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モンベルのゴアテックス防水レインウェア(ストームクルーザージャケット)を6年間普段使いした

「長く使えるから少し高いものを買う」といった考え方がある。けど本当に長く使えるのか、長く使った結果、どのくらい劣化するのか情報はあまりない。
自分の持ち物のうち、長く使っているものがどうなったのかを紹介したい。今回は、6年間使用してきたモンベルのゴアテックス防水レインウェアの「ストームクルーザージャケット」だ。

少し光沢感のある、防水レインウェアである。6年間不自由なく使っている。

利用シーン、頻度

雨の日や、秋・冬の防寒として使用してきた。薄くて防水・防風かつ、折り畳めばかなりコンパクトになるので、使い勝手がとても良い。とりあえず天気に不安があれば持っていくというスタイルだ。基本的に他の雨具は持っていないこともあり、かつ通勤で持ち出すことも多かったため、使用頻度はそれなりに高い。年間50日以上は使っていると思う。

丸めると、600mlペットボトルより2周り大きいくらいの大きさになる。天候に不安があるときなど、気軽に持っているコンパクトさなのが良い。

お手入れ方法

最初の3年は、手入れの回数が少なく、また手入れの方法もわからなかったので、20回ほど使ったら、手洗いして日陰で干すということをやっていた。
ただ、後にゴアテックス製品は、汗や皮脂がついたら早めに洗う必要があることや、乾燥機で熱を加えることで撥水性能が復活することを知り、後半の3年は、3回ほど使ったら洗濯乾燥機に突っ込み、洗濯から乾燥までやりきってしまうという手入れ方法に変わった。
洗濯乾燥機を持っている人であれば、お手入れが簡単なので実はゴアテックス製品はおすすめだったりする。

取り扱いタグを見ると高温乾燥対応であることがわかり、洗濯乾燥機であれば洗濯~乾燥までやりきってしまえるので楽である。

劣化具合

外側

外側の劣化は比較的少ない。元々の素材感はそのままだし、汚れも付きにくい製品なので、ぱっと見はきれいだ。チャックやドローコードの劣化も見られない。このあたりはさすがアウトドアブランド製といった感じ。
ただ、さすがに少し袖口は黒ずんでいる部分はあるし、転んだときに傷がついてしまった部分はある。

袖口は少し黒ずんでいるが、それ以外には目立った汚れは無い。
アウトドアでも使っているので、物理的に傷ついた部分はある。ただ全体的に傷もつきにくい素材だと思う。

内側

外側に比べて内側の方がダメージが大きいように見える。皮脂や汗を含んで黒ずんでしまって居場所が結構ある。これは、当初お手入れの頻度や回数が少なかった影響と思われる。また、この皮脂や汗で黒ずんでしまった部分を中心に、防水シールがはがれ始めており、こういう面でも、この商品は高い頻度で洗った方が良かった製品だと感じる。

襟元の生地のうち、黒ずんでいる部分があるのがわかる。これは、首や顔が直接当たる部分のため、皮脂や汗で汚れて劣化してしまった部分だ。
このように防水シール(シームテープ)がはがれ始めている部分が複数箇所あった。皮脂や汗を吸った部分を中心にはがれているように見える。このような意味でも皮脂や汗が付いたらこまめに洗うようにした方が良い。

結論として買ってよかった。ただ、お手入れの大切さも痛感。

今回6年間使ってきたモンベルのゴアテックス防水レインウェア(ストームクルーザージャケットの状態確認をしてみた。6年間不自由なく使えたのは、やはりアウトドアブランドのそれなりに高い製品だったからと感じる。
一方、さすがに劣化している部分があるのは否めず、洗濯の頻度を上げるだけでもっと軽減できたかもと後悔する部分もある。
引き続き使い続けたいと思えるほどのお気に入り製品ではあるが、今後、同様の製品を買ったら最初からしっかり洗濯するようにしたい。
高級ゆえにお手入れが大変というものが世の中にはたくさんあるが、防水ゴアテックスのレインウェアはそうではない。洗濯乾燥機が家にあれば普通に洗って乾燥まで回せばいいのだから、乾燥できない他の服よりよっぽど手入れは楽だ。
ということで、耐久性やお手入れの簡単さも含めて、中途半端なレインウェアを買うよりは、ちょっと高くてもアウトドアブランドのゴアテックス防水レインウェアを買うのはおすすめだ。






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