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ポピーザぱフォーマーを深く考えてみる

小学生の頃、狂ったように見ていたアニメがあったことを思い出した。

そうポピーザぱフォーマーなのだ。
奇妙なピエロとお面を被ったケダモノがちょっと過激な日々を過ごすお話なのだが、

ふとしたきっかけで「ポピーTheクラウン」という主題歌を聞き直したのをきっかけにまた見返した。

大人になって見るポピーザぱフォーマーもあの頃と同じようにシュールな面白さと奇想天外さにクスッと笑いながらも、次の展開のワクワクに胸躍らせる少年心を思い出させてくれた。

ただ同じように見てもせっかく大人になったのだから、新しい視点を持って見てみようと思う。

最近、ポピーザぱフォーマーにどこか共通点を感じる3Dアニメーションを発見した。アメイジング・デジタルサーカスなのだが、こちらも主人公はピエロであり、どこかカオスの中に存在する秩序が心地良さを感じさせる。

しかし、このふたつの作品には異なる点が多く存在する。まずは全体の雰囲気で言うと、ポピーザぱフォーマーは陽気かつ残酷でグロい描写、いわゆるシュールな画がほとんどでギャグ展開なため、まるで過激なトムとジェリーを見ている気分になる。

しかし、アメイジング・デジタルサーカス(1話)は最初から最後まで不穏な雰囲気で、キャラ自体はポップな印象を感じるが、どこか不安を煽るようなストーリー展開である。そもそも設定自体に謎が多く、考えさせられる時間長い。

このふたつを対照にしてみると、ポピーザぱフォーマーのテーマは命の軽さにあるのではないかと考える。時には不気味に感じるが無垢な気持ちで見ると少しスパイスの効いたギャグアニメとして見ることが出来る。アメイジング・デジタルサーカスは死ぬ事ができないまるで精神世界に幽閉された様に感じ、見てる側としても主人公に同情して、苦しい展開が続く。

こう見るとどちらもホラーコメディに分類されそうだが、テイストが全く異なるのが面白い。

カオスの中の秩序は自分の人生観にも大きく影響を与えているはずなので新しい作品をまた散策しに行くとしよう。





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