Gateron mini i キースイッチは優しいコトコト タクタイルで良い
タクタイルキースイッチが好き
自分はメカニカルキーボードのキースイッチとして、リニアもしくはタクタイルキースイッチが好きで好んで使っている。直近ではTecsee Medium タクタイルという少し背の低い静音タクタイルキーを使っていた。今回、Geteron mini iキースイッチ(タクタイル)を新たに購入して使ってみたので、現在手元にある他のキーとの比較をしていきたい。
結論:コトコト音も含めてタクタイルが好きならおすすめ
コトコトとした音が少し大きめで、その音も含めてタクタイルを楽しめるならおすすめ。通常のタクタイルはある閾値を超えると、スルッとキーが下がる感覚が特徴だが、このキーはその閾値がなだらかというか、少し遊びがある感じある。それが優しめのキータッチにつながっており、心地よい。それでいて、音を含めたタクタイルの気持ちよさも備わっており、少し不思議な感覚がある。本当に静かな環境で使うには少し気が引けるが、周りで話し声が聞こえるような職場なら問題ないだろう。
Tecsee Medium タクタイルと比較すると、タクタイル感の違いが判る。
最近の一番のお気に入りのTecsee Medium タクタイルとの比較。Tecsee Medium タクタイルの大きな特徴として、キーの背が低いということがあるが、それ以外の部分で比較する。まず、Tecsee Medium タクタイルの方が圧倒的に音が静か。いわゆる音としてのコトコト感はあまりなく感触がオーソドックスなタクタイルという感じ。それに対して、Geteron mini iは音の心地よさが圧倒的。また、タクタイル感の違いも前述の通り。Tecsee Medium タクタイルは、ある閾値を超えるとかくっと抵抗が無くなり押し込める形だが、Geteron mini iはその閾値がなめらかという感じ。同じタクタイルでも、結構違うなという感想。打鍵感としてはTecsee Medium タクタイルも捨てがたいという感じだが、コトコト音はGateron mini i の方が好み。
HHKB Studio キースイッチと比較すると、やっぱり音がよいと思う。
HHKB Studioのキースイッチも個人的にはかなり気に入っている。HHKB Studioキーと音を比べると、HHKB Studioキースイッチの方が、音が低く、静音でのスコスコという感じ。個人的には、Gateron mini i くらいはっきりとしたコトコト音が聞こえる方が好みである。打鍵感はHHKB Studioキースイッチが軽めなこともあり、結構違って比べられる物ではないと感じる。とはいえ、Geteron mini i はタクタイルとしては少し優しい(硬さが少ない)ところもあり、HHKB Studioとの差が少なめ(タクタイルの中ではリニアより)だなぁとリニアなHHKBと比べることで感じた。
Gateron G Pro 3.0 Brown比較すると、音の傾向は似ているが、より上品に感じる。
G Pro 3.0 Brownこちらはリニアで、それなりに音が大きいタイプだが、G Pro 3.0 Brownはカチャカチャとした音、nimi iはコトコトとした音で、こちらの方が上品に聞こえる。結果、打った時の気持ちよさはmini iの方が上と感じる。
Cherry MX Silent Redと比較すると、跳ね返りの違いが気になる。
Cherry MX Silent Redは静音なので、音に違いがあるのはもちろんなのだが、Cherry MX Silent Redは跳ね返りが大きいのが気になった。(今まで比べたことが無かったのでわからなかった)個人的には、跳ね返りは少ない方が好みだったようで、今回のmini iの方が良いと感じた。
比べてみると、より良さが分かってきた
触った瞬間、「いいな!」と感じたキースイッチだが、比べてみることで、他キースイッチと比べてもより自分の好みであることがわかった。しばらくは、Geteron mini i を使いこんでいきたい。