さんを参考にしてうまくいった。感謝。以下記事の「キーマップ」の章を参照。

Keyball39使いであれば、roBaもハマりそう

当たり前だが、キーボード自体の大きさやキーの配置等は共通。

今回「roBa」キーボードを使ってかなり満足した。keyballに比べ、zmkでのキー配列カスタムは確かに面倒だが、それ以上の恩恵があった。keyball39使いであれば、すぐに移行可能なので試してほしいが、2024年12月現在入手が難しそう。以下BOOTHの販売ページはあるが、在庫なし。欲しい人は入荷お知らせを設定して待ちましょう…。


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